2018/10/25 11:56:36(thILKCvC)
美冬とは、和也、萌夏と揃って、美冬たちの家のある駅から3駅離れたイタリアンレストランで顔合わせした。美冬は紺のスカートに白のブラウス。中学の制服だ。萌夏もグレーのスカートとブラウス。萌夏は和也のとなり、美冬は俺のとなりに座った。この駅をえらんだのは、ショッピングセンターでもなく、同級生に見られないため。萌夏が、和也に顔を近づけ、「パパ、あたしカルボナーラが食べたい。」美冬の驚いた顔。さらに二人がテーブルの下で手を繋いでるのに気付いたらしい。
「美冬は?」和也が問いかける。「あ、これ、、、」メニューのクリーム系のパスタを指差した。
饒舌な萌夏に対し、おとなしい美冬。緊張しているんだろう。「萌夏、はい」「あ、パパ、ありがとう。」5千円のおこずかい。「今日は、美冬を連れてきたからね。」俺も美冬に「はい、お姉ちゃんより少し少ないけど」3千円のおこづかい。
あっさりお金を稼ぐ方法が知った中1の女の子。夏休みでお金がかかること、俺にとっては本当に好都合だった。お金の面だけでなく、萌夏の存在、萌夏が少し先を経験していくから、「あたしも同じように」って思ったはず。女の子のいろいろな初めてを躊躇しながら、怖がりながらも、お金と強引さで手に入れた。