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2014/03/01 10:29:36 (1XnaD1rC)
祭りのあと、初めて宴会に呼ばれてはいたものの、話し相手もおらず、手持ち無沙汰だった。
小さな頃から知っていた近所のおばちゃんに聞かれた。
「幾つになったの」
「来年受験だよ」
「ふぅん。それじゃあ今年からでもいいんじゃないの?」 とおばちゃんが母ちゃんに言った。
言っている意味がわからなかった僕は黙っていると、母ちゃんは 「ダメよ、カズはまだ子供だから」 と言った。
おばちゃんも「そうか。そうね」と言って、二人して笑っていた。
それから料理だけ食べて僕は家に戻っ た。

それから一年経った高校生になった。
集会場に入ろうとした僕を入り口で待っていたおばちゃんが声をかけてきた。
「ねぇ、カズちゃん。あんたに話しとかないといかんことがあるんだけど…」
「?」
「いいから、ちょっとおいでか」 そういっておばちゃんの家へ行った。
「カズちゃんは今年も宴会に行くんでしょ?」 とおばちゃんが言った。
去年のことがあったのでそんなに行きたくなかったけど
「うん」
と答えるとおばちゃんは一瞬表情が変わって
「カズちゃんも大人になったから…宴会の時に誰がいいか選んどき」
と微笑みながら言った。
「…あんたは知らんかったと思うけど、宴会が終わってから今夜は誰を誘ってもい いんやで」
「…誘うって」
僕が呟くように言った。
「誘えば今日来てる人なら誰とでもエッチできるんよ…」
とおばちゃんは言った。
どう言っていいかわからずまごついていると
「カズちゃんは童貞?」
と小声で聞いてきた。
おばちゃんはわかってるよ、という風に勝手に頷くと
「村のみんなはわかってるから…誰でもカズちゃんなら喜んで教えてくれると思うから…」
「もちろん私も宴会には出るから私でもいいからね、カズちゃんが良かったら」
そう言うとコロコロと笑った。
「大丈夫やて。心配せんとおいで」
そこまで言うと先に行ってるからとおばちゃんは出ていった。
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5
投稿者:(無名)
2014/03/16 23:17:04    (V8a9e2U5)
ま、結論言えば…、

妄想ならコメントどおりで、続きなし!が実体験なら主の一人勝ちやな。
4
投稿者:(無名)
2014/03/14 21:07:58    (r5Ty/h9k)
続きよろしく~。♪
待ってますよ~。
3
投稿者:(無名)
2014/03/02 16:33:12    (1ZyUHnqs)
そんな妄想作り話なんか書くなや!結末を見る気もせんわい。情けないインポ野郎じゃな。
2
投稿者:カズ ◆g.MrtWgOoA
2014/03/01 10:44:24    (1XnaD1rC)
集会場では宴会が始まった。
「おいっ!!」 後ろから大きな声で話しかけられて驚いた。 いつも元気なおじちゃんだった。 既にビールでも飲んでいるのか酒臭い。
「大きくなったなぁ。今年から高校生だろ?勉強ガンバレよ」
それだけ言うとまた大広間に行ってしまった。
すると入れ替わりでやってきたおばちゃんにめざとく見つけられ、
「あらぁ、カズちゃん。品定めしてるのぉ~?」
と白々しい声で言われた。
女性に聞こえる声で言ったので少し図星を突かれた僕は焦って顔が紅くなり何も言えなくなってしまった。
女性はおばちゃんの言葉と僕の反応を見てはじけるように笑いだした。
「やぁだぁ~!ゆみちゃんてばぁ」
「もぉ~~!カズちゃんみたいな若い子が私らみたいなおばさん選ぶわけないでしょ~?」
「でも、カズちゃ~ん。カズちゃんが良かったらおばさん達みんないいのよぉ?」
次々に軽口が飛び出して笑い声がどんどん大きくなる。
立ち尽くすしかなくなってしまった僕を見かねたのか煽った張本人のおばちゃんが
「あんまりからかわんといてね。カズちゃんお初なんだからあがっちゃってるのよ 」
と言った。
ゴメンねぇ~、なんて笑い顔のままおばさん達が謝ってくるのを頷きながら僕は広間に逃げ戻っていった。

広間に若者は僕くらいしかいなかった。
30代にしても数えるほどで、女性で最年少でも、おそらく30過ぎのおばちゃんくらいだろう。
村の20代以下は就職・進学のため出てしまっているのだ。
酒が進むにつれて集会場の大人たちは少しずつ減っていった。
遠い席に座っていた母ちゃんも何人かの男たちに進められるままにビールを飲んで頬を紅くしていた。
そして、母ちゃんの姿も気づけば途中で見えなくなっていた。
もう家に戻って寝てしまおうと玄関にそっと向かうとおばちゃんが仁王立ちで待っていて驚いた。
「こらっ。こんな日に一人で寝るんかい!」
酔ったおばちゃんの声は大きい。
思わず広間から人が見に来ないか様子を伺う。
「叔母さんが教えたったいうのに…ホンマカズちゃんて、子供だよ」
あまり逆らわないほうがいいと思い小さな声で「すいません」と謝る。
「まぁ、ええわ。カズちゃん捕まえたしなぁ」
一瞬意味が理解できないと
「家行こか…カズちゃん」と言った。
酔っているのは演技だとその声のトーンでわかった。
そのまま靴に履き替えて暗い夜道を二人で歩いて戻った。
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