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運動会で雪解け、その後は。
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:運動会で雪解け、その後は。
投稿者: タカくん
僕の近所に、昔から『内田さん』という家族が住んでいます。僕と同じような年の男の子がいて、子供同士よく遊んでいました。
しかし、父親同士がいまいち仲が悪く、特にうちの親父は、内田のおじさんと話をすることなどなかったそうだ。
遊んでいた男の子とは中学で離ればなれになり、子供同士が遊ばなくなると、更に内田さんの御家族とは無縁になっていったのです。
その後も、母同士はお互いの旦那さんを気にするようにしながらも、なんとか世間的な会話は続けていたようです。
ですので、僕がおばさんに会えば、会釈だけではありますが、ちゃんと頭を下げてくれて、笑顔で返してくれるのです。

あれから20年以上が過ぎました。僕は32歳になりました。僕の父も内田のおじさんも、もうこの世にはいません。
それでも、うちの母とおばさんはどこか遠慮をしあっている、そんな感じです。

去年の春。日曜日に行われる、町内会の運動会に駆り出されました。前日の土曜日から、テント張りや、ライン引きなどの準備にも参加をします。
御近所といっても、僕にしてみれば知らない方ばかり。知っているのは、それこそ内田のおばさんくらいなのです。
20年以上ぶりに、おばさんと話をしました。突然に声を掛けてくれた僕に、笑顔で答えてくれます。20年前と全然変わらない、雰囲気を保っていました。
結局、頼る人がいない僕は、この日一日おばさんと行動を共にするのです。

『昔から知っている、ただの近所のおばさん。』、ずっとそう思って来ました。物静かで、おとなしそうなところは、昔と全然変わりません。
派手さを好まず、地味な服を着たイメージがあります。しかし、この日は動きやすいように、Tシャツにジャージ姿。
こんなラフな格好のおばさんは、初めて見たかも知れません。少し、若く感じます。

『タカくん!』、20年ぶりにそう呼ばれました。今、僕をそう呼ぶ人は誰もいません。20年間時が止まっていたため、おばさんにはまだ『タカくん』なのです。
『はい!』と返事をして、駆け寄ります。そう言われた僕も、おばさんの前では子供なのです。
ところが、おばさんの口調が違います。それは、もう僕を大人として話をして来るのです。32歳の男ですから当然なのですが、おばさんの態度に少し戸惑ってしまいます。
その日半日、内田さんとずっと一緒でした。普通に優しい、素敵な方でした。どうしてこんな方と20年も疎遠になってしまっていたのでしょう。後悔です。

夕方になり始め、準備も追い込みに入ります。この日、偶然ペアのようになってしまった僕と内田さんは、この時間になっても一緒に行動をしています。
いつからか、僕は内田さんの顔や胸ばかり見ていました。ただの近所のおばさんだったはずなのに、意識をし始めていたのです。
少し大きめの顔ですが、よく見れば普通に美人顔。物静かで、しとやかな振る舞い。普通に『いい女。』なのです。63歳のおばさんが気になっていました。

日曜日の運動会当日。基本、裏方の僕も、人数が足りない競技には参加をさせられます。おじさんおばさんが主流の中、競技は進みます。
内田さんも、もちろんこのおじさんおばさんの中の一人です。走って頑張っている内田さんの姿を、いつの間にか目で追っていました。
綱引きでは同じチームになり、素早く彼女の近くに行くと、『タカくん、頑張ってよー。』と声を掛けられ、バカな僕は頑張ってしまうのでした。

その日の夜、関係者だけで打ち上げが行われました。運動会の準備に携わってくれた方の一部が参加をしています。
『おばちゃん、一緒に座ろ?』と内田さんに声を掛けました。この二日間はペアになったような感があるので、おばさんも当然のように隣に座ってくれます。
途中からずっと二人で話をしていました。『空白の20年はなんだったのか?』と思うくらいに、二人で話し込んだのです。
おばさんに酌をされながら、とても気分のいい時間を過ごさせてもらいました。

『おばちゃん、こんにちわぁー。』、自宅で内田さんが営む小さなお店に入ったのは、これも数十年ぶりのこと。
運動会でおばさんと仲良くなったのをきっかけに、僕がお店を訪れたのです。普通なら、微妙な顔を浮かべたかも知れません。
しかし、『この前はどうも。』と僕に笑顔で答えてくれます。僕が店内にあったイスにどっしりと腰をおろすと、おばさんもそれに備えました。
『たいした用はないが、自分に話をしに来たのだ。』と察知をしたようです。
おばさんは、終始笑顔でした。僕と仲良くなれたことで、うちの家との不仲の解消の突破口になるかも知れないと、期待があるのかも知れません。
その後も、僕は数回この店に通います。よくよく見ていく内に、おばさんの美人顔がとても気になり出したのです。
仕舞いには『内田のおばさんって、めっちゃ綺麗くない?』となっていくのです。


きっと、もうバレていました。僕の男の部分を、おばさんは気づいていたと思います。僕は焦りからか、気づかない内におばさんにアタックをしていたのです。
その焦りのような男の部分を、きっと見抜かれていました。おばさんは、決してどんな小さな誘い文句にも乗って来なかったのです。
2018/02/17 16:07:09(od2hXEH4)
2
投稿者: タカくん
結婚も考えないといけない32歳が、60歳過ぎた女性に熱をあげていました。ここ数年、彼女がいなかった僕は少し歪み始めていたのかも知れません。

内田さんは車の免許がなく、自転車もほとんど乗っている姿も見掛けないため、毎日の買い物は歩いて、近くのお店や八百屋で済ませているようでした。
その姿は、何度も見ていますから。そこで思い切って、『なんか買い物ない?あるんだったら、車出すよ。』と言ってみたのです。
もちろん、断られました。下手な誘いには、乗って来ません。ところがそれから数週間が経った頃、『ちょっとだけ、お願いしていい?』と乗ってきたのです。
それは、家電量販店でした。何か見に行きたいのだと思います。もちろん、そこで約束を交わします。

しかし、おばさんにも考えがあったのだと思います。1つは、僕の誘い。全部断っていたため、さすがにおばさんも『なんか悪い。』と思ったのでしょう。
もう1つは、やはり我が家との確執問題。せっかく仲良くなり始めた僕と疎遠になるのは、マイナスと考えたのだと思います。

おばさんと家電屋に向かいます。相変わらずの地味な服装でした。それでも、おばさんを隣に乗せているので、場を和ますため僕は一人で話をしていました。
結局は何も買わずに帰ってきたのですが、間違いなくおばさんとの距離は縮まりました。僕には、実感があったのです。
読み通りでした。おばさんも気を許し始めてくれていて、その後も出不精なおばさんを、何度か外に連れ出すことに成功をするのです。
クリスマスにはケーキを買って訪れ、数十年ぶりに内田家の中に足を踏み入れました。おばさんの気持ちの変化も僕は感じていたのです。

大晦日。正確には、正月が開けた深夜。僕はおばさんのお店のシャッターの前でいました。シャッターが少しだけ上り、厚着をしたおばさんが出てきます。
『いこ?』と言って、僕の車に乗り込むと、車はとある場所に向かいます。僕はこの日、初日の出に誘い出すことに成功をしたのです。
内田さんも、もう40年以上見たことがないと言っていました。むかし見た思い出が甦ってきたのか、誘いに乗ってきたのです。
おばさんもこの頃になると、自分を連れ出してくれる僕に、少し気持ちが揺らいでいました。
おばさんの出不精は性格ではなく、ただ連れ出してくれる人がいなかっただけなのです。見たいものは、彼女もちゃんとあるのです。

近くの小さな山登りが始まりました。おばさんの記憶では、昔かなりの人が登っていたそうですが、すれ違う方は数人しかいません。時代なのでしょう。
『あぁ~、ちょっと休ませて。』、かなり我慢をしていた様子の彼女が、ついに弱音を吐きました。美人なお顔ですが、60歳です。無理もありません。
僕も結構苦しいのですが、彼女を前に強がって平気な顔を作ります。それを見た内田さんは、『タカくん、しんどくないの?』と言ってくれるのでした。

300mほどの小さい山でした。山道もちゃんと整備をされています。しかし、山登りなど馴れていないため、あとどのくらいなのかが分かりません。
内田さんも、そろそろ本気で辛そうです。少し登っては、息を整えます。初めて手を握ったのは、その時でした。
『ゆっくりいきましょ?』と彼女の手を握ったのです。そっと握ったはずの手は、登り始めるとしっかりと握り始めていました。
更に彼女がとまった時、背中や腰をマッサージのように押して上げたりして、二人の距離が縮まっていくのを感じるのです。
頂上に着く頃には、人の姿も見え始めます。僕は内田さんの肩を持ち、抱えるように登っています。ほとんど、恋人のように抱き締めていたのです。


18/02/17 16:53 (od2hXEH4)
3
投稿者: あ
とても良い感じなので読ませてもらいました
是非続きを読ませてほしいです
宜しければお願いします。
18/02/18 13:14 (TTBSgEDu)
4
投稿者: あ
タカくんと内田さんの進展が読めば読むほど
色々想像しています、続きを読みたいですね。
18/02/18 13:23 (TTBSgEDu)
5
投稿者: い
60歳?63歳?
18/02/18 14:30 (t14pWRoo)
6
投稿者: タカくん
内田さんは40年ぶりと言っていましたが、僕も15年以上も初日の出など見ていません。大洋が登り始め、数組のカップルと御家族の姿のもみられました。
きっと、内田さんが最年長と思われます。みなさん、それぞれいろんな思いを持ちながら、初日の出を楽しんでおられました。

内田さんは、しばらく眺めていました。若い方は早々に下山を始めてしまい、僕達はかなり経ってからの下山となります。
僕は、彼女の手を離しませんでした。登山中のスキンシップで、内田さんも僕が触れるのにも馴れてくれたようで、当たり前のように手は繋がれたのです。
時には肩に手を掛けて、コートの上から抱き寄せるように降りていくのです。

登るのにあれだけ時間が掛かったのに、降りるのはあっという間でした。車に乗り込むと、あれだけ触れあっていたのが嘘のように、距離が出来てしまいます。
あの場だから出来た、何でもありの雰囲気は、車に乗ったことで崩れてしまうのでした。

駐車場に車を停め、内田さんのお店の前に付きました。また小さくシャッターが上げられ、内田さんがそれをくぐります。
『ここでお別れ。』といった雰囲気になるのが怖くなった僕は、彼女の後を追ってくぐったのです。目の前に彼女がいました。
まさか僕が入ってくると思っていなかったのか、少し動揺が見えます。僕は手を伸ばして、シャッターのスイッチを押しました。
後ろのシャッターが降り始め、薄暗いお店がますます暗くなっていきます。内田さんは何もなかったかのように、お店の奥にある家の方に足を踏み出しました。
その瞬間、厚着のコート姿の彼女を後ろから抱き締めるのです。
細い内田さんもコートが厚着のため、僕の手は彼女の身体を回りきりませんでした。それでも、しっかりと引き寄せるのです。
内田さんは、困った顔を見せてはいました。しかし、慌てようともせず、立ち止まっているのです。

真面目な、この方らしい対応でした。自分の意見を主張することなく、常に聞き手の彼女。亡くなった旦那さんも真面目そうな方でした。
バラエティー番組など観ない、ニュースばかり観てそうな家庭と想像をしていました。うちと違い、バカみたいな話などしない家庭だったのでしょう。
この女性もそんな家庭に嫁いだのです。長年染み付いた真面目さが、抱き締めた僕から慌てて逃げるという行動をさせなかったのです。

後ろから抱き締めたのはいいが、リアクションの薄いおばさんに僕も困りました。人形を抱いているのと同じなのです。
僅か10秒ほどのことでした。進展のないお互いに覚めてしまい、おばさんは僕の手をすり抜け、家の方に上がってしまうのでした。

18/02/18 18:32 (Vft/r6vT)
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