私はその中から同じ兵庫県で既婚者である43歳の男性のコメントに共感しました。

「初めまして。まだ見ぬ素敵な女性。沢山の方からコメントを頂いているようで私のコメントなど気にも止めずにされるかもしれませんが、もし目が止まりましたらお読みいただけたらと思います。」

コメントの出だしがとても丁寧で謙虚さが文字から滲み出ているのがとても共感出来た。

「私もそれなりに女性との経験を積んで参りましたので、あなたを快楽に導けるよう努力したいと思いますが、その前にまずあなたと信頼関係を結ぶことが大切だと思っています。今すぐ調教をお願いしますということでしたら、辞退させていただきたいと思います。まずはお食事でも一緒に行きませんか？私のメールアドレスを記載しておきます。お返事いただけると嬉しく思います。直哉」

この丁寧な文章を書いている人はどのような人だろうといった興味がふつふつと湧いてきました。

私はこの直哉という人に早速コメントを返し記載されていたメールアドレスにも同じ文章を送りました。

するとすぐに直哉さんからお返事が届きました。

「私は夢を見ているのでしょうか？文面からとても優しそうな素敵な女性だと思っていましたので、私のような年上には興味を持って頂けないと思っていました。今はまさに天にも昇るような気持ちで舞い上がっております。お返事を頂きましたということは、私から調教を受けても良いと思われたということでよろしいでしょうか？お返事お待ちしております。直哉」

やはりすごく好感の持てる人だと思い、他の方には申し訳なかったのですが、この人に私を淫らになるよう調教をお願いすることにした。

「お返事ありがとうございます。では、私も精一杯あなたを調教して淫らで気持ちの良い世界へとご案内出来るよう努めさせて頂きたいと思います。申し遅れました。私は坂本直哉と申します。あなたのことは何とお呼びしたらよろしいでしょうか？」

「直哉さん。こちらこそ、初めてのことで不安や緊張で心が押しつぶされそうですが、直哉さんがお持ちのテクニックで私を調教したください。私は三島ちひろと言います。ちひろと呼んでいただけると嬉しいです。では、いつから調教となりますか？私の方は平日の9:00～18:00までは予定が入っていない限り空いております。直哉さんのご予定はいかがでしょうか？ご連絡お待ちしております。」

私の方から催促するような内容を露骨に書くとなんて女なのだと思われてしまうので、出来る限り丁寧な対応を心がけました。ただ、こうしてメールをやり取りしているだけで何だか私の身体はものすごく熱くなっていきました。

「拝見したメールで18:00までとありましたので今日はもう難しいと思いますので、明日はいかがでしょうか？それとちひろさんのお住まいはどちらになりますでしょうか？私はJR元町駅のすぐ近くに住んでおります。ちひろさんがお近くにお住まいでしたら、周りの目も気になるかと思いますので場所を変えたいと思いますがどうでしょうか？」

「明日で大丈夫です。そんなに早くにお会いしていただけるのですね。そう考えるだけで私は胸がドキドキしてきました。本当にこういうことは初めてですので、どうしたらいいのかわかりません。私が不安にならないようにエスコートしていただけると嬉しいです。私は北の田舎に住んでおりますので都会に行けるのは嬉しいです。明日何時頃だと大丈夫でしょうか？私は三宮まででしたら1時間ぐらいで着きますので、10時以降なら大丈夫です。」

「それでは11時に北野にあるコーヒー店で待ち合わせということはどうでしょうか？ちひろさんがこちらの土地の人でなく良かったです。これならば安心してお出かけすることが出来ると思います。それと、友人が開いている寿司屋がありますのでお昼はそちらはいかがですか？それとも食べたいものがありましたら、遠慮なくおっしゃってください。」

「場所の件承知しました。都会だと知り合いに出会う可能性も低いので大丈夫です。お昼いいのですか？お寿司大好きなのでとても楽しみです。それでは明日11時に北野にあるコーヒー店でお待ちしております。こんな私ですけどよろしくお願いします。あと、容姿やスタイルなど気に入らない場合は素直に言ってください。」