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寝取られからの恋
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:寝取られからの恋
投稿者: てんてん
「ああっ、カズヤ、、イイッ!もっとぉ、、、」
「ノリコ、、、ううっ、、俺、もう、、、」
男に跨がり、幼げな顔立ちをした女が腰を振っていた。
顔に似合わない、高校2年とは思えないFカップの豊乳をユサユサ揺らしている。
高校生離れした見事な肉体だった。
「わたしもよ、、、ああん、来てぇ、、、」
カズヤが下から力強く突き上げてくる。
「ノリコ、出すぞ!」
「アッ、んんっ、、ダメぇ、わたしもイク!イッちゃう!」
背中がのけ反り、達していた。
「ああん、カズヤの、、、ドクドクしてるぅ、、、」
カラダを震わせながら男にもたれかかる。
もちろんゴムは着けている。
心地良い絶頂の余韻に浸りながら横になっていた。
やっぱりセックスって、すごく気持ちいい、、、
「やっぱ、お前の胸、、最高だよな、、、」
すかさずカズヤの手が伸びてきて、ノリコの乳房をイタズラしてくる。
ノリコは胸だけじゃない、顔だって自信がある。
みんなにカワイイと言われる。
あどけない顔立ちと大人顔負けの体付きのギャップが自分の魅力だと思っている。
だから胸を褒められるのは悪い気がしない。「もう、、、、カズヤ、、そんなにわたしの胸が好きなの?」
「ああ、、カナのもまあまあだけど、、、ノリコの方がずっと上だ、、、」
カナはノリコの親友で、しかもカズヤの恋人だ。
とびきりの美人でスタイルもいい。
罪悪感が胸をかすめるが、それよりも優越感をくすぐられる。
美形さではかなわない友人の鼻を明かせた気分が心地良い。
「なあ、ノリコ、、、タカヒロなんかと別れて、俺と付き合えよ、、、」
幾度となく言われた言葉だ。
「だから、それはだめと言ってるでしょう、、、わたしはタカヒロが好きなの、、、それにアナタだって、カナがいるじゃない、、、わたし達は秘密の関係、、、みんなに気付かれずにセックスを楽しむ関係、、、その約束でしょう?」
「そうだけど、、、俺、やっぱノリコの方がいい、、、ノリコの方がずっと好きだ、、、」
そこまで言われるとやはり嬉しい。
周りを裏切っている罪悪感はあるが、親友を出し抜いて、その恋人からそれ以上の好意を寄せられ、自分の恋人の目をかすめながらの浮気はノリコの自尊心を満足させてくれる。
そう、ノリコにも恋人がいる。
山田タカヒロ。
長身で細身の体付き。
童顔で爽やかな顔立ちのイケメンだ。
優しく穏やかな性格で、学業もスポーツもトップクラスだった。
女子だけでなく男子からも慕われ教師からの受けもいい。
文句なしの学校の人気者だった。
ノリコは1年のとき同じクラスになり、すぐに恋に落ちた。
高校で仲良くなったカナとエリを誘ってタカヒロに接近した。
友達関係を深めていきながら、積極的にアプローチをして、半年前から交際を始めた。
カナとエリもタカヒロに気があったのは気付いていたが、それを時には利用し、あるいは出し抜いて、ついには彼女の座を手に入れた。
なりふりは構わなかった。
とにかくタカヒロを誰にも取られたくなかった。
それぐらいタカヒロが好きだった。
二人は表面上は快くノリコを祝福してくれた。
カナはとびきりの美人でスタイルもいい。
優しいが正義感が強くはっきりとものを言う性格だ。
エリもかなりの美形だ。
何しろ色気を感じさせるタイプだった。
背は高くは無いが大人びた雰囲気を持っていて口数も多くはない。
それでいて1番辛辣なことを口にすることがあった。
そんなエリはタカヒロの中学からの親友のミツアキとも特に仲がよくなった。
二人とも隠れオタクで気があったようだ。
ただそれは男女の関係ではなく、友人の枠を超えるものではなかった。
ノリコがタカヒロと付き合い始めても、五人の友情は変わらず、いつも一緒に行動するようになっていた。

つづく


2024/03/25 14:56:36(bUm2m4W6)
17
投稿者: てんてん
浮いた存在になっていたノリコだったが、カナだけは違っていた。
カズヤを仲間に引き入れた負い目を感じているようだった。
しかし、以前のように戻った訳では無く、ただそれとない会話を交わす。
ただそれだけでもノリコは救われた気持ちになっていた。
そんなカナから夜電話があった。
カナから電話を受けるのはあの件以来初めてだ。
カナの声は少し上擦っていて、嬉しさを隠しきれない様子だった。
「ねえ聞いて、、、わたし、今日、、初めてイッタの、、、」
「えっ、、、それって、、、」
突然切り出された話の内容に戸惑いを感じる。
「彼の腕の中で、、、訳の分からないぐらい気持ち良くなって、、、あんなの初めてだった、、、」
相手は誰?
すぐにそれが気になった。
カズヤ?
まさか、そんなはずはない、、、
別れたし、今では心から嫌っているはずだ。
まさか、、、聞くのが怖い、、、
「ノリコは知っているでしょう?セックスって、、、こんなに気持ちいいんだね?わたし、、、本当のオンナになれた、、、本当に好きな人とスルのって、全然違う、、、それに彼、、スゴかった、、、何度も続けてシテ、イッパイ、イカされたんだよ、、、アイツなんか比べものにならないぐらい素敵だった、、、わたし、彼のこと、、、もっと好きになっちゃった、、、」
ノロケ話を素直に受け入れることが出来ない。
ノリコは抑えきれずに口にした。
「相手は、、、誰なの?」
「それは、、、言えない、、、二人だけの秘密なの、、、」
思わせぶりに応えるカナの幸せそうな声がしゃくに触る。
「誰かに聞いて欲しかったんだ、、、ごめんね、突然、、、じゃあね、ノリコ、、、」
言いたいことだけを告げられ電話は切られていた。
目の前が真っ暗になる。
相手はタカヒロだ、、、
あのカナがそんな簡単に他の男を好きになるはずが無い。
タカヒロの初めてを、、、カナに奪われてしまった、、、
きっとイッパイ、キスをして、、、カナがタカヒロのをフェラチオして、、、好きだと二人で囁きあって、、、
悔しかった。
すごく辛くて、胸が苦しい、、、
タカヒロが自分とカズヤのことを知ったとき、どんなに辛い思いをしたのか、初めて分かった。
その上、あの時はわたしの浮気だった、、、
傷の深さは今のわたしどころではないはずだ、、、
自分の罪深さを改めて思い知る。
わたしは最低のオンナだ、、、
嗚咽が漏れ、涙が溢れる。
そして、初めてのセックスでエリにのめり込み、激しく交わる二人の姿が頭に浮かぶ。
初めての絶頂を叫び、エリがタカヒロにしがみつくその姿、、、
絶対にイヤだ、、、
あの時、自分のカラダが汚されていたことに気づく。
イヤだ、、、
ノリコはその夜、一睡も出来なかった。

つづく

24/04/06 08:10 (Pl1anJCp)
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