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2012/09/04 21:56:42 (UWeUgNlj)
期待感

 僕は一応『ホテル』なので、てっきり誰かがフロントにいて、『注意されるんじゃないか?』と思って、ビビりながら入りました。

 でも、それらしき場所には、部屋の写真がついた案内パネルが煌々と輝いているだけで、誰もいませんでした。ホッとしたと言うより、ちょっと拍子抜けでした。

 誰もいないので、あの写真の『パラダイス』に行くには『どうすんの?』と思ってたら、『あいこ』が、その前でチャチャっと、手慣れた感じでボタンを押しました。

 『…えっ、これだけ?』

と、また僕は拍子抜けしました。『あいこ』は、『ラブホビギナーの戸惑い』なんて全く無視して、僕をグイグイ引っ張りました。何だか『ラブホ初体験』の実感が湧かないまま、エレベーターに押し込まれました。

 扉が閉まるなり、また『チュー』をされました。上昇するエレベーターが、フワフワして落ち着かない僕の気持ちを、『ギュグウ~ン』と、さらに押し上げました。

 「泊まるよ…。」

 僕の唇から糸が『ツーッ』と伸びて、そのつながった先の唇が、熱い息といっしょに甘く囁きました。

 「…と、泊まります。」

 俯いた『あいこ』の、茶髪の匂いを吸って僕は答えました。

 「………、そっ。」

 『あいこ』は僕の右手を取って、ノーパンのアソコに導きました。頼りない硬さの陰毛が、ヌルヌルになってるワレメの奥に、指を誘いました。その柔らかい渓谷で僕は指をツルツル滑らせました。

 指から伝わる熱が、この窮屈な渓谷のさらに奥が、僕を誘っているコトを教えています。ちょっと、僕には早過ぎるような気がする『ゴール』へ、エレベーターは確実に近づいていました。

 『…いいのかな~? 行っちゃっていいのかな~~~?』

 近づくほど、逆に薄れていく現実感を掴もうと、僕はワザと音を立てて、『あいこ』の唇や、頬っぺたや、アゴや、首筋や、耳たぶやら、あちこちを強く吸いました。

 「はっ、うっ、うっ、」

 狭い僕たちだけの密室で、『あいこ』は小さく呻きながら、僕の指をねっとりと濡らし、熱く熱しました。指の付け根に白い粘液が溜まってきて、そこからフェロモン臭が放たれました。

 エレベーター内に充満してきた匂いに、僕の脳みそは『ガンガン』ブン殴られました。僕は自分の感覚が、何もかもがもどかしくて、たまらなくなりました。

 もう、いっそのこと指の替わりにチンポでヌルヌルしてしまおうか、どうしようか、バカ過ぎる選択で迷っていたら、エレベーターが着きました。ドアが開くと狭い廊下が、赤くモアモアっと延びていました。

 薄暗い中に明かりが点滅しているところがありました。そこに向かって『あいこ』とフラフラ歩いて行くと、ドアが僕たちを待っていました。

 カギも無しにドアが開いたので、またちょっと拍子抜けでした。部屋に入り明かりを点けたら、ウワサ通りの感じで…、ここでやっと僕は『来ちゃった…』感じがしました。



 「お腹、空かない?」

 『あいこ』は、部屋の真ん中のベッドに倒れ込むと、ドキドキしまくりの僕に聞いてきました。やっぱり性欲暴走中でも、『…食欲には勝てないのか?』と思いました。

 でも、そう言われたら、僕も忘れていた空腹感に襲われました。今日はロクに食べていなかったコトを思い出すと、さらにお腹が空きました。

 今朝は夕べの残り物・トンカツの端っこ2個と、山盛りの千切りキャベツ、それとなぜかナマコ酢でした。お昼はユンケル一本だけで…、そして『ヨロシクさん』の喫茶店では…、やっぱりノーカウントです。

 僕も食欲には勝てずに、『はい…』と正直に答えました。『あいこ』は部屋の電話を取り、誰かと話すと、スルスルと服を脱ぎ始めました。

 「シャワー浴びよ。」

 僕も急いで全裸になりました。やっと解放されたビンビンが、パンツで弾かれて『パチン』とお腹を叩きました。エロ戦闘態勢が継続中のチンポに、『あいこ』が呆れて溜め息をつきました。

 「…『ともスケ』、あんた今日、何回出したの?」

 「えっ? ええ………と、4回? …です。」

 「『あん時』の入れた?」



 『あん時』とは、僕が『あいこ』に中出しした時のコトでした。言われてみれば『今日』でした。



 「えっ? ああ~、………ん? 『あん時』は1回です。」

 「えっ? ウソ…」

 「あの…、あの『1回』だけです。」

 「ふ~~~ん。じゃあ~、たいしたこと無いのか~。」

 何が『たいしたこと無い』のか分かりませんでしたが、『あいこ』は嬉しそうに、僕のチンポを引っ張ってシャワーに連れていきました。

 お湯をかけ、軽く流してみたら、流れ落ちた水がみんな真っ黒になってました。僕たちはビックリするくらい汚れていました。二人で爆笑しました。

 「『ともスケ』、なんでこんなに汚いの~~~?」

 「僕のコトばっかり、言えないですよ。」

 ボディソープを両手で塗り延ばし、爆笑しながら洗いっこしました。僕はオッパイを手の平全体で転がすみたいに洗いました。乳首が手の平の中で硬くなってコリコリしてきました。

 「…また汚れるよ。」

 「………はい。でも、べつにいいです。」

 「………………、そっ。」

 『あいこ』は僕の顔をめちゃくちゃに撫で回して、泡まみれにしました。バカみたいに大笑いしながら、シャワーを頭からかけ流して泡を落とすと『チュー』をしてきました。

 僕はビンビンの先ッポが、『あいこ』のお腹に『グイグイ』とメリ込む度に、ビクンビクン反応してしまうのを我慢しながら、腕を『あいこ』の腰に回して唇を吸いました。

 『あいこ』はドクンドクン脈動してるチンポに手を伸ばすと、ギュッと押し下げました。陰毛が泡立つ下の凹みに押し付け、腰を『ズイッ!』と突き出すと、引き込まれるようにチンポがヌルヌル渓谷に収まりました。

 「あっ、あああ~~~っ!」

 僕は思わず喘ぎ声を上げてしまいました。柔らかい渓谷はエロ遊覧船をツルンと通してくれましたが、川幅がキツキツでした。『あいこ』はゆっくり、ゆっくり腰を前後に揺すって、魅惑のY渓谷で『ジョリジョリ』、『ズリズリ』、『ヌチョヌチョ』してくれました。

 「『ともスケ』~、気持ち良い~?」

 「…は、………はい。」

 「出そう~?」

 「はいっ!」



 「…出したら、ブッ飛ばすからなっ!」



 僕は、その言葉にビクッとして『あいこ』の顔を見ました。でも、その表情は言葉とは裏腹に、イタズラっぽく笑っていました。

 僕はちょっと悔しくなって、自分から腰を振りました。半分本気で射精してやろうと思いました。でも生殺しのまま、『あいこ』がチンポをプルンと外してしまいました。

 「何、勝手にイコ~としてんの。ダメ、ダメ~~~。」

 泡まみれの先ッポが強く擦れると、僕は思わず腰が引けました。それを見た『あいこ』はイジワルく笑って、手の平でユルユルと撫で回しました。バカ姉に触られた時以上に、下半身がビクンビクン反応しました。

 「あ~っ、あ~っ、あっ、あっ、ああ~~~っ。」

 「ほら、ほらぁ、どしたぁ~~~?」

 「きっ、気持ち良い~~~。」

 「…幸せそうな顔すんなよ。こっちが、恥ずかしくなる…。」

 『あいこ』はシャワーをかけてチンポを洗いながら、ゆっくり優しくしごいてくれました。ちょっとホッとしたら、僕のお腹が『グクゥ~ッ』と鳴りました。

 「あっ…、ごめんなさい。」

 「…いいよ。出よっか?」

 僕の身体を綺麗に流してくれると、『あいこ』はシャワーを手渡して後ろを向きました。

 褐色の肌の上を、白く流れ落ちる泡を追い立てるように、水流を掛けました。あっさりと背中から流れ落ちた泡は、腰からお尻に流れると、何だか粘っこくまとわり付いたように見えました。

 僕は泡を切るようにシャワーを掛けました。ヌルヌルッと太ももをズリ落ちて行く白い泡を見てたら、チンポがビクンビクン上下動を始めました。思わずしごいて射精したくなりました。

 『ああ~、出したい~~~。でも、我慢、我慢しろぉ…。』

 お尻が水滴を『ツツゥ~~~ッ』と弾いて流しました。パッツンパッツンの肌に我慢出来ずに、僕は初めて『あいこ』のお尻を舐めてしまいました。

 「あっ…、もう~、バカ。」

 『あいこ』は、そう言いながらもバスタブに手を付いて、お尻をちょっと突き出してくれました。

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12
投稿者:ともゆき
2012/09/08 19:54:53    (oBG2y69/)
コメントを下さったみなさん、ホントにありがとうございます。ああ…、でもなんだか、あたたかいコメントが、今回は辛いです。がっかりしないで下さい。

11
投稿者:多様性 ◆Icfd07iiUM
2012/09/08 15:50:17    (egbauMnB)
多様性も認められないカス

批判と賞賛
両方なきゃ、良い作りものはできませんよ。

ゆとりは、賞賛以外は、認めたくないんでしょうなあ
10
投稿者:(無名)
2012/09/08 03:29:08    (CxWaPgzb)
↑ウザい!つまらなきゃ読むな!カス
9
投稿者:(無名) ◆Icfd07iiUM
2012/09/08 00:16:45    (egbauMnB)
つまらないよ

もうやめてください。
8
2012/09/06 19:39:10    (0W1AWKO8)
ワタシもたくさんの読者様方のココロのスキマを埋める素晴らしい作品だと思いますよぉ!
ドーーーーーーン!!
7
投稿者:雁巣 庵野麿
2012/09/05 22:32:50    (k39Mex39)
やっぱりオモシロイ!殆どが中坊の読書感想文みたいな作品が多い中、時折キラ星のごとく光を放つ良品が出てくるが、その中でもこれは傑出している。早く続きが見たいし「あいこ」と「ともゆき」にはホント幸せになって欲しいと、もう親戚のおっちゃん感覚。傑作ですよコレは。
6
投稿者:読者 ◆pR2NxewZcs
2012/09/05 12:09:57    (taE/E3qf)
実際の力関係はともかく、下半身に関しては下剋上寸前で上手くいなされてますね。まぁ…この感じが面白いんですけど…
これ位の投稿間隔なら待てますので、これからもよろしくお願いいたします。
5
投稿者:バカ姉ファン
2012/09/05 04:07:50    (G03BSJI9)
首を長くして待ってました(笑)
やっぱり面白い!
表現豊かな内容といい、かと言ってエロ過ぎず、本当に素晴らしい文才をお持ちですね!
更なる続編に期待しています \(//∇//)\
4
投稿者:あきら
2012/09/04 23:16:06    (AcddpaEt)
3番目(^-^)/

ホテルにはいるとこなんか、リアリティある素晴らしい描写ですね。俺なんかが当たり前と思ってることを、しっかりと初心者感覚でかけてるし、エロ描写も最高。俺まで我慢させられてる気分(^-^)/
3
投稿者:(無名)
2012/09/04 22:53:06    (jVdQwzWb)
待ってました!笑 ともスケ並に勃起してしまった。俺も出さずに我慢して次回ともスケと同じタイミングで!爆
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