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帰り道の至り

投稿者:tot ◆xgSWdejH02
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2021/07/28 00:18:14 (E400cfVw)
高校生になって初めての夏の出来事。

クラスの陽キャグループが、クラス会を企画し、
俺を含め半数以上が、参加することになった。
俺は寝る前に、王様ゲームやら間接キスをする妄想をし、
そんな訳もないと夢をみた。

当日。

男子は男子、女子は女子、と別れたが椅子が足らず、
俺ひとりだけ女子の席へ…
さすがの配慮か、席はいちばん通路側で、女子
に挟まれはしなかった。ただ隣にいるのは「n」。
率直に言えば苦手だ。いい子ではあるのだが。
そんなことを思っても、仕方がないので一旦、
その気持ちは、しまい、食べることに専念していた。

淡々と、肉の脂をかんじていると、ふと左手に温もり
をかんじた。
「n」の手だった。
実のところ、「n」が俺に好意を寄せているのは、
薄々気が付いていたのだ。
だからこそ、その行為に驚きはなかった。
それ故に気が付いていないふりをするのだ。
「n」の手が少しずつ、俺の手に絡みつく。
二人だけの世界に、入りつつあった俺たちを、引き
止めたのは、店員だった、注文を持ってきたのだ。
いつの間にか手は離れていた、たぶん俺も、向こう
も同時に、離したのだと思う。

若干の気まずさが、二人の間に、漂い始めたところで
俺は、トイレににげた。高校生とはいえど、トイレの
長居は大便の、疑いをかけられるので、早めに
後にした。

トイレから戻ると「n」は、帰り支度をしていた。
「n」の建前は「親におこられるから」だったが
時計はまだ七時半を示していたため、高校生で門限が
八時なことはないだろうと、俺だけが、その可能性
を、知り得た。その可能性を、生み出した原因を、
解消するべく、俺はこう言った
「夜道を一人で歩かせたくない」
陽はまだ上っている。苦しい言い訳だが、「n」の
友人は全てを察した様子で、冗談をまじえつつ、俺ら
を見送った。

焼肉店を出て、駅に向かっていた。
最初に、口を開いたのは「n」だった。
「送ってくれて、ありがとね!」
いつもは元気で、生意気な「n」だが今は少し違った。
素直で、少し照れているようだ。手をつないだこと
がまだ頭に残っているのだろう。こんなとき、俺も
素直になるべきなんだろう。でも格好付けな
俺は口が滑るのだ。
「女の子は一人にしておけない。それに…」
「n」の顔をみながら、あえて、そこで言葉を詰まら
せる。どうやら「n」は本格的に、俺にご執心の
ようだ。ハハ。照れてこちらを、見ようとしない。
さりげなく手を繋ぐ。拒絶はされない。そしてあえて
の、沈黙。

陽は落ちた。もうすぐ駅に着く。
そんな時また「n」が口を開く。
「ハグ、しない?」
間をあけずに、ただ焦りは見せずに
「わかった。目、閉じて」
「n」の腰に軽く手をあて、首筋にキスをした。
「んっ///」
まさか喘ぐとは、思ってもいなかったが、それを
トリガーにディープキスをした。何度も。何度も。
服の上から軽く陰部も、触りあった。

近代の性教育が意味あるのか、疑問だったが
この日やっと、体感した。
さすがに性交渉?はしなかったからである。




あとがき
読者を置いてきぼりにするのが特技です!!!




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投稿者:**** 2021/07/29 06:24:46(****)
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