今年も、秋祭りが今日と明日の二日間ある。神輿が二日間練り歩く。毎年、第一土曜日から日曜日にかけて祭りがある。島はこの二日間だけは、賑やかになる。祭りは神輿が練り歩く。担ぎ手は、今年の新成人と決まりがある。俺も二十歳の時には、神輿を担いだ。表向きは賑やかな祭りだが、この祭には、裏神事がある。女性の大厄をお払いする神事、厄払いと云う神事と、1年以内に生理が上がった女性の、お役払いと云う神事がある。この神事は祭りの2週間前位から、祭りの前日の夜中に密かに行われる。このお払いを受ける女性が、神様の分身、張り子さまと呼ぶ分子を、女性の中に入れて、厄を払うと云う神事だ。この神事を行うのが、宮司が女性と張り子をお払いした後に、新成人が、張り子さまを女性に入れて、のち、新成人が神様に替わり、女性と交わり、お払いがおわる。女性は新成人、つまり神様の代わりの精子を中に受けなければ、神事は終わらない。お役払いさまは、妊娠の心配はないのだが、やくばらいさまは、妊娠に気をつけなければならない。俺も新成人の時には、この裏祭に参加した。俺がお払いの神事を行った相手は、お役払いさまだったので、50歳を過ぎた女性だったと思う。神事の詳しい内容は、後で書きます。