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淫らな体験告白

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カテゴリ: 投稿 エッチ体験
掲示板名: 淫らな体験告白
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1:遠かりし思い出
投稿者: 通りすがり
もう三年になります。
一人息子の交通事故による突然の死でした。

夫が、海外の単身赴任先から帰ってきました。
その愁傷しきった姿に、ただ涙するだけでした。

葬儀の日には、多くの先輩や後輩、友人たちが私たち家族とともに別れを嘆き
悲しんでくれました。
2月の市民マラソンに出場の予定でした。
その日は降りしきる雪の中、知人、友人たちと声援を送りました。
多くの出場者の中に、無意識に在りし日の息子の姿を追っていました。

数日後、自宅にお礼の意味を兼ねて、お世話になった数人の知人を招待しました。
ささやかな手作りの料理を振舞いました。
皆さん、美味しいと喜んでくれました。
息子と仲がよかった修君は、皆を代表して挨拶をしてくれました。
そして
「おばさん、僕たちで時々お邪魔してもよろしいですか?」

その言葉に、大いに慰められた気がしました。

修君はそれから約束したかのように、月に一度は訪ねて来て仏壇に手を合わせてくれました。
力仕事などで困ったことがあると、何も言わずにすすんで手伝ってくれました。

昼の食事の仕度をするのも、ささやかな生きがいのようになっていました。
何でも美味しいと食べてくれるその姿に、知らず知らずの間に、息子の面影を重ねていたのかも知れません。
昼食も終わり,後片付けのために椅子から立ち上がろうとしたとき、不意に目眩がして足元がよろけてしまいました。
「大丈夫ですか」
とっさに立ち上がり、私の身体を支えてくれた修君。
「ごめんなさい、もう大丈夫よ、ありがとう」
離れようとすると、修君の腕に力が入り、私のからだは両腕の中に暖かく包み込まれました。
私のからだは、まるで金縛りにあったかのように抜け出せなくなっていました。
たくましい胸板の温もりの心地よさに、思わず目を閉じて触れ合うことの幸せを感じていました。
胸の鼓動を感じながら、顔を上げるといきなり唇を奪われてしまいました。
驚いて、突き放そうと抵抗はしましたが、本当はずっとこのままでと思っていました。
からだを離すと、すまなさそうにつぶやきました。
「すいません。こんなつもりではなかったのに・・・」
「ううん、いいの、ありがとう・・・修君」
赤く火照った顔で、不自然な微笑を返していました。
私の胸の内に、言い知れぬざわめきが始まりかけていましたが、
それ以上の行為に進むことはありませんでした。

そんなことがあってか、しばらく家を訪れることもありませんでした。

51歳の初老の女が、叶うはずのない恋の妄想に狂っただけででは。
なんとはしたないことをと、後悔の念に苦しんでいました。
しばらくは、悲しくてさびしくてやりきれない日々を過ごしました

雨の降りしきる夜9時ごろ、玄関のチャイムが鳴りました。
ドアを開けると、雨に濡れた修君の姿がありました。
就職が決まり、二日後には、赴任先の横浜に行くとのこと。
今までのお礼を兼ねて、挨拶に来たと言う。
冷えた身体を温めるためリビングに案内して、コーヒーを煎れました。
濡れた衣服を乾かす間、リビングでくつろいでもらいました。
食事はまだしていないという。
急いで、ありあわせの食材で食事の用意をしました。
食事をしている間に、お風呂の用意をしながら心が弾んでいました。

風呂上りに二人でビールをいただきました。
ぎこちない会話しか出来ないまま、グラスを口に運んでいます。
二本目がなくなる頃には、ほろ酔い気分の私は、緊張もとけてつい日頃の愚痴や寂しさなどを話していました。
柱の時計に目をやると、午前零時を過ぎていました。
夜も遅いので泊まっていくように進めました
すでに、客間には寝床の用意をしていました。

二階の寝室に入っても、なぜか気持ちが昂ぶって寝付けません。
アルコールのせいでしょうか?
眠らなければと自分自身に言い聞かせては、なんども寝返りをうっていました。
ベランダをたたく雨音が、まるで何かのざわめきのように聞こえてきます。

時間がゆったりと過ぎ、どうしょうもない寂しい気持ちになっていました。

一階の客間のほうで物音がしています。
物音に耳を澄ましていると、階段をゆっくり上ってくる足音がします。

この家には修君と私しかいない。

足音が私の眠る寝室の部屋の前で止まりました。
立ち尽くす気配を感じて、急にせつなくなって声をかけていました。
「修君・・・眠れないの・・・」
部屋のドアが静かに開きました。
私をじっと見つめる顔が、スモールランプの薄明かりの中に映されています。
何かが始まる予感に、心が震えました。
静けさのなかに、どちらからともなく近づき、無言で見つめあう二人の姿。
いつの間にか目を閉じて、修君の唇を受け入れていました。
修君の逞しい体が、私の小さな体を覆い隠すように抱きしめてくれます。
震える若者のからだの温もりに、言い知れぬ愛おしさを感じていました。
それを伝えるべく、思わず彼の背中に両腕をまわしていました。
遠慮がちに移動する指先が、パジャマの胸元のボタンを器用に外していきます。
私の覚悟を確かめるかのように、パジャマの中に暖かい手が入ってきました。
その指先が乳房の感触を確かめるかのように、ゆっくりとうごめいている。
全身に異様な熱さを感じていました。

夜の夫婦生活がなくなったのは、いつのころか思い出せなくなっていました。
子供ができると、育児に手がかかり、夫は働き盛り、夫婦生活も自然と遠のいて、気がつくと妻から母へと変わっていました。
それが当たり前だと思い、何の疑問も感じませんでした。

これが最初で最後だと思う心の昂ぶりでしょうか?
「一度だけだよ・・・」
自分自身に言い聞かせるかのように、声が震えていました。
ぬくもりをからだじゅうに感じながら、唇を重ねていました。
あまりの気持ちよさに、気がつくと全裸にされていました。
心とは裏腹に、向かいいれるべく十分なからだの潤いを感じていました。
大きく開かれた膝元に、引き寄せられるかのようにからだが入ってきました。
からだの震えが止まりませんでした。

最後の夫婦の営みはいつだったでしょうか?
若い修君を満足させることができるだろうか?
言い知れぬ不安を感じていました。

熱く燃えあがる先端をあてがわれたとき、無意識のうちに修君の腰にからだを寄せて、私から受け入れました。
いままでに経験したことのない大きさと硬さに、痛みを感じ、苦痛の叫びをあげてしまいました。
でも肉体の痛みより、結ばれた喜びのほうが勝っていました。
溢れんばかりの心臓の鼓動に、からだが心を震わせました。
からだの芯からにじみ出る汗が、快感の渦となって痛みはすぐに気持ちよさへと変わっていきました。
不安げにじっと見つめるその瞳に、顔を寄せて耳元で大丈夫よと囁きました。
遠慮がちな行為のなかにもゆったりと大きく深い動きに、からだを震わせてははしたない声をあげていました。
修君の動きを体内で感じながら、激しい動きにもうすぐ限界を迎えようとしているのを感じていました。
私に行為を止める意思はありません。
無意識のうちに離れようとする腰に両足を絡め、両手はしっかり首にまきつけていました。
あえぎながら背中を反らせ、ようやくつぶやきました。
「修君・・・そのままで・・・そのままでいいよ・・・」
早い動きに負けまいと、私から無意識に腰を揺らしていました。
修君のほとばしる熱い息吹を、体内の奥深くに感じて腰の震えが止まりません。
震えとともに、ほとばしりが体中に溶け込んでゆくような感じを受けました。

この年になって、初めてセックスが気持ちいいと感じました。
恥ずかしいのですが、本当に死ぬほど気持ちよかったのです。
セックスで味わう女の悦びの深さを知ったような気がしました。
どうかこのまま、二人の関係が終わらないようにと心の中で祈りました。

雨上がりの朝、私は遅めの朝食を用意していました。
昨夜のことを思い浮かべながら、どんな顔をして向き合えばいいのか悩みながら台所で朝食の仕度をしていました。
「おはようございます」
修君の声がしました。
振り返ると、いつもの屈託のない笑顔がみえました。
コーヒーの香りが漂う朝の食卓で、ただ黙々と食べる修君。
昨夜の事に一言も触れないその姿に、一抹の寂しさを感じていました。
昨夜の事が、もしかして夢だったのではと思いました。

そして帰る時間が来ました。
玄関で靴を履きかけている修君の背中越しに、ついに言ってしまいました。
「夕べのこと忘れないないよ・・・」
「おばさん嬉しかったよ。またいつでも来てね。待っているから・・・」
別れの寂しさに、涙声になっていました。
振り返った修君に、思わず手を差し出していました。

そして抱きかかえられるように、二階の寝室へと向かいました。
この時間だけが二人に与えられた唯一の証でした。
昨夜と違って驚くべきことは、その衰えを知らないスタミナでした。
まだかまだかと続く激しい腰使いに、何度も逝かされました。
体内に熱い息吹を受けてようやく終わり、抱き合ったまま余韻にひたっていると、私の中で再び硬さを増してきます。
交わす言葉もなく見つめ合い、そしてまた逝かされました。

言いようのないほどの、深い大きな幸福感を味わいました。
余りの激しさに、そのときの記憶すら薄らいでしまいました。


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