すでに彼女は、儚げな喘ぎ声を漏らし、彼も腰を大きく動かしています。
シャワーを使った彼が、バスルームから出てきました。
彼に誘われ、彼女らの隣に横たわりました。
私の頭の横に、ネチョネチョという音を立てている二人の結合部が。
見えもしないその結合部を気にしているうちに、私の脚が開かれました。
彼女とは違い、薄い毛叢に覆われた泉の水面に、亀の頭がちょっと触れてきました。
水面にさざ波の波紋が広がるように、悦びが身体中に伝わっていきます。
その悦びで、身体が反応し、腰を突き上げました。
そうすることで悦びが大きくなるので、条件反射的に体が動いてしまうのです。
ゆっくりと彼の分身が潜り込んできます。
体全体が彼に占められてしまう感じがし、それが外に流れ出ないよう、思わず彼の体にしっかりとしがみ付いてしまいました。
最深部まで亀さんの頭が潜り込んできた衝撃で、再び大きな波紋が、大きなうねりと共に体中に広がり、それが頭のてっぺん、脚の先にまで届くと、反射するかのように、結合部へと戻っていきます。
その波が戻りきらないうちに、彼の腰の動きに応じ、第二、第三の波が押し寄せ、ひいていきます。
途中でぶつかった波は、より大きな波となって、悦びを身体中に満たしてくれます。
歓嬉の波が溢れ出す寸前、亀の頭が、首が急に太くなり、同時に彼の動きが弱弱しく、緩やかなものになってしまいました。
そうなると、私の身体の中の神秘棒がいかに太く硬いままでも、なぜか嬉びの波が起きません。
ちょっと中途半端な気持ちのまま、まだ腰を動かし続けている隣に遠慮し、私たちは部屋の隅のソファーに場所を変えました。
私たちという邪魔がいなくなったせいか、彼の腰使いが激しくなりました。
動きに激しさが増すにつれ、二人の喘ぎ声も大きくなります。
やがて同時に彼等の動きが止まりました。
大きな、溜息のような深呼吸を一つしてから、彼が彼女の身体から離れました。
ちょうどその時、泉から漏れ出てくる粘液をふき取るためのティッシュを取ろうとして、テーブルに手を伸ばした私の正面に、彼が抜け出たばかりの泉が見えました。
先ほど見えた、赤く光る濃い毛叢に囲まれた部分に、ぽっかりと孔が開いています。
まるで今まで、そこに何かが入っていたことを証明するような孔です。
私のも、あのように抜かれた後は、大きな孔が塞がらずに残るものなのでしょうか。
皆様、終わった直後のお相手のその部分をご覧になったことはありますか?
ご覧になったとき、孔が開いていましたか?それともビフォアーのときと同じ状態だったでしょうか。
自分では見ることができないので、ちょっと興味があります。
私の傍にいた彼が、横たわったままの彼女に覆いかぶさりました。
私もまた、先ほどと同じように横になるとすぐに、彼女と終わったばかりの彼が、私の脚を開いてきました。
私もやはり、アフターの孔が穿たれていたのでしょうか。
泉の底まで、一気に満たされ、大波が全身を駆け巡り始めました。
先ほどの、もう少し愉しまさせて欲しかったという気持ちが残っていたためか、二度目の嬉びは、それは大きなものでした。
その愉悦の大きさに応じて、私の腰は突き上げられっぱなしで、彼の腰の動きに合わせ、どこまでも彼を追い求めていくかのようでした。
彼の動きが、何かに耐えるかのように突然止まってしまいました。
がすぐに、私の中のものが急激に膨張し、受ける喜びがさらに大きくなったとき、それがすう~っと無くなるように縮み、何の余韻もなく抜け出てしまいました。
でも、泉に投げ込まれた石が見えなくなっても、波紋が長く残るように、私の身体にはあの歓びがそのまま残っており、心豊かな気分でした。
やがて隣の彼の腰使いが激しくなりました。
私が相手のときは、あんなに激しく動いてくれないのに、と少し僻みながら、私の乳房や項を愛撫をしてくる彼の背に、腕をまわします。
隣の動きが止まりました。彼が彼女の身体の上から降り、横になります。
しばらく四人でじっとしていましたが、彼女が起き上がり、そそくさとバスルームへ。
たぶん、泉から漏れ出てくる粘液を洗い流しているのでしょう。
やがてすっかり衣服を身に着けた彼女が戻ってきました。
私も、物足りない気持ちは残りましたが、まさかこれ以上残るわけにもいきません。
私もバスルームへ。泉の内をできるだけきれいにお掃除です。
でも、服は先ほど部屋で脱がされたままなので、身に着けることはできません。
バスタオルで体を覆いながら、部屋に戻ると、彼女はもういませんでした。
時間的に急ぎたいので、ホテル近くにあったコンビニからタクシーを呼ぶといって、先に帰ってしまったとのこと。
以心伝心、残された私たちは三人でそのままベッドに。
なんとなく残る不満を、今度こそ解消してもらえるでしょうことを、期待しながら。
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