最終話 紗夜の秘密
病院での寸前までの行為はその日限りとなった。理由は紗夜がもう友達クラスに仲良くなっている看護師から言われた一言だった。「やっぱご主人来てたら心拍数高くなっちゃうよねw」この遠回しの言い方に、プライドの高い紗夜はHな事をしている最中の心電図の動きをナースステーションで噂にかもしれないと思ったのである。
結局、紗夜の入院は二ヶ月に及んだ。その間、武尊は紗夜が帰ってくるまでの間、元々シンプルではあったが本来、手入れしない部分まで徹底清掃をし、少しでも快適に紗夜に過ごしてもらえるように家の中を整理した。そして紗夜から許可があった訳ではないが、紗夜の部屋の窓のサッシの汚れを落とし、窓全体に洗剤をかけて洗い、テレビの裏のゴミをはたき、ベッドの下を覗いたところ・・・。
そこには怪しげな低い高さの段ボール箱がおいてああったのである。これは男の直感というのだろうか、中を訝しげに見てみると・・・あったのはデンマ。まだそれはいい。紗夜だってオナニーくらいするだろう。武尊だって内緒でオナホールとローションなども隠し持っている。だが・・。気になったのは8冊くらいあったエロ同人誌である。
(こんなもの読むんだ・・)と紗夜の意外な一面を見てしまった武尊だが、その同人誌をペラペラとめくっていくととある共通点がある事に気がついた。紗夜の同人誌の中の女は皆、気が強く男にマウントを取ってくる系のキャラばかり描かれてたのである。つまりS系という事でっあった。(なるほど、、だからフェラしてあげようか?)なんて言ってきたのかな・・?と武尊は思った。
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そして紗夜が退院の日、その頃になるとリハビリも順調でほぼ問題なく私生活は送れるような状態になっていた。そして入院期間中に二人で考えていた「より合理的な生き方」を実践するために、家に帰ってからは「さらなる合理化」を実行して行ったのである。
家の中にある食器類の殆んどを破棄し、米軍仕様のランチプレートに変更→洗い物が一枚になる
マグカップ類を破棄し、シンプルなプラカップに統一→食器棚のクリーアップ
武尊と紗夜がそれぞれ別々に使っていたシャンプーはこれから、二人とも同じシャンプーにする→二人の共同資産から支払う事ができる
ボディーソープを廃止し高品質の石鹸に変更→同じく共同資産からの支払い
武尊の髭剃りクリームも石鹸で代用。カミソリも高品質なものに統一(バラバラの剃刀の刃を買わなくて済む)
スリッパも高品質な同じデザインのものに変更。バスタオルも共用し、同じでデザインのものに統一。
他にもたくさんあるが、今ままでは武尊専用、紗夜専用ということでそれぞれが自費で購入していたものを限りなく統一する事により、自費出費を軽減させ、かつ家の中の整理整頓をしやすくなるようにハイレベルな断捨離、高度な統合をしていったのである。これが出来たのも、、「Hなことまで合理的に考えれた私たちなんだから、もっと合理的な生活できるんじゃない?」と言い出した紗夜の提案であった。
さらに高度な合理性を追求したところ、毎週、金曜日はセックスデーを設けたことであった。無論、その理由も「どうせ二人とも生身の相手をセックスしたいと思ってるんだがら、互いの利害は一致している」という思想からである。
金曜はこのようなスタイルであった。朝、普通に起きて普段通り仕事に行く。そして17時に仕事が終わる。それから帰りに地元のスーパーで夕食の買い出しをし、家に帰る。そして退院後からは二人でリビングで食事を済ませることが多くなっていた。ここで本来なら、そこから自由時間となり風呂に入るなりテレビを見るなり、部屋で本を読むなり好きに過ごすのだが、金曜日はセックスデーなのである。
食事を食べ終わり、それぞれシンクで洗い物をした後、、紗夜「する?」と聞いてくるのである。武尊「するか・・」と了承をし、、場所はリビングのソファーに腰掛けるのだ。この時にもすでに合理主義の思想が入っており、武尊はスーツ(ジャケットは脱いでいるが)紗夜も同じく会社の制服のままなのだ。理由。セックス後にどうせシャワーをするのだから、セックス前、セックス後とシャワーしてたら手間もかかるし水道代も無駄になるという理由からである。
ただ普通の夫婦、普通のカップルと違うところは「ルールが制定されている」といったところであろうか。紗夜「どっちが先する?」武尊「じゃ、今日は俺から始めるよ」と手順が決まっているのである。
紗夜「わかった。じゃ先にして」と紗夜はリビングのソファーの上でパンストを脱いだ後、大胆にM字開脚で足を広げるのだ。そこに武尊は顔を埋め、まずは紗夜のパンティの香りを嗅ぐのである。このシャワーを浴びるのは無駄と紗夜の方から言ってくれたのは武尊にとって大きな恩恵であった。それは紗夜がその日、仕事で1日中履き続けた生パンティの香りを堪能する事が可能となるのである。
武尊は個人的なフェチズムとして使用済女性下着に興奮する性質を持っている。だからこそ同居開始した頃は毎晩のように紗夜の使用済みパンティを無断利用し自慰行為に耽っていったのではあるが、それを今では堂々と使用ずみパンティを「紗夜本体付き」で味わう事ができるのであった。また武尊にとっては黒髪でクールで知的な顔をしている美しい紗夜が、、ここは個性と言うのだろうか、高確率でパンティの裏は毎度のように秘烈の形状に黄金色のシミをつけている事に興奮していたのである。
その日は柔らかくて黒い生地のパンティであった。黒であるが故に、白だと目立つ色も目立っておらず、紗夜も自身のパンティから猛烈なアンモニア臭を発している事に気がついていないのかもしれない。武尊が鼻で呼吸をし、パンティの裏側から滲み出す酸味のある香りを堪能している間、紗夜は平然とスマホを触り知人への返事を書いたりしているのであった。
(今日もスッゲェ香りだ・・・紗夜のやつ俺からこんな匂い嗅がれてるとも知らず平然とスマホ触ってやがる・・)武尊はカウパー線液が分泌してくるのを感じた。
そしてある程度の香りを堪能した後は、クロッチ部を指で捲りあげ、、今度は舌を使って舐めていく。すると紗夜は「アッ・・・」と小さな声を漏らし始め、そこで初めてスマホをテーブルに置くのであった。パイパン状態で舐めやすい紗夜の綺麗な肌色とピンク色をした陰唇、そしてパンティを裏返した事により襲ってくる猛烈なアンモニア臭、紗夜が分泌し始める蜜の味、何度何度も繰り返し武尊が前後に紗夜の秘烈の形状に沿って舐め上げていくと、紗夜はさらに足を開いていく。
それからクンニで紗夜を熱くしていくと、今度は武尊が紗夜の腰に手を回し、、またパンティの上から陰核を刺激していく。これも紗夜からのリクエストで「クリはパンツの上からの方が好き」と言うのであった。理由は爪が当たったら痛い、、と言うのと・・。漏らした時の復旧の手間が大幅に省けるから。と言う合理性であった。
武尊は言われるがままに紗夜の陰核をパンティの上から刺激していく。すると紗夜のクールな顔が歪み出し、、「アッ・・!アアア・・・!気持ち・・・鳴呼!!」と半泣き顔になっていくのである。武尊(同人誌の中のキャラもこんな感じだったよな・・・)とふと思い出すのであった。
さらに武尊は隠れてみた同人誌の中にあったセリフ「こんなにパンティ汚してちゃって・・」と主人公のヒロインに言葉をかけていた登場キャラのセリフを言うために、、、意図的にパンティ生地を陰唇の中に入れたり、指で膣に突き刺したりしてクロッチ部に紗夜の蜜をつけていく。そうして大きな楕円形にまで広がったシミを紗夜に見せて「紗夜ちゃん・・すごいパンティ濡れてるよ・・・」と囁いてやるのであった。すると紗夜は「うるさい・・!・・」と小声で言うのであるが、これも全て紗夜が喜ぶ同人誌の中の設定通りなのである。
そして激しく陰核をなぶり倒すと、、自称:喘ぎ声を制御するのが苦手 である紗夜は「アアア!!鳴呼!!イク!!!イクからぁ!!!」と悲鳴に近い声をあげて背中を弓反りにし、、腰を揺らして果てていくのだ。これが、、武尊のターンであった。
今度、イッた後は紗夜のターンである。武尊はソファーに座る紗夜の目の前に己の陰部を出していくと、紗夜からのフェラが始まる。紗夜は同人誌で見たフェラを・・おそらく人類はデフォルトでやっていると思い込んでいる可能性が高い。つまり、無駄にエロい。
紗夜はセリフ付きで「硬くなりやがって」「咥えて欲しいんでしょ?」「ザーメン出る時はちゃんと言えよ?」などと言うのだ。女がザーメンなどという表現を使うのは武尊にとっても初体験であったのは言うまでもなかろう。
S系の紗夜はいきなり咥えてくることは殆どない。最初は軽い手コキから始まってカウパー線液を亀頭に塗りたくったり、玉袋のマッサージしてきたりした後、(冷酷な目で)上目使いで見てきたあと、武尊「お願いします」と言わせた後に一気に口に含んでくれるのである。
口に含んでからは紗夜は必死に頭を動かしてくるのであった。頭の動かし方、舌の使い方、歯のなぞらせ方なども全て同人誌で研究したのだろう。明らかなに普通の女の子の普通のフェラではなく、フェラをしながら男からマウントを取るような攻撃的なフェラなのである。そして武尊が「出る・・」と言った後は何パターンかに別れる。①そのまま口内射精→ごっくん ②舌を皿のように広げながら手コキ→ごっくん ③「今日は顔にかけてもいいよ」→目や鼻に向けて発射 これも全て同人誌で見た設定であった。
そして互いの指マン、フェラで1度オーガズムを迎えると、シックスナインに入り改めて体勢を整えて・・・それから本番となるのであった。
本番行為も意外なのは、ほとんど武尊は動きていない。正常位、バックの時はもちろん動くのであるが、どうしても紗夜の要望で「女主導」の体位へと変更していくのである。その最たるものが騎乗位。座位。背面騎乗位。である。武尊は紗夜に聞いてみたことがある「結構、自分で動くの好きなタイプだよね」と。すると紗夜は「自分がイイって思えるところに自分で当てた方が気持ちいから」と言うのであった。この女には羞恥心よりも合理性の方がやはり優っているようだ。
さらに驚愕なのが、これも同人誌の影響なのだろう。菊一文字や御所車などの変形の体位(俺ですら調べないと出てこなかった)を好んで仕掛けてきて、、一人で「ああつ!!刺さってる!!奥まできてる・・!!!」と、悪く言えば独りよがりのセックスをするのが紗夜と言う女と言ったところか。だが武尊にとっては、そんな自分の性器を用いて乱れに乱れてくれる紗夜とのセックス相性はバッチリであり、何も不満はなかった。
そんな毎週金曜日のセックスデーを半年くらい続けたところ、、紗夜は妊娠してしまった。
紗夜「妊娠してるかも・・」
武尊「そうか。そりゃ、、あれだけ生の方が気持ちいからってやってたらなぁ・・」
紗夜「武尊、、どうする」
武尊「俺の覚悟はずっと前から決まってるぜ」
紗夜「え・・?」
武尊「紗夜、妊娠が判明してからだからデキ婚になっちゃうけど、、俺と結婚してくれ。俺は紗夜の事が好きだ。ずっと前から好きだった」
紗夜「・・・うん。ありがとう・・じゃ、、産んじゃおうか・・♪」
武尊「おう!」
こうして俺と紗夜は同居人→入籍→セフレ→ちゃんとした夫婦という、数奇な流れで今となっている。
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結局、俺たち夫婦は結婚式もしてなければ、いまだに結婚指輪なんてない。二つとも紗夜が言うには「無駄。そんなお金があるなら子供の将来のためにとってたほうが合理的」と言うのである。そして妊娠してからの紗夜からは、母親としての自覚が目覚めてきたのだろう。気がつけばベッドの下の同人誌は消えて無くなっていた。また子供つながりで周囲のママ友たちとも交流することで、平均的な日本の主婦像に馴染んできたのであろう。合理的な性格は今も全く変わっていないが、セックスの作法としては割と普通になったような気がする。(少なくともザーメンなんて言うことは無くなった)
はい。合理的な主婦 以上! 書いてて楽しかったです。(自己満足w)
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