それからは、営業の方からの誘いが無いまま私の頭の
中からも主人との話も忘れ去っていました。
そして、8月になりお盆休みに入り主人も帰省しました。
忘れていた話を切り出したのは主人からでした。
帰省するまでの主人からは何もその話については聞いて
こなかったので少しビックリというか戸惑いました。
帰省した当日の晩酌中でもありました。
「ところで何の報告も無かったが、まだ誘いは無いままののか?」
私は、あの話と察しましたが、惚けた振りをしました。
「誘い?何の?」
「あの営業の男からの誘いの事だよ。」
「あの話ね。すっかり忘れてた。何も無いよ。」
「そうか。諦めたのかな?」
「そうかもね。」
そこで、話は終わりました。
久しぶりに主人が同じ布団の中で夜をむかえました。
自然の流れで私を抱いてくれました。正直、嬉しかったです。
一緒に居なかった分を少しでも取り返すと思う程に毎晩
私を抱いてくれました。今の私なら恥ずかしい話も
あからさまに言えます。布団の中だけでなく、風呂場や
日中にも関わらず、リビングでも抱かれました。
そして、それは主人が単身先に戻る最終日の夜でした。
帰省中と変わらない状態で私は主人に抱かれました。
汗もかきました。先に私が汗を流すためにシャワーを浴びて
いる時でした。少しして主人が入って来ました。
無言のまま私の後ろから抱き付いてきました。
浴槽に残っていた湯船に2人でつかりました。
お互いが順番に汗を流し終え、布団に戻りました。
私の手を握ったまま眠りについて暫くしてでした。
主人から話しかけられました。内容は、営業の方についてでした。
どんな男性なのかを聞かれました。
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