部屋に入り、それとなく嫁にラインを送りました。
「まだ起きてる?」
「起きてたよ。」
「連絡してあげた?」
「まだ。」
「そうか。また教えて。」
「はい。」
簡単な会話で終わりました。
それから1週間、嫁との会話の中で男の事にも触れる
話題も入れながら色んな言葉で嫁が行く事になるよう
仕向けていきました。そして私は少し踏み込んだ話を
嫁にしました。あの夜の事です。起こった事は現実でしたが
私なりの作り話で嫁に問いかけてみました。
「ところで先週の事だけど、夜どこかに出かけた?」
「いつ?」
「金曜の夜。」
「金曜?どこにも出かけていなかったと思うよ。」
「そうなの。昨日だけど、知り合いから連絡があった時
こっちに帰って来てるんだ。って言われて、どうしたんだ?って
聞いたら、俺の車を見かけたって。2人乗ってたから
俺と真美なのかって思ったらしい。」
その話を嫁に送信しましたが、暫く返事が返ってきませんでした。
そして「そういえば、コンビニ行った。○○ちゃんに会って
タクシーで帰るつもりだったから送ってあげた。」
嫁は、必死で考えた嘘でした。私はその嘘を信じた振りをしました。
ただ、その嘘にも嫉妬と興奮が同時に込み上げていました。
あの夜の出来事を再確認すべく、保存していた画像を
また再生して観かえしていました。
もう何度観かえしたでしょうか。私は嫁に会いたくなり
嘘をついて、帰省する行動をとりました。
「来週末、2日程そっちで仕事が出来たから家に立ち寄る。」
そんな理由付でした。その2日間は有休を取りました。
一応、仕事に向かう服を着て帰りました。
嫁は、何も変わらない態度で私の帰宅を待っていました。
そして、2日間は仕事に出かける振りをして過ごしました。
翌日は日曜日で私も単身先に戻る前日、土曜の夜にまた一歩
前に進む展開となりました。
久しぶりに嫁と交り合いました。嫁を抱いている最中も私の頭の
中では、あの光景が浮かんでしまいました。
抑え切れない気持ちが私を動かせました。
色んな方の体験談やサイトで閲覧した内容も浮かび上がり
それに近い台詞を口に出したのでした。
「真美。源さんと2人で飲みに行って、誘ってきたらどうする?」
嫁は私に抱かれながら
「そんな事ないよ。」
「けど、源さんも男だぞ。酒も入って話している内に
どうなるか分からないよ。」
「そうならないようにする。」
私は、口出して言えなかった言葉を、興奮のあまりやっと
言えたのでした。その瞬間、妄想の中で溜まっていた言葉が
溢れだしました。そして、態度や行動にも出てしまいました。
「今、ここに居るのは源さんだと思ってみろ。酔って触って
来たらどうする?こうやって真美の胸を触ってきたら?」
「ダメです。そんな事しないから。」
嫁も流石に私の言葉に抵抗しました。それでも私だけは
そんな嫁を見ても興奮しました。色々と言葉を変えて
嫁に話しかけていました。私の言葉に抵抗を見せる嫁でしたが
嫁の頭の中では何を思っているのか私には分かりませんでしたが
勝手に、こんな事を思っているんじゃないかと想像をしました。
その想像すら私を更に興奮させました。
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