まず最初に気づいたのは、部屋の明かりが落とされていること。ホテルの宣伝動画が流れていたテレビさえ消され、ほとんど何も見えません。部屋はしずまり返っています。
どうなってるんだ??
僕はその場に立ち尽くし目を凝らします。
徐々に目が慣れてくると、ベッドの前に一人立っているのが分かります。
身体の大きさからしてケイさん。
僕は近づいていきます。
近づくにつれ、やはりケイさんだと分かりました。
するとケイさんが振り返り、口元に指を当てます。シーッ。
ゴクリ。僕が生唾を飲み込む音が響いてしまいそうなくらい静寂です。
さらに近づくと、ケイさんの前に…姉がいました。
突っ立ってる僕にジェスチャーを投げかけてくるケイさん。
もっとこっちに寄れと言ってます。
僕はケイさんのすぐ斜め後ろから姉を覗き込みました。
裸かと思いきや、ワンピースのまま突っ伏している感じです。言葉は一言も発しません。
するとまたケイさんがジェスチャーをします。
天井を指差してからベッドのヘッドボードを指します。
電気をつけろと言ってるのか…。
僕は言われた通りにスイッチを入れます。
全灯ランプだったようで一気に部屋が明るくなりました。
瞬時に天井ランプに照らされた姉。
僕はその姿を見て驚愕します。
姉は黒いアイマスクをつけ、口には赤いボールギャグを咥え、頭にはヘッドホンをしていたのです。
そしてボールギャグからは唾液が伸びています。
両手はレザーのベルトのようなもので一つに束ねられ、ヒジ立ちで何とか身体を支えています。
清楚なワンピースとのギャップで一瞬頭がバグりました。
ケイさんはガウンのポケットからスマホを出すと何やら操作しました。すると姉の頭がピクリと動きます。耳をすますとヘッドホンから音楽が漏れています。
スマホで音量を上げたのか…。
いま我々の声は聞こえてないから大丈夫です。とケイさん。
こ、これは?
これ?これは罰ゲームですよ。
ば、罰ゲーム…⁇
そうです。チカさん、僕との賭けに負けましてね。
そう言うとクスリと笑い、事の成り行きを説明してくれました。
僕がシャワーに入ってすぐ、3分以内に出てくるかどうか賭けをしたと言うのです。
罰ゲームの内容は、姉が勝てば今日はケイさんセックスなし。ケイさんが勝てば姉を拘束する。
そして姉は負けたのです。
でもチカさんには驚きました。
手を拘束しただけでヘナヘナと座り込んでしまうんですから。
もうそこからは私のしたいようにさせてくれました。いやむしろ協力的でしたよ(笑)
僕は信じられません。ドM姉ではありますが、こんな唾液が滴り続けるボールギャグなんて、さすがに嫌がるはずです。
あ、マサさん疑ってますね(笑)
じゃ私の言ってることが本当かどうか、確認してみましょうか。
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