僕たちが入った部屋は、こんな広さ必要なくね?ってくらい大きなものでした。テレビもありえないくらい大型で、調度品の類いも高級感があります。
それもそのはずです。デラックスルームなのですから。
いや好んでそうしたわけではなく、たまたま空いて案内された部屋がそこ一箇所だったからです。たまたまですよ?たまたま。
まぁ、ラブホだってビジネスですからね、そこは仕方ありません(笑)
うっわー!すっごい豪華ねー!泊まりたいくらいだわ。
姉がハシャギながら部屋を見てまわります。
ちょっと!お風呂見てー!
僕も浴室に向かいます。
5人くらいで入れそうなジェットバスに岩盤浴用の石台、サウナまで付いています。
すご!
わ、エッチ椅子とソープマットまであんじゃん!これ使ったことある?
僕はマットを指さします。しかし姉は黙ったままニヤニヤ。あんのかよ!(笑)
後で時間あったらしてあげる〜んふふ。
それより、と姉。
そろそろ来ちゃうんじゃないの?時間大丈夫?
そうでした!待合室で待たされ、タイムスケジュールに狂いが生じていたのでした。
スマホを見るとあと15分しかありません。
急いでシャワーします。
一緒に?という僕の提案は却下。アンタは我慢できないからと。さすが我が姉、わかってます(笑)
仕方ないのでソファでビールを飲み出します。一本目の350はキューっとほぼ一気。
早々に姉がシャワーから出てきました。
あー!ずるーい!私も飲ませて!
もう緊張ヤバくて。
えーそんな風に見えないけど?
なわけないでしょ!この人生で2番目か3番目に緊張してるんですけどー!
姉はストゼロ500をグイグイ飲み干していきます。だ、大丈夫かよ…。
残り10分間。僕は追加で500のビール、姉は2本目のストゼロ500に口をつけます。
あーっ、なんだか酔ってきたー。
さすがにピッチ早すぎよね(笑)
姉はそう言うと巻いていたバスタオルを取ります。
し、白の下着!!僕は大興奮です。
やはり新品で、おそろいの白の上下。上品なレース柄が入り、フルバックですが少し小さめで、ムチっとしたヒップを際立たせます。
スレンダーな姉によく似合っていました。それにしてもエロい身体…。
そこはパステルカラーじゃないんだ?
だって…アンタ好きなんでしょ?
そうか!前に聞かれたんでした。そのとき、下着というものは、なんだかんだ白が一番エロいんだよ!と偉そうに講釈たれていたのでした(笑)
そうか…僕のために…と感動に浸りたいところですが、今はそんなヒマはありません。
わわわ、あと3分!
スマホを見るとLINEメッセージが届いていました。いまホテル近くにいます、とケイさんからです。しかも10分も前のもの。
僕は慌てて返信。
ごめんなさい!気づきませんでした!
すぐ既読になり、
大丈夫ですよー!いまコンビニですから慌てずで。
いまシャワーから出たばかりでもう少しお待ちいただけます?部屋は901です。
と僕は打ち返します。
了解です!準備できたらLINEください。急がなくて大丈夫ですから。
ありがとうございます!!
ホッ…やはり感じの良さそうな人だ。いろいろ安心です。
僕はそのことを姉に伝えベッドに誘いました。
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