「……………」「頼むよ…言ってくれ」 「………分かった」 「紬美…」 「……あたし、小の高橋コーチの事が好きだったの…」 「……嘘だろ」 「ごめん…本当なの」 「…だからたいして抵抗しなかったのか…」 「…………」 「じゃあ、もしかしてお前が自分でそういう状況作り出したのか?」 「違う……ただ…美瑠ちゃんはその事知ってたから……」 「何だよそれ…それになんでよりによって高橋コーチなんだ?あの人女グセ悪いので 有名だろ?何であんな奴が好きだったんだ?」
「………分かんない」 「顔か?確かに俺なんかよりかっこいいよな?……俺はいったいお前のなんなんだよ? 俺達ちゃんと付き合ってたよな!?」 「…………」 「……ごめん……俺、何でも受け入れるって言ったよな…」「正直に言ってくれてありがとう…」 「……うん」 「本当は美瑠ちゃんと一成先輩はいつ戻って来たんだ?」 「…朝まで戻って来なかった」 「そう…じゃあ2人が出てってカギかけて、すぐにやったの?」 「ううん…キスされてた」 「ディープキス?」 「うん…」「紬美も舌入れたの?」 「………歯茎の裏なめてって言われた」 「…そう……その時、服は?着てた?」 「……全部脱がされてた」 「…高橋コーチは?」 「脱いでたと思う…」 「そうか……そういや高橋コーチってかなりぽっちゃりだったよね? 風呂場で見た時、チンコはかなりデカかったなあ…」俺は平静を装おって冗談ぽく言ったが、 奈美と高橋コーチが裸で抱き合ってディープキスしてるのを想像して実際は血の気が引いていた 「紬美は高橋コーチに告白したの?」 「してない」 「じゃあ高橋コーチは紬美の気持ちは知らないのか?」 「……知ってるっぽかった……美瑠ちゃんが一成先輩に言って、それで知られたのかも聞いてないから分かんないけど」 「そうか…そう言えば俺、あの時お前の部屋に行ってるんだけど、カギかかってて… 呼んだんだけどお前出て来なかったな…あの時は疲れて寝てたって言ってた… まだ21時前だったのに…」 「……ごめん」 「いいよ…あの時、どんな事されてたんだ?」 「…キスされて………アソコさわられてた…」 「…まだやってはいなかったんだ……指入れられてたの?」 「……ううん」 「クリトリスさわられてた?」 「……うん」「どんなふうにさわられてた?」 「…分かんない」 「気持ち良かった?」「分かんないよ…何でそんな事聞くの?」 「…聞くのはツラいけど…知らなければ、かえって気になってしまうと思うから…だから… 言ってくれよ」 「…分かった」 「俺がドアの前にいた時クリトリスどんなふうにさわられてた?」 「……擦られてた」 「気持ち良かった?」 「……たぶん」 「俺がドアの前にいたのお前も高橋コーチも当然知ってたよね?」 「うん…」 「2人とも俺の事にはふれなかったの?」「…どうする?…って言われた」 「…お前は何て答えたの?」「…ちょっと待ってって……今、まずいって…」 「そしたら…?」 「……指入れられて…激しくされた」 (…馬鹿にしやがって…) あまりに頭に来て血の気が引いていくのが分かった 悔しさで涙が出そうになった 俺は気持ちを押し殺して質問を続けた 「…そう………気持ち良かった?」 「…………」 「その時どんな態勢だった?」 「……ひっくり返されてた」 「…それ、まんぐり返しってやつ?」 「……分かんないけど」
あの時ドアの向こうで伝えた美がそんな事されてたなんて… 美瑠ちゃんと2人で寝てると思ってた 美瑠ちゃんも美瑠ちゃんだ… 高校の時からずっと、今も紬美の親友だって… いつも俺と紬美を応援するような事言ってたのに… 余計な手引きしやがって… 高橋コーチは特に親しくもなく元々あまり好きじゃなかったが、一成先輩の家には何度も 遊びに行ってる… 紬美の事を相談した事もある いい人だと思ってたのに 何なんだよ… みんなで寄ってたかって馬鹿にしやがって… 「あの後さ、お前が部屋から出て来なくて…俺、部屋に戻ってからしばらくして お前の携帯に電話かけてんだよな…」
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