それからしばらくして友人が起きてきました。
妻が洗面具用意してますと、
彼は顔を洗い歯を磨くてまた部屋へ行くのです。
しばらくすると着た時と同じ姿で、世話になったねこれで帰りますと挨拶を。
妻が今、朝ご飯出来ますからと言うと、
ありがとうでも帰りますと言って玄関へ、
私が後を追い送って行きました。
昨夜の事は互いに触れず無言で駅に着くと彼は、
じゃ元気でな奥さんによろしくなと言って電車に乗って帰って行きました。
帰ると朝飯の用意が出来ていました。
どちらともなく気まずい雰囲気でテレビを見ながらそちらの話題で逃げてしまいました、本心は昨夜の事を聞きたかったのです。
私は用もないのにちょっと出掛けて来ると行って家を出ました。
何か分からないのですが動悸がするのです。
朝は頭が回らずでしたが段々と昨夜の妻と親友の事が頭から離れないのです。
今日は休日です、飲みたくもないコーヒーを喫茶店でのみ読みたくもないスポーツ紙を買い時間を潰したのです。
言えに帰ると妻は普通に家事をしていました、呼んで聞きたい一心でしたが妻の顔を見ると聞けませんでした。
一日が終わり寝室です、風呂から上がり妻が昨夜のパジャマ姿になっていました。
横に寝ると妻が、
ねえ~聞きたいんでしょう本当は、
いやでも言いたく無ければいいよ言わなくても、
本当に?
ああ~。
じゃ寝るよ、いいのね?
う~ん、じゃ言ってくれ。
妻は灯りを消すとポツリポツリと話し始めたのでした。
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