晩メシを喰ってると家のチャイムが鳴った、妻には彼等が来る事を言ってなかった、口裏合わせが出来ない様に。
玄関に妻が、そしてオドオドしながら、
あなた岩田さんと橋上さん来てあなたに呼ばれたと、
ああ~呼んだ、上がって貰え、
その時の妻の狼狽は異常なほどでした、顔は引きつり目は焦点が収まらない状態でした。
妻に二人を応接室に案内させると何やらヒソヒソ話が漏れ聞こえて来ますが内容は聞こえませんでした、どうやらどうして来たのよとか何で来たのとかのようでした。
私が行くと二人は俯き加減で座っていました。
私は由美、由美と妻を呼び彼等の横に座らせたのです。
私の目の前に岩田、橋上、妻の由美です。
私が三人に今から聞く事に正直に答えるんだいいなと少し強い口調で言いました。
この時、妻は私の言ってる事が分かってる様でした。
今にも泣きそうな顔で視線が泳ぎまともに私の顔を見れないのです。
強い口調で由美、お前からこいつ等を誘ったのか?どうだ言え、
えっそれは、いえそんな事しませんと弱い声で言います、
すると岩田が、奥さん社長には俺から本当の事、言ってます。
えっそうなの、そう言うと妻は、
ごめんなさい、あなた私が悪いの、本当にごめんなさい。
由美どうしてなんだはっきり言え、
だってあなたこの数年構ってくれなかったじゃないですか私だって生身に人間です、
お前、だからと言って従業員とヤル馬鹿がどこにいるんだ。
それにだなお前、俺が早いだの固くないのだのおまけに小さいとかこいつ等に言ったそうじゃないか、
ごめんなさい、ごめんなさい。
こいつ等の大きかったのか、固かったのかどうだ由美、
妻は下を向いたまま小さく頷くのでした。
私は思わず置いてあった新聞紙を妻に投げつけたのです。
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