私は今までの様に勝手口から裏の家に行きました。
部屋に入ると、バスタオルを掛けた真由美ちゃんが
床に座って待っていました。私は真由美ちゃんに
「ごめんな。」と、謝りました。
「謝らなくていいよ。真由美も一緒に決めた事だよ。」
そんな事を言われると、尚更、自分のしたことに懺悔しました。
テーブルの上に目が行きました。小物の玩具が数点置かれていました。
床の上にも使用していたディルドが無雑作に放置されていました。
「真由美ちゃん。見せてもらってもいいか?」
そんな情けない私の問いかけに真由美ちゃんは少しも嫌な顔をせず
かけていたバスタオルを自分で取ってくれました。
私の事を思って気丈に振る舞てくれたのか、こんな事を
言ってくれました。
「本当は大家さんにやって欲しかった。」
結婚しても私の事を「大家さん」と呼ぶ真由美ちゃん。
愛おしく感じるしかありませんでした。
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