部屋の明かりが点いていました。しかし、カーテンも閉まり
中は何も見えませんでした。景子さんに状況を連絡しました。
中に入る方法を教えてくれました。昔の古い家です。
納屋から家の中に直接入れる入り口が有るとのこと。
確かにありました。但し、そこから入ったら直ぐに台所。
私は身を潜めるしか方法がありませんでした。
せっかくここまで来たのに時間だけが過ぎていました。
納屋から外に出ては景子さんに連絡をしました。
その時でした。小窓に明かりだ点きました。そこは浴室の
明かりでした。納屋の入り口の直ぐ目の前でした。
慌てて納屋に戻り隠れました。人の声が聞こえました。
それも2人の声でした。声だけは、はっきりと聞き取れました。
「健さん。本当に母さんに怒られるよ。」
「まだ何もしてないよ。」
「けど、してるよ。」
何をしてるのだ?
「親子なんだから一緒にお風呂に入るのはダメなの?」
そうです。2人は一緒に風呂に入ってたのです。
当然ですが、お互いが全裸でしょう。必然的に真由美ちゃんの
全ても見られているのでした。
あろう事か、彼は自分の事を父さんと言ってました。
「父さんが洗ってあげるよ。」
どうしても中を見る事ができません。方法もありませんでした。
ただ声だけは聞こえてました。
「今度は父さんの体も洗ってくれるか?背中はもう洗ってもらったから
前を洗ってくれる?」
え?背中は本当に洗っていたんだ。
2人の声が少し途絶えました。
「ここはどうやって洗うか教えてもらてる?」
「どうやって洗うかですか?」
「分かるよね。そうじゃないだろ。」
2人の会話だけが中の様子を察する頼りでした。
納屋の奥に行き、景子さんには何も変化が無いと報告しました。
もうここまでの状況だけでも十分認識されていました。
このまま2人の会話を聞く事をあきらめました。
私は携帯の電源を切って今の内に中へはいる手段をとりました。
中に入っても隠れる場所などは見当がつきませんでした。
少しの時間で出来た事は、完全に閉まっていたカーテンを少しだけ
隙間をつけて中が見えるようにすることでした。
明かりの点いた部屋と隣の寝室と聞いていた部屋のカーテンだけ
何とか手を加えて納屋に戻りました。その時、初めて気付きました。
納屋の中に脚立を発見しました。音を手てない様に
脚立を納屋の小窓に立てかけました。ビンゴでした。
その窓からは、浴室を上から覗き込める角度で全てが
見て取れました。もうその時に見た光景は、真由美ちゃんが彼の物を
口に咥えている状態でした。声も当然聞こえてきました。
「父さんのと、どっちが大きい?」
「父さんも大きい。」咥えていた物を口から放し答えてました。
健さんと呼んでいたのが、父さんと呼んでもいました。
言われるように、夢と願望かもしれませんが部屋に行くまでも無く
浴室っで現実となりました。
真由美ちゃんは、操られるまま中腰になり背を向けました。
そこからは一瞬で真由美ちゃんは受け入れる事に。
私は、その後でまだ知らない事も知る事になりました。
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