夢・願望が叶うか。私は約束通り近くで待機しておこうと
家を出る準備をしている時でした。急に連絡無に
景子さんが訪ねて来ました。
「予定より早く帰って来れたけどこっちに来ちゃった。」
「真由美ちゃんは知ってるのですか?」
「別に何も言って無いよ。」
私には景子さんの顔が変な笑みを浮かべているように見えました。
「今から家まで送りますよ。」
私もそ言う言葉しか出ませんでした。
「せっかく真由美もうまくやってるみたいだしいいよ。」
「そうですか。」
「今から予定あります?」
「これといっては無いです。」
仕方なく、真由美さんと久しぶりの家飲みになってしまいました。
時間はもう遅い時間になっていました。景子さんが話を先に
切り出しました。かなり酔ってました。
「大家さん。見てたでしょ。」
「何をですか?」
私は惚けるしかありませんでした。そんな事は通じないと分かってもいました。
「私の事をどう思う?」
「どう思って言われても。」
「なって親だって思ってるでしょ?」
「そんな事は思ってませんよ。」
「あんなこと言っていても?聞こえてたでしょ?」
「はい。すみません。全部聞いてしまいました。」
「真由美のこと心配にならないの?」
「心配はします。けど景子さんはどうなんですか?
心配じゃないのですか?」
「何で、今日私がここに来たか分かってくれる?」
「それは分かる様で、どう受け取ればいいのか。」
「それなら私から言うね。私も本当は大家さんの事が
好きだったよ。今でも好きだよ。けど真由美の事を
考えたら我慢するしかなかったから。」
「けど、今は再婚して。」
「そうね。再婚した時は、大家さんの事も忘れていけたけど
聞いたでしょ。あの人に毎晩あんな事を聞かれて言わされる
ようになってからおかしくなった。大家さんは知ってて
真由美を行かせたのは何で?私も正直に話すから教えて。」
「それは、景子さんが本当に留守になるなら仕方ないと思って。」
私は嘘をつきました。
「私は正直に言うよ。真由美より、大家さんを選んだ。」
「私を選んだ?」
「そう。再婚してるって事になってるけど席は入れて無い。
もし真由美があの人と関係をもったらそれでいいと思う様に
なったの。ごめんね。」
「それでいいって、それは景子さんはどうされたいのですか?」
「先に大家さんも正直に答えて。真由美に何か起こるかもしれないって
分かってて行かせたんでしょ。真由美は何も知らないで行ったのでしょ?」
もう私は全てをさらけ出しました。
「嘘をついてすみません。実は、自分も景子さんと同じと言いますか
あの方に真由美が抱かれることになったらと考えました。
正直に話します。真由美にも私なりに話をした上で行かせました。
昨日の事ですが、部屋に来たと連絡がありました。
何も無かったと報告が有りましたが、今日の事です。
誘惑してみてと言ってます。」
「真由美は、何て?」
「すみません。私も景子さん達と同じような事をしてました。
もしあの方に言い寄られたらどうするかって。
真由美ちゃんも分かって行ってます。」
「そうだったの。」
「ところで景子さんはご主人から何か連絡は無いのですか?」
「大家さんごめんなさい。今日ここに来ると決めた理由になるの。
今日、連絡がありました。」
「何て連絡があったのですか?」
「どっちが言ってることが本当か分からなくなったけど
昨日の夜、真由美の部屋に行ったよって。」
「それで?」
「真由美の寝ている姿に興奮したって。」
「寝ている姿ですか?」
「昨日の夜は、そのまま部屋から出たと言ってたけど
真由美さんのオッパイも大きいね。って。
どうしたの?見たの?って聞いたら。見えたって。
何で?って聞いたら、布団脱いでオッパイ出して寝てたから
仕方ないだろって。」
「私は何も無かったって聞いてます。」
もしかしたら私には言わなかったけど既に真由美はアクションを
とていたんだとしか思えませんでした。
「少し前だけどメールが来てるの。」
「ご主人から?何て?」
「俺、真由美ちゃんに誘惑されてるのかも?って。」
「誘惑ですか?」
「一緒に今日は飲んでるみたい。明日は休みでしょ。」
「自分たちも飲んでますが、もうこんな時間ですよ。」
「まだ飲んでるみたい。」
「誘惑ってどんな誘惑か連絡ないのですか?」
「無い訳じゃないけど。」
「一度、自分から真由美ちゃんに様子を聞いてみます。」
「そうしてみて。」
私は真由美ちゃんにメールをしました。
「まだ起きてる?」
暫く待ちましたが既読になりません。
同じように景子さんが、ご主人にメールをしました。
既読になり直ぐに返信がありました。
「まだ起きてる。今夜、本当にそうなってもいい?」
私と景子さんの目が合いました。
「起きてたら一度、どんな状況か連絡して。」
私は改めて真由美ちゃんにメールをしました。
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