私は、そんな嫁の反応を見てあることを閃きました。
私は、あの日耳んで聴いた出来事に近い事をやろうと
考えました。 横になっている嫁を起こしました。
そして、布団から出ると、ハンガーに掛けてあった
シャツを取り、着ていた物を着替えらせました。
そして私は嫁に聞きました。
「その男は、由香の事をなんて呼んでるんだ?」
「由香…ちゃんって…。」
「そうか、それなら今から俺は由香の事を由香ちゃんて
呼んでやるから。 由香は、俺の事を伊藤だと思ってごらん。」
「伊藤さんって思うの? そんな事…」
「出来ないのか。 それなら…。」
私が、それなら…と言いかけた時、嫁が
「うん。 分かったよ。 それでいいんだよね。」
「かまわない。 今、ここに居るのは伊藤だ。」
私は、伊藤がどんな人物なのか喋り方をするのか、よく分かって
いませんでしたが、その人物に成り切って嫁を言葉で責めました。
「由香ちゃん。」
「は…い。」
「シャツのボタンを外してみて。」
「ダメです。」
「外しなさい。」
「ダ…メです。」
今一、嫁も少しためらっていました。 本当に伊藤だと思って私の
言う事を利きいれていいのか。 私は、嫁に言いました。
「心配するな。 いいんだ。 俺の言った通りにしてくれ。」
「それで、いいなら…。」
嫁も次第に受け入れていきました。
「由香ちゃん。 さーボタンを外して。」
「はい。 これでいい?」
「さて、どうして欲しい?」
「見…て……欲しい。」
「何を?」
「由香のオ…ッパ…イ。」
「聞こえなかったよ。」
「由香のオッパイを…見て欲しい。」
「見て欲しいんだね。 ほら見せてごらん。」
すると嫁は、ボタンの開いたシャツを捲りました。
「見えたね。 見るだけでいいの?」
「それは…。見るだけじゃなく…」
「どうしたの?」
「触って…ください。」
「誰に触って欲しいの?」
「伊藤さんに。」
もう嫁は、別の世界に入り掛けていました。それは、私もでした。
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