パンダさん ディープまでとは…いかないかも知れませんが舌が絡み合ったのは確かですね。では続きです。
妻の実家は日本海側に位置しているので海までは、そう遠くはありません。祖父から聞いた秘密スポットへ車を走らせ片道20分ほど
子供達は後ろで騒いでいます。Sちゃんは本当の家族みたいですねとニコっと笑い私に話しかけました。
そうだね 周りの人は家族にしか見えないしね。歌を流しながら少しだけ開けた窓から海風が入り寒さを忘れるくらい楽しいドライブ
途中コンビニに寄り お茶や菓子類を買いマニアックな道を登り到着しました。
車から降りて場所を確認すると断崖絶壁 下には釣りが出来そうな広い場所が見えました。各自荷物を持たせ人が釣りだけの為に作った険しい人道 私は1番小さな次女と手を繋ぎ険しい坂道を降りて行きます。「滑るから気をつけてゆっくり降りろよ」と声をかけ ゆっくり降りて行きます。途中大きな岩に差し掛かかった所でさすがにここは1人づつじゃないと無理だなと思う箇所が 先ず私が降りて荷物を一つずつ降ろし次は子供達を抱きかかえ降ろし最後にSちゃん,
Sちゃんに手を差し伸べるとSちゃんは遠慮するかのように「大丈夫です」と言い座り気味な体制で降りようとします。
「そこ、滑るから気をつけて」と言った矢先 Sちゃんは、滑り落ちてくるように降りて来たので、私はSちゃんの身体を支えました。
私はSちゃんを抱くように支えると「あっ滑っちゃった」と可愛いい笑顔で、だから無理しなくていいよと抱いていると次女の子が
あぁーお母さん おじちゃんに抱きついてると言われ 何も考えてなかった私とSちゃんは、「あっごめん」「あっごめんなさい」と言葉を交わすとSちゃんは次女に おじちゃんは、お母さんを助けてくれたんだよと言うと、そっかぁ落ちたら大変だもんねと その場を和ませました。
釣り場スポットに着くと私はみんなの釣り竿をセット Sちゃんはレジャーシートなどを敷いて各々が準備をしました。私は子供達に餌を付け撒き餌をしながら子供達 3人を見ている後ろでSちゃんは、その様子を見ながら終始ニコニコしながら携帯で写真を撮ったりしていました。釣れる魚は餌取りの小さなフグやカサゴなどメインのチヌの当たりはありません。時間も過ぎ 13時半 そろそろご飯食べよと、皆んなでSちゃんの作った弁当を食べました。海で食べるご飯は格別に美味い Sちゃんや子供達はニコニコしながら食べています。するとリーダー格の私の次男が探検に行こうぜ カニも沢山取ろうぜと言い出し2人を連れ探検に行きました。「あまり遠くへ行くなよ あぶないから」子供達は私達 2人を置き探検へ行きました。
少し無言が続き私は竿を持って5m程 離れた場所で釣りをしました。しばらくするとSちゃんが「お兄さん こっちの竿が何か引いています」私はSちゃんに 早く竿持って糸を巻いてと叫びました。
Sちゃんは竿を握り ぎごちない体制でリールを巻きます。「お兄さん 早くこっちこっち」私は竿を置いてSちゃんに駆け寄ります。穂先がぐんと曲がり 来たチヌだと思い タモを持ってSちゃん もっと竿を立てて 巻いてのやり取りをしていると 「お兄さん 無理無理」私は何も考えずSちゃんの後ろへ回り 抱きかかえるように俺が竿持つからSちゃん巻いて巻いて 私はSちゃんに釣らせてあげようと必死で、しかし見えぬ魚は下へ下へ潜りこみます。ヤバイこのまま下に入ると岩で糸をきられてしまう 私は必死で竿をあげます。
その時 糸がプツンときれ私達は尻もちをつくように倒れます。
つづく
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