去年の9月。僕が仕事で隣の県に、1ヶ月半の出張をすることになった。会社は考え、『ホテルよりも賃貸の方が安い。』と1LKの住宅を借りることになった。
その初日。大東建託の担当の方に連れられ、住居に向かった。部屋に入ると、何にもなく、あるのはエアコンだけの寂しい部屋でした。
その日の夜。チャイムがなり、しおりさんがやって来ました。引っ越しの手伝いという名目でしたが、半分は僕を心配して来てくれたのです。
引っ越しと言っても、家電と衣服を部屋に並べるだけ。20分くらいで終わりました。
しおりさんはと言えば、自宅で作って来てくれた夕食をレンジで温めてくれて、二人で食べます。
食べながら、『泊まる?』と聞いてみます。『泊まってもいいけど。』と言いながら、壁の方を指差しました。
この家、ニコイチの家になっていて、隣の家の声がかすかに聞こえてくるのです。壁が薄いのでしょう。
壁に耳をあてると、テレビから爆発音が聞こえ、オタク系の喋り方をする男二人が、ゲームについて語りながら遊んでいます。
『学生やわ。』としおりさんに告げます。担当者から、『近くに学校があって、この辺り学生が多い。』と聞いていたからです。
別々にお風呂を済ませ、夜9時に布団に入りました。腕枕をして、天井を見ながら、しおりさんと少し話をします。
そんな中、隣の部屋から爆発音は途切れず、『こいつら、いつまでゲームしてるんや?』と呆れます。オンゲーなのか、もう何時間もやっているようです。
テレビから爆発音が消えました。しおりさんが、喘ぎ始めたからです。小声で『となりに聞かれてるよ。』としおりさんに教えます。
『聞かせてあげたら、いいやないの~。』と度胸がすわっています。『チンポ、舐めるよ~。』とわざと大きめの声を出し、こっちが焦ります。
さすがに挿入してからは、彼女も小声になりましたが、それでもバッチリ盗み聞きをされたと思います。
『逝く、逝く~!!』と叫んでましたから。
おかげで次の日から、この部屋は宿舎として機能しなくなりました。隣の学生達が聞く耳をたてていると思うと、もう恐くて恐くて。
リビングではなく、狭いキッチンに布団を敷いて寝てました。ある意味、おっかないしおりさんです。
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