『とりあえずほっとした。なんかやるべき責任果たせたかな~みたいな達成感がある』
そう紀子叔母は言いました。
『最初、いいよって言われたとき、信じられなかった。そして今、初めての人になってくれたんだ、やれたんだみたいな気持ちだよ』
『そうね~遠縁とはいえ、親戚だからね~やっくんのお母さんの顔、明日からまともに見れないかもな』
母と二つしか違わないから、紀子叔母と母は仲が良かった、だから下校途中に紀子叔母宅で休憩しても、母はなにも言わなかったんです。
余韻に浸っていたら、紀子叔母のお腹が、ぐぅと鳴りました。
思わずぷっと吹き出しました。
『あのね!やっくんが予定より早く来たからおばさん、朝ご飯食べてないんだからね?』
ぷんとそう言うと起き上がり、買ってきた食べ物を用意してました。
『やっくんも食べなさいよ。午後は私が楽しむ番だから、食べないと大変よ』
そう言った紀子叔母はニヤニヤ、悪戯っぽく笑いました。
ちょっと早いお昼をして、しばし休憩。
その途中で俺は中に出して大丈夫だったかを一応聞きました。
『あまり言いたくないけど、子供出来なかった理由は私にあってね。だから大丈夫なの。出来っこないの』
少し寂しげな顔をした紀子叔母でした。
深く聞くのもやめました。
『さ!続きしますよ!夕方まで時間たっぷりあるからね』
気合い入った紀子叔母に、これでもか、またこれでもかと何回もして、そしてされました。
紀子叔母宅からチャリで帰るのに、ほんとお年寄りチャリみたいにフラフラして帰りました。
紀子叔母とはその後も続き、俺は鍛えられ、大学で初めて出来た彼女は俺にメロメロになり、俺は自信をつけましたが別れ際が泥沼になりました。
俺と別れたくないと粘られました。
俺は現在29才で妻がいます。
紀子叔母は61才になり今も元気です。
ただ仕事の都合で、地元を離れ、妻と二人暮らししてるため、たまに地元に帰省しても、俺には妻、紀子叔母には叔父さん、帰省すると両親がべったりなんで、紀子叔母とはここ数年ご無沙汰です。
帰省しても妻の監視の目が厳しく、中学、高校、大学時代の友人と飲むってときでも妻は必ずついてくるんで、ウソつけないでいます。
妻は俺がいないと、俺の両親と三人きりってのにまだ耐えられないみたいで、だからついてくるんです。
ついてくるなと可哀想だから言えないし。
でもまたいつか紀子叔母の60になった身体を絶対抱きたいです。
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