いつの間にか、旦那さんは私の後ろにいらしていて、
後から私の胸を両手で掴まれていました。
ゆっくりと、服の上からですが、揉まれて、なにか
夢を見ているみたいな気持ちです。
私の耳元で、立ち上がるように囁かれ、暗示に掛か
ったように立ち上がると、正面を向かされ、ギュッ
と抱き寄せられ、旦那さんの顔が、迫ってきました。

哲夫さんの唇が、私の唇に触れ、さらに驚いた事に、
哲夫さんの舌が、私の口の中に侵入してきました。
私の舌が、哲夫さんの舌で弄ばれます。
こんなキスは初めて。
ズーン　身体がゴックンします。それを、哲夫さんが
支えてくれ、こう言われました。
「僕は　奥さんを初めて見た時から　奥さんを欲しい
　と思っていました。　今日がチャンスと思い　こう
　して　お誘いしました。　許して下さい。
　いやなら　この場でお帰りになって　下さい」
哲夫さんの告白ともとれることを聞き、私は身体中の
血が騒ぎました。

こんな事言われたのは、生まれて初めて。
今の旦那との、何の変哲もない生活。
私は承知したということで、私から哲夫さんの唇に唇
を重ねました。

そう、子供はいずれ家を出て行くもの。
その時になって旦那や奥さんのことが空気みたいだと言ってないで仲良くしておかないと。
冬の長い夜を夫婦二人だけでどう過ごすの。
たまに夫婦でお風呂に入ったり、リビングでマッサージごっこでもしないと。
でも、鍵はちゃんと掛けておくこと、直前に子供の近況報告を聞いて居場所を確認すること。
やっている時に帰って来られたら大変でしょ。
我が家見たいに、、