2012/04/14 18:43:15
(EFgejIs9)
着替えている最中に、私の中にはさっきGさんに言われた言葉が耳奥から繰り返し繰り返し聞こえました。
『妻は妻でもお前は奴隷妻だろ』
約束した奴隷妻
私は、従うしかありませんでした。
裸に黄色のエプロンで、私は料理とお酒を運びました。
その時に、玄関でのお客さん4人の視線は、私がGさんの本当に妻なのかを伺う視線ではなく、私の身体に向けられた視線だった事に気づきました。
ニヤニヤ、ニヤニヤ、食い入るように見られているのがわかりました。
視線が、まるで皮膚に食い込むかのように感じられました。
こんな姿でいきなり出ていけば驚かれるはず、それがまるで待っていたみたいな感じでニヤニヤ、ニヤニヤ見つめられていました。
お客さんは、私がこうする事がわかっていたんです。
私はGさんの接待の道具なんだと自覚させられました。
料理とお酒を運び、私はGさんに言われてお酌をして回りました。
お客さんの視線を浴びて、私は身体が熱くなりました。
恥ずかしさで、熱くなり、汗ばみました。
お客さんから、身体について聞かれ、エプロンに隠れていない背中、お尻を触られながら、いやらしい質問をされ続けました。
みんな服を着ているのに、私だけこんな恥ずかしい姿で、いやらしい質問されたり、触られたり
私には恥の地獄のような時間でした。
ひと思いに犯された方がまし、そうすら思えました。
そんな長くてゆっくりとした時間が過ぎていき、Gさんが『初美、エプロンを取りなさい』
私は、従うしかありませんでした。
『エプロンを取ってお酌しなさい』
私はエプロンの紐をほどいて、エプロンを身体から外して、お酌をして回りました。
周りがみんな服を着ている中に、一人だけ全裸になるのがこんなに恥ずかしいなんて、こんなに恥ずかしい事があるなんて、私は初めて知りました。
ついつい前を隠してしまうと、そのたびにGさんから『隠すな』と怒られました。
そしてGさんが立ち上がられて『今から口説きの時間ですよ、みなさん』
『Tの嫁を口説き落としたら、あとは自由に楽しんでください』
『口説けなかったら、そのまま帰ってくださいね』
一言、一言、それはお客さんにではなく、まるで私に向けられた言葉のように聞こえました。