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2012/04/02 22:44:52 (yo7sggJV)
数日前、妻が携帯を忘れて出掛けていった。
中学、高校と卓球に熱中した彼女は、深夜まで放送されていた世界卓球に夢中になり、翌日起きることができなかったのだ。
近所のラーメン店でパート勤めをしている。
出勤時間に遅れそうになり、取りあえず化粧だけを済ませて、妻は慌てて家を出て行った。
時間が不規則な仕事に就いている私は、妻の先に家を出ることもあれば、見送った後に出ることもある。
その日は後者だった。
電話台の上に、妻の携帯が置いてあるのを見て忘れたことに気付き、届けようとも思ったがやめた。
ラーメン店は、車で10分ほどの近所にあった。
彼女はセカンドカーの軽自動車でパートに向かう。
忘れたことに気付けば取りに帰ってくるだろう。
だから、私はそのまま捨て置くことにした。
何気に携帯の中を覗いてやろうと悪趣味が顔を出したのは、ほんの気まぐれだった。
鬱陶しいほど性欲の強かった妻が、ここ1年ほど求めてこない。
私が嫌がってばかりいるので諦めたのだろうと思っていたが、もしかしたら浮気でもしているのかもしれない。
軽い気持ちだった。
二男一女の母親である。まだ四十を過ぎたばかりだが、上は高校生の息子がいて、一番下の娘も中学に上がった。
子育ても一段落して、妻も落ち着いたのだろう。
そう思っていた。
特に浮気の匂いを感じたことはないし、身辺に奇異な行動が目立ったこともない。
脱衣所に干された下着は娘ばかりが派手になっていき、妻は相変わらず古めかしいものばかりだった。
化粧が濃くなることもなければ、服装が若々しくなったわけでもない。
だから安心しきっていた。
携帯を開くとロックが掛けられていた。
プライバシーを守ろうとするのは別に不思議な事じゃない。
私だって携帯にロックを掛けている。
少しだけ考えた。
出勤まで時間があって暇を持て余していた。
思いついた幾つかの数字を打ち込み、最後に妻の使う軽自動車のナンバーを打ち込んでみた。
数字に弱い妻は覚えやすい番号を選ぶ傾向がある。
軽自動車のナンバーは、同じ数字を2つ使っていた。
見事にロックは解除された。
確かめるべきはメールしかなかった
軽い気持ちでフォルダーを開いた。
ボタンを押した途端に同じ名前がずらりとディスプレイに並んで、思わずギョッとした。
「しんちゃん」とひらがなで打たれた名前には、まったく覚えがなかった。
ほとんどが、その男からのメールだった。
一日に十数回もメールのやりとりをしている。
しかも、夜中ばかりだ。
怪しくないわけがない。
レスになってからは、一緒に寝ることはなくなっていた。
私は風呂から上がるとすぐに床に入り、妻は撮り貯めたビデオをよく夜中まで居間で観ていた。
その時間に妻はメールをしていたのだ。
メールを開くと案の定だった。
深夜にやりとりをしたメールには、口にすることさえ憚れるような猥雑な文章さえ書かれていた。
まさかという気持ちと同時に、やはりという気持ちに襲われた。
すっかり飽きてはしまったが、他の男からすれば妻はまだまだ魅力的に映るに違いなかった。
スタイルだってそれほど崩れていないし、容貌もそれなりに整っていた。
しかし、浮気ができるような女だとは思わなかった。
そういったタイプの女ではなかったし、私たちを欺くことができるほど計算高い女でもなかった。
妻の向ける笑顔に偽りはないと信じていた。
だが、蓋を開けてみればこれだ。
幾つかのメールを確かめていて、動画ファイルの添付されたものがあった。
嫌な予感に襲われた。
そして、その予感はものの見事に的中した。

週に3日だったパートが5日になり、土日まで働くようになっても文句をいったりはしなかった。
毎朝、同じ時間に出掛けて、夕方の同じ時間に帰ってくる。
近所にできたラーメン屋の募集に妻が応募したのは、ちょうど1年前。
大変流行っているらしく、仕事に慣れていくにつれ、頼りにされる度合いも増えていって、お節介とまではいかないまでも昔から面倒見が良く、頼まれれば嫌とはいえない妻は、家にいる時間も少なくなっていった。
子供はすべて中学に上がり、手のかからない時期になっていたし、それにつれて嵩むようになった出費は、正直妻が稼いでくるパート代が助けていた。

「今度、食べにおいでよ。」

店の従業員であるから、その家族はなにかと優遇される。
うちには育ち盛りの坊主が2人と中学に上がったばかりの娘がいた。
みんな食べ盛りでラーメンは好物だ。
家を空けることを気兼ねしてか、妻はよく私たちを店に呼んだ。
家族でテーブルを囲んでいると、若い店長が必ず挨拶にやってきて、チャーハンや餃子をサービスしてくれた。
「いつもいつも、すいません。」などと、この店長に頭を下げていたのが、今さらながらに腹立たしくなってくる。
にこやかな笑顔で応対しながら、こいつは影で妻を弄んでいた。
いや、私たち家族の目の前でさえ、妻を玩具にして愉しんでいたのだ。


動画を再生すると、妻の働くラーメン屋の店内が映った。
ブレた荒い画像は携帯で撮影したからだろう。
レンズは窓際のテーブルでラーメンを啜る一組の家族に向けられていた。
被写体にされていたのは、まさしく私たち家族だった。
仕事の間もなにかと妻は私の隣りに立ち、うまそうにラーメンを食べる子供たちに話しかけていた。
画面には時折赤いカウンター席が視界を遮るように写り込み、それは外からではなく中から撮影されているのがはっきりとわかった。
厨房の中から撮ったのだ。
撮ったのは誰かわかっている。

「あれで仕事になるのか?」

他の従業員が忙しく立ち回る中で、一人だけ携帯ばかり操作している店長に呆れたことがある。

「仕入れとか色々連絡することがあるみたいよ。」

妻の説明に納得はしたが、実際はそうではなかったのだ。
携帯のカメラは私たち家族と、そしてあの男の手のひらを交互に写した。
手のひらには小さな箱が握られていた。
とても薄くて小さな箱だった。
箱にはスイッチが付いていて、そのスイッチを押すと赤いダイオードが光った。
ダイオードが光ると携帯のカメラはすぐに私たちに向けられた。
妻の様子を執拗に追った。
スイッチが入る度に妻の腰が微妙に引ける。
わずかに顔が歪む。
なにをしているかなど、遊びに疎い私でもすぐにわかった。
私の想像が間違いでないのを教えるように、最後は私たちのテーブルを離れ、裏口から外に連れ出された妻が、あの男の手によって、だらしなく濡れた性器から埋められたローターを取り出されるところで終わった。

私はこの事実を、まだ妻に言わないでいる。
子供たちが独り立ちするまでは言うつもりもない。
妻の携帯から、浮気の事実を証明する動画はすべて私のパソコンに落とした。
すべての子に手がかからなくなったら、おそらく私たちは離婚するだろう。
そのときに、この動画が威力を発揮することになる。
あんな女のために金を払うなどごめんだ。
今の女と不自由のない生活を送るためにも、かねは少しでも多い方がいい。
願わくば、この動画だけで事が済むように、あのラーメン屋の若造とは長く浮気を続けてもらいたいものだ。

「目の前に亭主がいて興奮しただろう?」

動画の最後、あの店長が下卑た声で妻に問いかけていた。

「うん・・すごく・・・気持ちよかった・・・。」

いかにもうっとりとした口調で、そう返事をした妻の声を一生忘れない。
子供たちの目の前で弄ばれることを選び、それを悦びさえした。
あの声を忘れないかぎり、私はいつだって鬼になることができる。

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投稿者:Prietleoptoke
2013/02/05 12:58:42    (dW7aNHp8)


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