～自宅に間男呼んで浮気した妻⑯～


3人が揃った所で話し合いがスタートです。
ほぼほぼ間男と私が交互に話すといった構図でした。

そして間男が・・・
好青年でした。常に下手に下手にくるのです。
平謝りです。なんだこいつ？心理掌握でもできるのか？
と思うくらいこちらの話にはしっかり相槌＆最後の言葉を繰り返し言ってくる。
私の話は絶対にさえぎらない、何回も謝罪する。

私が話し終えたら、一呼吸おいて、肯定＆謝罪をしたのち、意見、経緯を話してくる。
人たらしというか、人の扱いが上手く、相手がどんなに激昂してもその溜飲を下げるのを
第一目標として、下がった所で自身の要望を通してくる・・・。

わたしは「こいつ部下にいたらめっちゃ使える奴だわ」と感心しつつもやはり内心穏やかではなかったと
思います。

間男が言った事は、

・妻と結婚して責任とります。
・いつから不倫してた？→約１年前から。
・慰謝料は１００万円用意あります。

などが話の内容だったと思います。
後からスマホの録音機で録った音声を聞き返すと声が震えてる部分もあったので、冷静に！冷静に！
といこうとしてましたが、やはり激情もうずまいてたんだと思います。

間男の態度に肩透かしをくらい溜飲を下げられた部分もありました。
そして間男と妻のセックスにハマってしまった変な負い目もありました。
ですが、やはり心の奥底には
「怒り」「憤怒」の感情があり、今までそれが「性欲、性癖」という蓋をしていただけのようです。


少し話がそれますが私は仕事柄、色んな人間と関わり見てきました。

社会的に「ヤバい」人達は見た目からやばいのでいいのですが、
間男のように見た目は普通で「人を操作」するタイプもやはりかなりやばいのを知っています。

本当にこの時、色んな感情が混ざり合いすぎて、じゃっかん混乱もしていたのかもしれません。
そして私は切り札を刹那的にだしてしまいました・・・。

私「で誰が結婚するんですか？」
間、妻「えっ？」
私「誰と誰が結婚するのか今一度教えてほしいです。あなた方ですか？」
妻「？？？」
間「？？そ、そうです」
私「という事は妻が本命だったんですか？残りの女性はどうするんですか？」
間「!!!！！」
妻「！＞？！？」

この時の二人の顔は最高でした。そして私は笑ってしまいました。

～自宅に間男呼んで浮気した妻⑰～

話は興信所依頼＆報告時にさかのぼります。
興信所から間男がどこのだれかはすぐ分かったのと同時に住居も分かりました。
そして＋ａで分かったこと。

それは間男は妻以外にまだ2人の恋人がいることでした。
私はその二人の関係性やどこの誰かを探るように
さらに依頼しました【もちろん追加料金が発生しました】

そこからわずか1週間ほどで、いとも簡単に所在が割れたのです。
なんと二人は妻と同じ職場の女性たち。

間男は同じ職場で３股をしていたのです【恐るべし】
この件があったので私はきっと隠し撮りにハマっていられたんだと思います。
妻が間男とくっついても、確定で不幸になる事が分かっていたから。
これから確実に不幸になる妻を見下し憐れんでいた事で、微妙な心のバランスがとられ、
日々隠し撮りでオナニー、悦楽だけ得る日々を過ごせたのでしょう。


ですが妻から先に離婚を申し出され焦ったり、なんだか負けた気になってしまい、
使うはずではない場所で切り札を使ってしまいました。
俗にいう衝動的に動いてしまったってやつです。

でも・・・この時は・・・本当に気持ちよかったです。
頭のいい用意周到な人間の上をいくことは本当に自己肯定感が爆上がりして、
自身が全てを掌握してるような気にしてくれます。
きっとドーパミンが尋常じゃないくらいでていたと思います。

間男に他に女がいると告げた直後、
妻は間男の方をみて完全硬直。
言葉は何も発しませんでしたが、パニックのような、信じられないともいうような、
何とも言えない顔をしていました。

そんな妻を無視して私は続けます。


私「間男さん、あなた私の妻とハメ撮りしてましたよね？その携帯を回収したいのですが。
お願いできますか？？」

隠し撮り映像を見てる時に、しょっちゅう間男は携帯を妻に向けてました。
ハメ撮りしていたのは一目瞭然です。

間男と妻の隠し撮りセックスにハマっているんです。
ハメ撮りだって欲しいに決まってます。


間「えっ？どうゆうことですか？ハメ撮り？どうゆうこと？」
間男はとぼけます。それ以上にテンパッている感じです。

私「私は自宅に防犯カメラ付けてて部屋内は撮影してあるんですよ。
なのであなたが我が家に来てたのを知ってます＾＾
もちろん何してたか全部把握してます。

携帯何台も持ってますよね？ハメ撮りに使った
妻との撮影が入ったやつをだしてください、回収します。いいですよね？？」

間「え？撮影って？どうゆうことですか？どこまでですか？」
私「セックスしてる所は全て六が出来てます。何度も。私の家でくつろいでるのも。
言い逃れはできません。携帯ください」

そこから間男との押し問答がありました。
さすがの間男も相当テンパっていたようで、あたふた状態。

妻は顔面蒼白、うつむいたまま一言も喋りません。

そんな二人に隠し撮り動画のキャプを見せると、間男も引きつり顔。
妻は泣いているのか、うつむいて表情がよく分かりません。

そして１０分前後、押し問答の末、間男が携帯を差し出します。

～自宅に間男呼んで浮気した妻⑱～

間男がこっそり私に告げます。
妻以外のデータは消したいと。
二人で近くの公園にいって私の目の前で妻以外のデータを消させてＳＩＭを抜いてゲットしました。
結局他の女性のデータも後から見つかりましたが。

ラウンジに戻ると、妻の姿はありませんでした。
間男に他の女がいることがショックだったのでしょう。
私に浮気がバレてることがショックだったのでしょう。
自宅での行為が撮影されてることがショックだったのでしょう。

その後、間男の連絡先を手に入れ、後日慰謝料を手渡しということで解散しました。



ざまあみろ！！
私は帰り際、人混みの中で何度も何度も何度も呟き、
勝利の余韻に浸っていました。


この半年間、仕事への興味も薄れ、趣味だった服も一着も買わなかった。
休みの日は家にカメラを仕掛けるか、ネカフェに行って、オナニー。
そんな日々だった。
妻の浮気セックス映像でオナニーざんまい。

明らかにねじ曲がって、突如花開いた性的趣向のおかげで私は何とかやってこれただけだ。
性欲が救ってくれたのだ。何を食べても美味しくない。
何を見ても面白くない、ただただ隠し撮りでオナニーしている時が熱くなれた。
そんなバカげた状態だったのだ！
普通の人間ならもっと早く決着を付けてるか、壊れてるかのどっちかだ。


過程は関係ない、負け続けてもいい。みじめでもいい。
最後に俺が勝っていれば、それでいい。
そして俺は勝ったんだ！
そう言い聞かせて、帰りはタクシーに飛び乗ったのです。

～自宅に間男呼んで浮気した妻⑲～


間男から携帯回収が出来、後日慰謝料ゲットが確定しました。
その中の条件に「職場には絶対に言わないこと」がありましたが、
私は元々職場には言うつもりはなかったので承諾することに。


切り札を早々と切ってしまった事に後悔は多少あったのですが、半年におよんで
「我慢」していたので、この時は間男と妻を完膚なきまで叩きのめすことができた興奮で、
深夜まで祝杯をあげていました。
普段はお酒を飲まない自分もこの日だけはたらふく飲みました。



後日・・・
妻の方です。
もちろん我が家に帰ってきていません。
「離婚してください」と言ってから家に帰ってきてないので、
実家か間男の所にいたのでしょうが、今はきっと実家でしょう。


広い３LDKのマンションで一人悠々と暮らすのも悪くないと思いつつも
この部屋には長く住みたくないと思い、早々に売りに出す事を決めました。


後日、同じホテルのラウンジで間男と誓約書を交わしました。
間男はすっかり覇気がなくなり、意気消沈していた感じですが、
受けごたえはハッキリしていました。

私が隠し撮りをしていたこと、他にも浮気相手がいるのを知っていたこと、
証拠を完全につかんでいたことで予定が狂ったのでしょう。

私はそこに漬け込むように慰謝料の額を上乗せ要求しました。
渋るかな？と思いきや、すぐさまOK。

ただ条件は「とにかく職場には絶対に言わないでくれ」との事。
この間男、歯科の先生ではあるものの、雇われ？で院長ではないらしい。

間男から現金で慰謝料を貰い、誓約書にサイン。
そして間男に妻の現状について聞いてみました。

何度か電話で話し合いはしたそうです。
妻から他に恋人がいるのか？と追及され正直に話したそうです。
もちろん、嘘をついても、私が証拠を握ってると分かっていた間男は損切りするように、
妻に見切りをつけたのではないか？と思いました。


妻は職場は休んでる模様、実家にいるらしくここ最近は電話もメールも返答なし。
妻とはどうするつもりだ？と聞くと「結婚します」というが、建前なのが丸見えです。

う～ん、間男がいったい何を企んでいるか分かりませんが、
私とのやりとりはこれで終了。


話し合いが終わり、間男を見送りました。
心なしか足取りが軽く見えました。

私は家に帰り、少し後悔します。
慰謝料上乗せをすぐOKしたので、きっと額的には許容範囲内だったのだろう。
もっとふっかけてやればよかった。
間男が私に出来る謝罪はそれしかないのだから。。


半年以上に及ぶ内偵調査と隠し撮りによるオナニーの日々、
間男と妻の監視は意外にもあっさりと幕が閉じたのです。

話し合いから2週間前後。
私は広い家で、1人暮らしていました。
隠し撮りによるオナニーはピタッととまりました。
あれだけとめどなく溢れていた性欲は鳴りを潜め、凪の状態。

そんなある日、妻からメール。
会って謝罪がしたいと。。。。。

～自宅に間男呼んで浮気した妻⑳～


私は妻と間男の隠し撮りに興奮していましたが、意外にも
妻への未練はなく、他人事のように「聞いてやるか～暇だし」の感覚に
なっていました。

また妻からまだ慰謝料を取ってないし、離婚用紙にサインもしてもらってない、
滞っていた妻とのやりとりを開始することにしました。

が、私はまたもや妻に出鼻をくじかれる事になったのです・・・。


とある日曜日、妻と一緒に妻の両親も登場。

う～ん、めんどくさい事になった。
こうゆう時、大体本人の口から両親に伝えられる事は
事実とは異なる事で、両親は100％娘の味方なので、
話し合いの前からめんどくさいとげんなり。

まぁこちらには証拠あるしと身構えつつ話し合い開始。
すぐさま妻と両親からでた言葉は謝罪。
ちょっと肩透かしでした。

全面的に妻が悪いといったスタンスで平謝り。
そして私が言う前に慰謝料として現金をだしてきました。

またもや出鼻をくじかれ、変な感じに溜飲を下げられてしまいました。
そして妻の口からでた言葉は

「もういちどやり直してほしい」

でした。

さすがにその一言で頭に血がのぼりました。
隠し撮りを楽しんでいた側面もありますが、不倫は不倫！
どの口が言ってるんだと！
間男と再婚するって言ってたじゃないか！！
頭おかしいのか！！
間男がダメだから戻りたいだけだろ！！

心行くまで罵倒してやろうと何度も何度も思いましたが、何とか
今一歩で踏みとどまりました。

私が昔、営業関係で上司に教えられた事の一つに

「頭に血がのぼってそれを言葉にして吐き出したら、必ず負け、そして必ず後から後悔する」

その言葉を何度も何度も心で唱えながら、無言を貫きました。
きっと震えていたでしょう、目も充血していたでしょう。

心の底からでようとする怒りが混ざった本心を抑えるのは容易ではありません。
ですが、念仏を唱えるように何度も何度も先ほどの言葉を自分に言い聞かせ、
私は自分をなだめました。

そして少しの沈黙の後、、、