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2024/08/15 19:55:17 (e7I/OmgW)
この話の前置きは長い。だけど、自信を持って楽しんでもらえれる内容であるとの自負もある。
なぜなら、この体験をした筆者は真実を述べているのと同時に、通常に生きていたらまず体験しないであろう内容を赤裸々に綴ったものだからである。

なーんて重厚な出だしで描いてみたが、それでは俺のキャラに似合わない。描きやすいようにざっくばらんに描いていくし、なるべく時系列でテンポよく描いていくので付き合ってもらえたらと思う。

<<俺たち夫婦>>
当時、俺の年齢32歳。家内、いや元妻も俺と同じ32歳であった。子供はいない。
妻とは高校の時の同級生で25歳の頃に再会し、それから俺の強い押しで付き合って交際1年半を経て結婚したのだった。

俺の仕事は三交代制の工場勤務で中間管理職をやっている。もちろん正社員。会社がかなりブラック寄りということもあって月収だけは元妻より勝っていた。しかし看護師をやっている元妻にはボーナスを入れての年収は負けていたといったところか。

結婚生活七年目、俺はあくまで俺は順調な結婚生活だと思っていた。なんせ子供がいなかった為、入ってくる収入は全て自分たちのために使えたし、夫婦合わせての月収となるとそれなりに羽振りのいい生活をしていたと思う。
その生活が崩れ始めたのは、「嫁の浮気疑惑」からだった。

<<謎のシミ>>
ある日のことだった。嫁が「今度看護師仲間と別の医療機器メーカーの人らの間で接待があるんだよねー」等といってきたのである。俺は「接待って言っても、それいわゆるコンパだろ?w」なんてセリフを返したのを覚えている。
その日の夜のことだ。夜の24時頃に帰ってきた嫁が完全にノックアウト状態であり、家に帰って来れたのがやっとのこと。と言うくらいまで酒を飲んでいたことと・・・。

家の玄関で嫁を介抱した時に気がついたのだが、靴を脱がせる際、嫁のロングスカートの中はノーパンで、脱いだパンツはハンドバッグの中に丸められていたのだった。さらにその黒いパンツにはまだ乾燥していない白いマン汁のような液体状のものがベッチャリ付いていたのである。

この行動に明らかに不審さを感じた俺は、翌朝、嫁に「なぜパンツを脱いでいたのか」を問いただしたが、嫁は「そんなの聞かないでよ笑 ちょっとオシッコ間に合わなかったっぽいから履き直すの気持ち悪かっただけだって笑」と反論されたのである。
パンツにオシッコが付いていたか・・までは記憶にはない。だけど、あれだけ酒を飲んでいたらそう言うこともあるのかも・・しれない。

だが、今まで浮気癖なんて持ってそうなタイプでもなかったし、考えても仕方ないのでそれ以上は追求しないようにした。

そして、その頃からだった。嫁とヤル日が激減していった。それまでは最低でも週1くらいでヤっていたし、俺は嫁で十分すぎるほど満足していた。容姿も全く悪くないしSEXの相性も全く問題なかった。結婚生活の7年間で男が妄想するHプレイには嫁も大体の事には付き合ってくれた。

そんな問題のない関係も、あのコンパ以来激減して行ったのだ・・・。また詳しくは後述するが、この段階でチエミは、コンパで知り合った、ある有能なこれから司法予備試験を受けようとしている青年と知り合ったとも言っていた。(本当はここでこの重要人物の詳細を書きたいが、この時俺はこの人物について何も知らない。ここでこの人物のことを書いてしまうと時系列が崩れるので後に回す)

(そりゃ7年間も結婚生活してたら、ヤラなくなる日くらいあるだろうw)そう思っていたし、さほど問題とはしていなかった。が・・・。

<<大喧嘩>>
コンパから2ヶ月近くが経過したあの日、忘れもしない4月6日。俺と嫁は大喧嘩をした。喧嘩の理由は大したことではない。だが、俺はその時は酔っ払っており、嫁に対してしつこく、さらに大声で怒鳴りつけていた。嫁の座っている椅子の足を蹴ったりもした。そして最終的に「なんなら出ていけ!!!!!」と怒号を浴びせ、俺は夜の22時頃だったか、嫁を追い出してしまうという顛末があった。

もちろんその日は嫁は帰って来なかった。(友達のとこにでも転がり込んでるんだろう。明日帰ってくるだろう)そう思っていたのだった。

次の日。

俺は(きっと嫁は友達の家から直接、病院へ勤務しているに違いない。ってことは18時くらいには帰ってくるか。帰ってきたらちょっと謝っとくか・・・)と考えていた。

だが、嫁は帰っては来なかった。また、その間、何度も電話をしたが携帯電話の電源は切れたままだった。

そんな日が3日連続して続いた。俺は(流石に3日間は長すぎる・・・会社に明日電話してみるか・・・)と思った。

4日目、俺は妻(名前はチエミと呼ぶ)の会社に電話をしようかと思ってはいたが、(しかし、なんの理由で電話したらいいのだろう?)と土壇場になって迷いが出てきた。それからしばらく考えたあと、、、(俺が遠方に出張していて、、すぐに送ってほしい書類があるからチエミに頼もうとしたが、チエミの携帯の電話も出ないのでご迷惑かと思ってが急に必要な書類なので会社にかけてみた)と言う設定なら無理もないか。と思った。

相手「はい、Y病院でございます」
俺「えーと、そちらで勤務している森田チエミの夫ですが、本人はいらっしゃいますか?少し用事がありましたので病院にかけさせていただきました」
相手「森田チエミさんですね、、、少しお待ちください」

と言った具合で電話をかけたら、チエミの上司である看護婦長が最終的に電話を代わり、「森田さんならコロナにかかったと言って少しお休みいただいてますよ?ご主人ですよね?」と怪訝そうな対応をされたのだった。

すかさず俺は「ええ、私も地方まで出張に来ておりまして、家の状況がわからないんです。チエミはコロナになってたんですね、だから連絡つかなかったのか。わかりましたwありがとうございますw」と愛想よく電話を切ったのだった。


(会社には行ってない・・・・。どういうことだ・・・)

それから俺は猛烈な不安を覚え始めたのだった。何か事件に巻き込まれたのか、、、それとも実家に帰ったのか?

そして俺は名古屋にあるチエミの実家に「先日はみかん頂いてありがとうございましたw」等と探りの電話を入れたが、チエミの母親の反応はいたって普通。俺と喧嘩して出て実家に帰ったのであるならば、あの母親の反応はあまりにも普通すぎる。となると実家にも帰ってはいない。

俺はいてもたっても居られず、とりあえず思い当たる場所、特に駅の自転車置き場を探しに行った。俺がチエミを追い出した後、自転車も共に消えている。持って行ってるものといってもハンドバッグひとつくらいで着替えなんて持って行ってはいない。

そし私鉄のO駅とJRのG駅を探し回ったが、自転車置き場にチエミの自転車は置いてはいなかった。(電車は使っていない・・・となると、知人の車かバスかタクシーか、徒歩か・・・)といろいろ考えたがチエミの行動は読めなかった。

そしてチエミが出て行ってから1週間が過ぎた。そして、、だんだんと俺も腹が立ってきたのを覚えている。

(あの女、家を出て行って俺にわざと心配させようとしてんのか!?ふざけやがって。まさかコロナだとか言って会社休んで友人とバカンス行ってるんじゃねーだろうなぁ)

そんな考えもよぎってきた。過度な心配の副作用とでも言えるのかもしれない。

(だったら警察に行ってやるよ。警察に探させてやる)

<<捜索願>>
そう決意した俺は、捜索願い。と題を書いたB5用紙に、当時の状況、チエミの背格好、服装、俺の連絡先をワード打ちした用紙を持って最寄りのE署まで赴いたのだった。

受け付けて事務の女性警官に「捜索願を出したいのですが・・・」と話すと、「捜索願ですね。では生活安全課を呼びますのであちらの椅子にかけてお待ちください」とのことで俺はしばらく待つことにしたのだった。

5分後、初老のベテラン刑事とまだ20代前半か、バインダーを持った青年警官が降りてきて、「捜索願ですかね」とベテラン刑事の方が聞いてきたのだった。

それから小部屋の中で状況を説明し、書いた用紙を手渡したのだが、すると想定しなかった回答が帰ってきたのだった。

ベテラン刑事「えーとね、この森田チエミさんの捜索ってことだけど、奥さんに関しては我々がどこにいるかの確認が取れてるので、捜索を受理できませんね」
俺「え、、居場所がわかる?なんでですか?どこにいるんですか?」

少し迫った感じで聞くと、ベテラン刑事は若い刑事に(お前が説明しろ)と言わんばかりにアゴで合図をしたのだった。
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投稿者:(無名)
2024/08/15 20:24:57    (zrSTHoVj)
続きお願いします
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投稿者:ヒロ ◆5rcvEcIzf2
2024/08/15 20:42:01    (e7I/OmgW)
書きながら投稿してます=、必ず最終話まで仕上げますので気を長くお待ちください。とんでもない結末になるのでよろしく!!
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投稿者:(無名)
2024/08/15 23:18:25    (.0n9E3PT)
続き楽しみにしてます!
5
投稿者:ヒロ ◆5rcvEcIzf2
2024/08/16 04:55:14    (8dLxkVLg)

青年刑事「えーとですね、この4月の6日の日ですね、夫婦喧嘩をしたと書いておりますが、この際に暴力とかー、そう言うのはなかったのですか?」
俺「暴力?そんなのありませんよ。一回もチエミを殴ったことなんてないです」
青年刑事「まー殴った蹴ったではなく、たとえば物を投げたとか腕を掴んだ、体を少し突いたとか」
俺「そ、、そりゃ結構激しい夫婦喧嘩でしたから、お前ちゃんと俺の話を聞けよ!くらいの感じで腕掴んだり、、と言うのはあります」
青年刑事「あのー、それもねぇ、、れっきとした暴力なんですよ。ご主人はただ口論の度がすぎてってとこだと思うんですが、腕を掴むとかはもう立派なDVなんです」

俺「はい、、、で、、家内はどこいるんですか?」
青年刑事「えー、、一応身柄はですね、一時保護シェルターで問題なく生活はされてます」
俺「一時保護シェルター??なんですかそれ?」
青年刑事「要するに家庭内暴力とかで緊急性の高い人を保護する場所なんですけどね、奥さんはそこにいらっしゃいます。」
俺「いつ帰ってくるんですか?」
青年刑事「それはーーー、奥さん次第ですね。奥さんの気持ちが落ち着いてから・・・ってとこですが、今はまず連絡をお待ちください。警察としても行政に手が離れていますので何もできません」
俺「はぁ・・・。で、、、連絡っていうのは誰からくるんです?」
ここで登場。ベテラン刑事
ベテラン刑事「それは、言えませんな。警察かもしれませんし、弁護士かもしれませんし、奥さんかもしれません。今はこれだけです。よろしいか?」
俺「・・・。とりあえず一時保護シェルターっていう場所にいるんですね。で、あとは連絡待ち、チエミの気持ち次第・・と」
刑事「そういうことです」

こんな塩梅だった。

そして俺は家に帰ってから、シェルターと言うもののシステムを調べまくったのは想像に難くない。。


<<DVシェルター>>
簡単に言えばシェルターとは、子供で例えるなら児童虐待があった児童を親から引き離して保護する施設の大人版と言っても差し支えないだろう。またシェルターには公的シェルターと民間シェルターといって、目的はDV被害者の保護だが、運営母体が違う。公的シェルターは最大に2週間しか居れないが、民間シェルターは最大で2ヶ月居ることができるなどと情報が曖昧でチエミがどっちのシェルターに行ったのかも分からず、とにかく不安で仕方なかった。

何よりも(そんなにシェルターに逃げ込むほど、、、チエミも怒っていたのか・・・酒に酔った上でのしょうもない夫婦喧嘩だったのに・・・)と、チエミの行動も理解が難しかった。

いずれにせよ、チエミはそのシェルターにいる。その点だけはまずは安心できた。だがシェルターの場所は公開されていない。場所は全く不明なのである。いつ連絡が来るかもチエミ次第。俺はただ待つしかないのだ。

わかっているのはこれだけだった。そして俺は不安と心配に駆られいろんな役所の相談窓口や弁護士の無料相談にも電話したが、どいつもこいつも俺をDV野郎扱いされるだけで、「奥さんの連絡を待つしかないですね」との一点張りで状況の進展はなかったのだ。

その間、俺はチエミが帰ってきたらすぐに元の夫婦生活に戻れるように部屋の片付けをしたり、チエミが過去に欲しいと言っていたあるキャラクターの特大クッションを買ったり、とりあえず俺は先に頭を下げて帰ってきてもらう予定でいた。この時気がついたことだが、俺は想像以上にチエミを溺愛し必要としていたのだと自覚している。

待てど待てど連絡が来ない。それから二週間と少し経過した頃の話だ・・・。

<<謎の男>>


プルルルルルルル
と俺の携帯電話が鳴った。相手は非通知であった。(もしかしたらチエミか???シェルターから電話してきたのか???)
俺「もしもし!!」
男「森田さんですね、えーと奥さんの件で少しお話ししたいことがありまして」
俺「そちらはどなた様ですか??」
男「えーと、今は奥様の代理人・・・としてお話しさせていただいております・・・・が、とりあえずご主人の方は今はお話しできますか?」
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投稿者:ヒロ ◆5rcvEcIzf2
2024/08/16 05:04:22    (8dLxkVLg)

俺は弁護士か、刑事か、行政関係か、、そんなところの担当者かと思った。声の年齢は20代くらいか若く聞こえる声だった。

男「奥様が家を出られてるのはご存知と思うのですが、その後の話が出来ればと思いまして・・」
俺「はい、、いつシェルターから帰ってくるのですか??」
男「シェルターに入っていることをご存知なんですね?」
俺「はい!!!」

と言って、俺はこの謎の男が弁護士か行政関係かと思い込み、今回の騒動を包み隠さず話、とても言い過ぎたこと反省していること、警察にも行ったことを話し切った。

男「なるほど、それだけ奥様を出て行かれて心労されているわけですね・・・・。ですが、、実は奥様のお気持ちをお伝えさせて頂きますと、現段階では奥様は離婚を考えていらっしゃいます」
俺「え??離婚??」
男「理由は私の口から申し上げれるのはここでは控えますが、とりあえずは今回の件を最後に夫婦関係の解消、つまり離婚をされたいとおっしゃってます。」
俺「いや、そんな今回の騒動って言ってもちょっとどの過ぎた夫婦喧嘩しただけで、元々仲悪かったとかDVがあったとかないっすよ??」

男「そうはおっしゃっても現に奥様は警察を通じてシェルターへ入り、離婚の手続きを始めようとしているのですが、ご主人の方は納得できないと言うことですか?」
俺「当たり前じゃないですか!!!っていうか本人はどうしているんですか?これじゃ一方的過ぎますよ。こっちには弁明の余地もないんですか???」
男「もちろん話は双方聞いてみないと分からないですよ?だからこそ私がまずは代理でお連絡を差し上げているわけであり、今のままだとまた喧嘩に発展する可能性が高いですよね?」
俺「そんなことないですよ。もう反省しているっていうか、あの時は酒に酔ってたこともあったし、もう酒もやめようと決意しててあれから飲んでないんですよ。喧嘩どころか、こっちが全面謝罪したいくらいですよ!」

男「わかりました。ではご主人のお考えは奥様にお伝えは致します。が、それでも奥様の離婚の決意が変わらない場合、当事者による協議離婚か、、あるいは民事裁判という形にもなる可能性もありますが、まずは今回の内容を奥様にお伝えします」
俺「チエミはまだシェルターにいるんですか?あなたは弁護士さん?それとも役所関係ですか?」
男「それは現段階では申し上げれません。そして私はあくまで代理人です。とだけお伝えします。」

そう言って電話が終わったのだった。
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投稿者:(無名)
2024/08/16 11:06:30    (DLwyUOH5)
続きが気になります
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投稿者:ヒロ ◆5rcvEcIzf2
2024/08/16 18:20:54    (8dLxkVLg)
<<なぜ離婚・・・>>

なぜ離婚なのか。どういうことなのか、さっぱり俺には分からなかった。この7年の結婚生活でチエミに忍耐を強いるようなことをしてきただろうか。確かに、俺は年収ではチエミより低く、なんの能力も資格もない男ではあるが、平々凡々な平和の日々を過ごしてきたはずだ。その平々凡々な毎日に嫌気がさしたのか??
何も分からなかった。

とりあえずチエミの行動を辿ってみた。いや、あの頃は毎日毎日、何度も何度もチエミの行動と思考を辿っていた。

あの日、俺と喧嘩する。財布と携帯くらいの所持品で家を追い出される。いくあてがない。そして腹も立っている。俺に対する報復のために、警察に話をしにいこうと思う、警察の手で俺に注意をさせようとした。が、警察からは「DVシェルターに行かれては?」などと提案される。腹の立っているチエミはシェルター入りを受け入れる、会社にはコロナになったと長期療養を申し出る、そして頃合いがくる、例の代理人に話をする、代理人から離婚の提案をされる(あるいはチエミからしたのか)
そして離婚すると申し出、代理人がまず「穏便な協議離婚の実現」のために、まずは代理人が電話する、

こんなところか・・・・。だが問題はその後だ!!

俺からは離婚の意思がない。となると協議離婚が成立しない、民事裁判となる。・・・・くっそ、、この後の流れがわからん!この先どうなってしまうんだ!???

当時はこんな感じだった。

<<荷物をとりに行きたい>>
また数日後、代理人から電話があった。もちろん内容は離婚の申し出を受けるかどうかであったが、俺は「本人と直接話してないのでなんとも言えません」とだけ答えていった。

男「ではですね、チエミさんの要望でチエミさんが残している生活に最低限必要な物品をとりに行きたいのですが、いつ頃留守にされてますか?」
俺「留守なんて言わず、堂々と取りに来たらいいですよ。その時話しましょうよ」
男「まぁ、仰る気持ちもわかるのですが、今はまだお互い冷静にはなれてないとの判断なので、ご主人が仕事で留守の間に私が付き添ってチエミさんの荷物を取りますので、それではいけませんか?」
俺「いや、普通に話しましょって言ってるだけですよ?そもそも判断って誰の判断なのですか??」
男「まぁまぁ落ち着いてください。可能であれば留守の時が一番安全かと思ったのですが、、ではどうしても立ち会うというのなら私が立ち会いますがそれでよろしいですか?」

俺「だから、、安全って何なんですか?俺がx人鬼か何かだと想定してるんですか???」
男「いやそうではありませんが、実際にこういうケースでx人とか起きたりしていることも理解してください。そこはお願いしますよ」
俺「・・・・とりあえず金曜まではずっと仕事ですよ。午前中来たら誰もいませんよ。鍵は持っていってないから、要するに鍵をどこかに置いとけってことですか?」
男「そうしてくれると助かります。じゃ、鍵はポストに入れて出勤願えますか?私も同行しますので。」

俺「部屋の中まで入ってくるんですか?それって俺が入っていいと許可をしない場合、それって、不法侵入にならないんですか??!」
男「だから、あらかじめご主人に許可をいただいてるんです。」
俺「もぅわかりましたよ!!」

こういって俺は、しばらく鍵をポストに入れて通勤する日々が続いた。何度も待ち伏せてやろうかと思ったが、仕事をいつくるか来ないか分からない相手のために休み続けるわけにも行かなかった。

<<チエミのものがなくなる>>
3、4日後だったと思う。今日来るか、明日来るかと待ち侘びていたが、その時はやってきた。俺がいつも通り仕事から帰ると、玄関にまず、あるはずのチエミの靴がなかった。そして洗面所にある基礎化粧品類、あとは服数枚、ブラ、パンティ、そういった部類のものが一部を除いて持ち去られていた。俺の予想だが、持っていった量は海外旅行鞄1ケースにちょうど入るくらいの分量かなとも思った。

クソ・・・!!!!バカにしやがって・・・

それももう何も分からなかった。ただ、何も変わらなかったのは明らかに一方的であるということ。

気がつけば俺は行政、警察、その代理人から凶暴なDV野郎認定され、被害者である妻の身柄の保護のために、念には念を入れて入れて入れまくって、俺と妻を遭遇させないように最大の配慮を払って交渉してくる、そして後で問題にならないよう俺との会話もきっと録音しているのだろう。ことごとく、俺から許可をとってから行動に出ようとしていることが伝わってくる。

<<気が狂ってくる>>
俺は少しチエミの生活の痕跡が抜けた部屋に戻り、だんだんと正気さを失ってきた。

俺はこの頃から、毎晩のように見落としたのか洗濯機の中で持ち去られなかったチエミの数日前の生パンでヌキまくり、そうでもしなければ精神が落ち着けない状況になっていった。

俺が危険人物なんじゃない、お前らが俺を危険人物に仕立てようとしているんだ!!!というやり場のない気持ちでに何もできず、ただ自慰行為にふけるしかない状況が続いていった。

それから少し割愛するが、代理人からの離婚交渉の電話が何度かあった。そして俺は最終的には根負けしていき、「離婚は前向きに考えている。だが、条件がある。チエミと話をさせてほしい。会って話すのが一番いいが、どうせそれは無理っていうだろ?なら電話だけでも」と懇願するようになっていった。警察の取り調べで根負けし、やってない事実を認めてしまう冤罪ってこんな感じで成立するんだろなと今でも思う。

すると代理人は「じゃ、明日、ご本人に確認するのでご本人が問題ないと言えば、そうですね。。夜の19時にしましょうか?その時間ならご在宅ですよね?ご連絡するようにいたします」と言ってその日は電話を切った。

(やっとチエミと話せる・・!!!!)という安堵にも似たような気持ちと、(離婚を切り出されたらどうすればいい・・・)という不安が入り混じった気持ちに悩まされた。

<<電話>>
翌日、19時になると想定通り代理人からの電話がなり、そして何週間ぶりか、俺はチエミの声をやっと聞くことができた。長くなるので会話形式にはあえてしないが、とりあえずチエミの様子は落ち着いた感じで、まずこんな突拍子もない行動をとったことの謝罪と、こうでもしなければあなたの目は覚めなかった。ということ、そして今目が覚めてももう遅いんだけどね。という念押し、そして現在のシェルターでの生活は問題ない、最後に離婚話しという流れだった。

離婚理由は、今まで積み重ねてきた、①仕事行く、②休みの日は酒を飲む、③給料をその都度使い果たし、将来のために貯蓄などをしない④子供がいない今しかチャンスがない。これ以上は待てない(子供を作る希望を)つまり、ただ歳だけをとっていく生活に限界を感じた。あの時の喧嘩でピリオドが打たれた。吹っ切れた。

という理由だった。確かに俺にも思い当たる節はあった。ブラック企業に近い雇用形態だったので、家にいる時間は少なかったと思う。そして休みの日はどこかに連れていくわけでもなく朝から酒ばかり飲んでYouTubeばかり見ていたのも認める。そして夫婦共働きだから金があると錯覚し、浪費癖もあり貯金もしては来なかった。子供も・・・正直、真面目に考えたこともなかった・・・のかもしれない。

だが、何より・・・・・。

俺はそんな生活にチエミが不満を感じているとは思ってはいなかった。不満を感じているなら、夫婦喧嘩も絶えなかっただろうし、仮面夫婦のように関係も冷め切っていたと思う。俺はチエミと楽しくやっていけるだけで満足していた。だから子供も真剣に考えなかったんだろうと理由付けをしている俺がいる。

それにどんな些細な喧嘩があっても、最後は仲直りのHなんかもしていたし、今になって「積み重ねていた。限界が来た」などと言われても納得できるものではない。

こんな生活に不満を持っていたのなら、改善する責任はチエミにもあったのではないか。なぜ俺だけが一方的に悪者にされなければならないのか。

<<一ヶ月が過ぎた>>
この頃、俺は頭がイカれ過ぎたのか妙に冷静になってくる時代を迎えていた。きっと心理学の専門家か何かに俺の心理状態をチエミが出ていった後からカウンセリングをしてたら面白いデータが取れたのじゃないかと思う。

とにかく感情を前に出しても、代理人という壁が塞がってまともに交渉ができない。すぐに「このままだと夫婦喧嘩が再燃する」と逃げられるのは決まっていた。

そこで俺は、冷静になることにした。代理人からの離婚についての連絡がある度に、俺も代理人との電話交渉を録音し、酒も飲んでいない、仕事も順調である、チエミの意思を尊重する気になっている、友人知人に相談しても、今はそっと奥さんとは距離を置いて生活をした方がいいとアドバイスされる。などと俺は俺が落ち着いているアピールをしまくった。

すると代理人からチエミに電話を代わってくれる回数も多くなり、電話の中で冗談まで言い合えるような和やかな雰囲気にはなっていった。

そして今度は俺が切り出した。
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投稿者:(無名)
2024/08/16 22:06:57    (TtmF6PxV)
省略されました、から、読めないですが?
10
投稿者:(無名)
2024/08/17 05:26:12    (krE6X23w)
8の数字を押すと読めますよ
11
投稿者:ヒロ ◆5rcvEcIzf2
2024/08/17 08:39:21    (XpUVDq5/)

<<最後のH>>
俺「離婚の話だけどさ、もうチエミの意思が変わらないっていうなら、もう受理するしかないやん?それは分かってるんだけど、ただ1コ。1コだけ条件があるんよ」
チエミ「条件?こっちは特に慰謝料とか請求しないよ?」
男「金の話じゃないんだけど、、つーか、この会話録音されてる?」
チエミ「されてないと思うけど」
俺「確認してみて。録音されてるかどうか」
チエミ「ちょっと待ってて」

・・・
・・・
・・・
チエミ「録音されてないって」
俺「分かった。じゃ、録音されてないということ前提で話すわ。つまり、俺が今から話すことは後から何を言っても無効ね?」
チエミ「うん。分かったけど、条件って?」
俺「俺らさ、なんだかんだ今まで喧嘩しても最後は仲直りのHで乗り越えてきた感あるやろ?だから、今回も最後に1回だけ、、、Hをしたいんよ。それでもチエミの考えが変わらないっていう事ならば俺は潔く離婚届にサインするけど、どう??」
チエミ「それは〜〜無理やなぁ、、、
俺「何でなん?」
チエミ「Hするって気持ちの問題やろ?夫婦関係の時はその気持ちがあったけど、今はもうそれはないからさ・・・わかってよ」
俺「チエミの気持ちもわかるけど、俺の最後のたった1コの条件であるというのもわかってよ。だってな、俺らがずるずるここまで結婚生活を続けてたのも、何でも仲直りHをして問題を先送りにしてきたからなんやで?これに関してはチエミにも責任あるんちゃうん?だから、あえて俺は、、い・と・て・き・に・・!最後のHしよう。って言ってんねん。それでも気持ちが変わらんっていうならサインするやん」

チエミ「うーん・・・」
(少し揺さぶってみた)
俺「それに、離婚するってなったら離婚届だけやなくて、俺の携帯に残ってる今までのハメ撮りとかも消す必要あると思うねんけどな。このままやったら俺はずっとチエミへの未練からハメ撮り動画とか所持することなるで?それはチエミとしても問題あるんちゃうん?最後の一回で終わりにしようや」
チエミ「今までのデータも削除するってこと?」
俺「そやで。サインもする。で目の前でデータも消す。約束する」
チエミ「じゃぁ・・・今度、また代理人の人と荷物取りに行こうと思うねん。その時・・ちょっとだけ代理人さんに1時間でええかな。外で待ってもらって、その間に済ませよか・・・。絶対最後やで・・?」
俺「わかってる。約束は守る」

・・・この後にも会話はあるが、今はあえて割愛する(後述する予定だ)

こうして、俺とチエミは最後のHの約束をこじつけた。そしてチエミはどうだか知らないが、俺は・・・当然ながら録音していた。

また、なぜ俺がこうして録音したり、交渉したりしようとしたのか、それには理由があった。この頃から、俺はあの代理人を、以前にチエミが言っていた「司法予備試験」を受けるという青年。じゃないかと疑い始めたんだ。

<<邪推>>
理由はまず①声の年齢が若い ②法律に詳しい ③弁護士ではない(弁護士なら名乗るはずだ) ④警察でもない(警察は不当捜査ができない。身分を明かす必要がある) ⑤行政でもない(行政ならナントカ支援センターです、とか名乗るはず ⑥チエミと代理人との立場が近く対等に見える 

そして俺は恐ろしいことを考えてしまっていた。

あの時、チエミがノーパンだった日が司法青年と最初の出会いであるのは間違いない。それはチエミの口から何度も聞いている。飲み会の場に、司法試験を受けようとしている賢い子がいた。と。

そしてその時をきっかけにチエミとの交際、要するに不倫が始まり、今となって代理人として登場したと仮定するなら、急にセックスレスになったり、今現在に起きている騒動が全て腑に落ちる展開になってくるのだ。

明らかに、今回の騒動はチエミ一人の判断でことが動いていないのは明らか。確実に裏でチエミに知恵を貸している奴はいるはずなんだ。

あの日、俺を意図的に挑発し、(書いてはいないが喧嘩の時、俺はチエミにかなり挑発された)俺を激怒させる。何も知らない俺は酒の勢いでチエミに怒号を浴びせる、その光景を全て録音などをされている。(警察が、割と具体的に夫婦喧嘩の内容を知っている素振りだった)

警察を利用してのDV立証、そして離婚。この流れを示唆している可能性として最も高いのが、司法予備試験を受けるという青年野郎なのだが、しかし証拠はなかった。

代理人が本当に青年野郎なのか・・それを確かめる方法はあるのか・・・。

<<悪魔から知恵を借りる>>
俺「じゃ、代理人さんに次回の荷物受け渡しの時に一緒に来て、って俺の口から言うわ。電話変わって」
チエミ「わかった」
俺「あ、もしもし、次回ですね荷物の2回目の受け渡しの時なんですけど、一応その時にサインしようかなって前提で話進めてます。それで、最後っていうのもあるんで腹割ってじゃないですけどチエミとしっかり話だけはさせて欲しいんですよ。でも、今までのパターンだと二人っきりはダメとか言いますよね?なので俺の携帯と代理人さんの携帯をラインでも何でもいいんですけど通話状態にして代理人さんはそれを聞きながら外で待ってもらうっていうのはどうですか?もし俺がなんか悪意があるならすぐ部屋に飛び込んでもらえるしカギもかけたりはしませんので。あ、ただチエミには録音してること言わないで欲しいんですよ。録音されてたら腹割っての意味ないでしょ?どうですか?あと、チエミが助けを呼ぶとか、そんな事態になれば別ですけど、まーなりませんけどw、許可なく入らないでくださいね。」

代理人「わかりました。その時サインしていただけるんですね、、わ・・・かりました。じゃご主人おっしゃる通り録音だけでも聞かせてもらえれば助かります。まぁ何か事件が起きるとかそんなことはこっちも思ってませんし、そこはご主人を信用してますので、ですが一応っていうことでご理解いただけるなら助かります。ではいつにしましょうかね?お伺いするのは?」

俺「俺はいつでもいいですよ。1日前に言ってくれたら有給取れますんで。というか、几帳面ですよね代理人さん。A型かなこれは笑」
代理人「・・w 私もA型ですけど血液と性格は関連性が立証されてないでしょう?w」

といった具合に、、、代理人がやたらと安心してるというか、やっとかと安堵してるというか、なんでお前がここまで他人の離婚騒動に感情移入してんの??って怪訝に思うくらい代理人は当初の堅苦しい姿勢を崩していた。

そして代理人は「個人情報もあるので」と言いながら、なんか「ウィーチャット」という中国のSNSアプリを俺に紹介してきた。要するにラインの中国版みたいなもんだ。そのアプリの中の友達検索みたいな画面で「中野春樹」と検索すれば自分が出てくると。そこで友達申請し一時的に連絡を取り合える状態にし、あとはラインと同じ。電話機能で通話しながら荷物受け取り作業、そして・・・最後の腹割っての話。をすればいいとのことだった。

<<作戦開始>>
俺はその日、14時に代理人、そしてチエミがくるのを家の下で待っていた。チエミにはブラックコーヒー、代理人には微糖コーヒーを持参し、とりあえず最初は代理人にも一緒に上がってもらい、缶コーヒーを飲んで世間話をすることから始めた。代理人はやはり俺の予想通り年齢は20代中盤、顔は俺なんかより遥かに知的で男前。グレーの当たり障りのないスーツを来ていたが、弁護士バッジみたいなものは何もつけてはいなかった。

缶コーヒーを飲み終わり、一通りの話が終わると代理人は「じゃ、ここに書類おいときますので。1時間ですかね?また連絡ください。」と言って去っていった。

俺は久しぶりにみるチエミに「1時間とか限定されるって、何で自分の嫁と会うのにキャバクラみたいに時間制限されなあかんねん笑」とか冗談を言って見せた。

チエミ「とりあえず書類は書けるとこは書いてるんやけど、先に荷物先もらっていくわ。」
俺「荷物って言っても全部はもたれへんやろ?どうするん?」
チエミ「残りについては落ち着いたら連絡するわ。全部捨てて、っていうかも知らんし、あるいは実家に送ってもらうかもしれへんし、今はそこまで頭回らん笑」

こんな会話を重ねていた。もちろん、登場シーンから全て代理人との間は通話状態になっている。そして俺の携帯電話は俺の胸ポケットに入っている。

それから俺は飲み終えたコーヒー缶を「丁重に」片付け、、俺は口を開いていった。

俺「じゃ、 始めよかw」
チエミ「うん。。最後やで?」
俺「わかってる」

それから俺たちは代理人からすれば、無言になったと思う。いや、無言であると同時にガサガサと服の繊維が擦れ合う音くらいはしていたかもしれない。俺はこの代理人が

「(チエミとの再婚を前提をした浮気相手なら、どこまでこの状況に耐えれるか?」

を試すために、あえてそんな代理人からすれ「え???」となる状況を作り出していった。
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