妻と話した時のように、電話で専務とも同じ話をしました。
結婚しているからと言って、他の人を好きになるのは止められない話です。
私「妻を譲るわけにはいきませんが、それでいいんじゃないですか」
専務「そう言っていただけると、ありがたいです」
専務に聞くと、妻が言っていたように、やはり夫婦仲は良いようで、
今でもお昼は、奥様の手作り弁当だそうです。
私は専務に、妻も専務のことが好きだから、
夫婦の関係は崩さないで、恋は恋として楽しんでいこうと話し合ったことを教えました。
私「人には言えませんが、妻との関係は続けてください。」
専務「こちらこそ、ありがとうございます。」
私は、それと他に約束してほしいのは、
これからは内緒で会う関係ではなく、私に気軽に声をかけてほしいことと、
妻を処理に使うのではなく、大切な女性として扱ってほしいと言いました。
専務「旦那さんは寛大です。大切にするので宜しくお願いします」
私は、妻は二番目でいいので、一番に奥様を大切にして欲しいことと、
「妻のことは奥様じゃなく、由美子でいいですよ」と、言いました。
専務「それじゃ、いつでも由美子と呼ばせていただきます」
私「会社でも御願いしますよ」
専務「それは無理ですよ。それこそ大騒ぎになります」

妻「今日、顕司に電話したんだって？」
私「したよ。何か言ってた？」
妻「メール来ただけだから、何話したの？」
私は妻に、昼間専務と話した内容を話しました。
妻「顕司がメールで、いい旦那さんだねって書いてあったから、そう言うことね」
私「そう言うこと」

妻は早速専務に電話をしました。
妻「あ、顕司、主人から聞いた。よかったじゃない」
　「そうそう、堂々と会えるし」
　「もうしばらくは、家に来てもらったほうがいいかな」
　「ホテルはもうちょっと様子見の方がいいんじゃないかな、主人も喜ぶよ」
　「そうそう、どこで感染するか分からないし」
　「若いふりしなくていいから、週１にしておきなさいって」
　「主人とは、いつも週末。次の日休みだから」

妻は私に「週末のほうがいいよね」
私「出来ればそのほうがいいかな」

妻「もしもし顕司、週末にしない？私が一番疲れるんだから」
　「一応来週の金曜日に予定しておいて」
　「あとは主人と連絡とりあって、会社の時間もあると思うから」
　「もう堂々と言えるからいいよ、じゃーねー、チュッ」

妻が専務と電話をしていました。

妻「それは顕司が直接頼まないと」
　「大丈夫じゃない？頼んでみないと分からないけど」
妻が私と電話を代わりました。
私「おはようございます。どうかしました？」
専務「ちょっと御願いしたいことがありまして」
専務は妻にも促され、今すぐというわけではないのですが、
妻を一泊二日で借りて、旅行をしてみたいと言っていました。
私も以前は、泊まりは無理と妻に言っていましたが、
私「やっと直接言ってもらえて嬉しいですよ」
　「一応確認のつもりで聞きますが、妻を大切にしてもらえますか？」
専務「奥さん、いや、由美子は私にとっても大切です」
私「名前で呼ぶのも慣れてきたようですね。信じてるので任せますよ」
専務「ありがとうございます。」
私「その代わり、ちゃんと由美子を気持ちよくさせてあげないとだめです」
妻「ちょっと、今からそんな話いいから、電話変わって」
妻は私と電話を代わると、
妻「良かったじゃない、何でも言ってみるもんだって」
　「えっ、買い物？今日は特にないけど」
妻が私に「なんか顕司が、私と出かけたい気分なんだって」
私「奥さん大丈夫なの？」
妻が専務に聞くと、私に「なんか大丈夫みたい」
私「行ってきていいよ。あ、お土産も買ってきて」
妻「もしもし顕司、主人がお土産よろしくだって」
　「だいたい１１時には着くと思う。いつもの喫茶店ね。分かった、じゃーねー」

１０時過ぎ、妻は出かけて行きました。
今日はホテルには行かないそうで、
セックス抜きの、普通の買い物を兼ねたデートのようです。