別部屋に入った途端ムッとする匂いが鼻に付く。
そうだ、数時間前までここで妻と7人の男達がSEXしていたんだった。

部屋に入るまでは、入ったら直ぐにでもSEXと考えていた。

しかしベッドの布団は床に剥ぎ取られ、シーツもぐちゃぐちゃになり所々にシミが散見される。

無性にどんな事をされたのか知りたくなった。

『妻ちゃん？そのベッドでどんな事されたか聞きたいって言ったら引く？』
『何それ。もう言ってんじゃん(笑)』
『そうだよね、、、』
『全部話したらいっぱいSEXしてくれる？いっぱい愛してくれる？』
『勿論！』
『じゃあそのソファーに座って聞いてて。来てって言うまで座ってて。』

無言で頷き座る。

『最初の男はね、32歳だって。でも多分嘘ね。たかしも見てたでしょ？頭薄くて、お腹は出ていなかったけど脱いだらブヨブヨ。
おデコテカッて少ない髪の毛も脂ぎってたし。でもね、キスは上手だったな～。とろけるって言うの？足の力が抜けるような感覚。
タイプじゃないけどイケるかもって思っちゃった。
愛撫も丁寧で私も欲しくなったから、男のパンツ脱がせたの。
出てきたチンコ見てビックリした。カチカチなのに15cm位しかないの。
でもまぁいっかってゴム付けて正常位でお願いしたんだけど、さっきも言ったでしょ。
あれ？とかおかしいなぁとか言ってて、緊張してるのかなって思って。
直ぐ口でしてあげて大きくなったからゴム付けて、次は私が上に乗ってあげたんだけど。
気持ちいいところに当たる前に終了。
でまたあれ？とか言ってるから冷めちゃってもういいよ！って。
しょんぼりしながらLINE交換しようって言ってきたけど、せめて10分は持つようになったらねって追い出しちゃった。』

話しながら妻は服を脱いでいった。

下着姿の妻はベッドの上で私を見つめながら話を続けた

『次が6人組なんだけど、バーの中で胸とかお尻揉まれていたの気付いてた？
遊び慣れてるな～。遊び慣れた6人組なら期待できるかな～って感じ？
そう思ったら早速実行あるのみってノリで、この部屋に連れてきたの。
来る途中一人消えてたけど気付かなかった。
部屋に入るなりすぐにワンピース剥ぎ取られたわ。
そして2人に腕を押さえられ、2人が下着を脱がしてくるの。残った1人はキスしてきたけど単調なキス。
こりゃ見せかけだけのヤリチンかぁと思って自由にさせていたわ。
全裸になったあたしの全身を10本の手が弄るの。
でも荒々しいって言うのかな？濡れてこないのね。ベッドに寝かされて色々試すんだけど、こりゃダメだと思った時もう1人がオモチャ？バイブ、ローター、電マなんかを持ってきて、男達は盛り上がってた。
バイブは濡れてないから全然気持ちなくない。でも電マとローターは気持ちよかったよ。濡れてきたもん。それを見て1人が我慢できなくなって挿れてきたの。でも最初の男と同じ。皆んな一回りしておかしいと思ったんだろうけど、若さの性欲には勝てなかったのかな。そのまま2回目するんだけど、長くて5分。
二周目終わって皆んな意気消沈。
しょんぼりしてる6人には、シャワーは自分達の部屋でしてねって言ってサッサとシャワーに行ったの。
シャワーから上がると、皆んなダラダラと服を着ていた。ちょっとかわいそうかなって思ったけど、あなた達よりもこっちの方が気持ちよかったよって電マを手にしたの。
そしたらお詫びにそれ差し上げますって電マ貰っちゃった(笑)
で追い出した後さっきの部屋に向かった。』

途中から電マで淫部を刺激しながら説明してくれた。

『はぁ、、先生のは気持ち良かったのは本当。
たかしの前ってのもあったけど本気で感じてた。
実は愛撫でイキそうになってた。でも我慢して膣でイッたらもっと気持ちいいってしってるから。
先生もそれを察してくれたんじゃないかな。挿れて欲しいって思ってる時にタイミング良くググッて。もう1突きって思ってたけど先生が止まってしまって。
ああん、、、電マ気持ちいいの、、、
それからは中々気分が乗らなくて。
でも先生の動きは良かった。中をかき回すって感じで。
でもイク前に終わっちゃったから。
うぅ～ん、、、電マ止まらない。止められない。
たかしどうしよう？このままだと止められなくなっちゃうよ、、、
どうしたらいい？あたしどうしたらいいの？』
『気持ちよくなる魔法の呪文あるだろ？それを言えばいいよ。』
『いいの？もう話聞かなくてもいいの？』
『もう妻ちゃんは自由だよ。さあ言って。』

『たかし～～～！来て～～～～～！』

翌日。目が覚めるとまだ7時だった。妻も同時に目が覚めた。

『おはよう』『おはよう』

挨拶が重なった。妻は可笑しかったのか吐き出す。

『身体もいっぱい重なったから挨拶も重なったのかな(笑)』
『これからもいっぱい重なろうな。』
『うん』

軽くシャワーを浴び2人で子供達の部屋に行く。

先生夫婦も廊下で会うと挨拶が重なった。

今度は私も可笑しくなって声を出して笑ってしまう。

不思議そうに見つめる先生夫婦に説明をすると、あの後先生夫婦もいっぱい重なったらしい。

朝食バイキングに向かうため、子供達が寝ている和室を開けると、どう寝返りを打ったらこんなにと思えるほど、複雑に重なり合った4人の姿が。

この時夫婦4人、目を合わせ同じことを考えていたのではないか。


第二部　終