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無題

投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
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2018/12/26 13:09:01 (t5SxijH.)
もう何年も前のこと。
あるカップルの体験を書き並べようと思います。

2人が付き合い出した頃のお出掛けというと、ホテルやカラオケ、それとドライブ。
特に夜のドライブとなると、彼が彼女の体に触れながら…というのが定番。
そして彼女が我慢できなくなると、人気のない適当な場所に停めて…なんてことはしばしば…。
最初はそんな感じだった。

ある夜のドライブ中にお遊びで使い始めたアイマスク。それから2人のドライブのスタイルは変わっていった。
後ろに倒した助手席の彼女にはアイマスク。いつものようにボリュームを少し上げる。それはピンク色の振動音と彼女の声をかき消すため、彼のささやかな気遣いのつもりだった。
出発してすぐの片側2車線の国道は、いつも交通量が多め。
時折、並走するトラックがいることを彼女に伝えると、恥ずかしそうに急いでスカートを戻す。
「どうせ暗いんだし、見えないよ?戻しちゃダメ」
「や~だぁ」
と駄々を捏ねる彼女。

そしてある日、彼は閃いた。手錠…。彼女は案外すんなり受け入れた。
倒したシートのヘッドレストに両手を繋がれて、捲り上げられたスカートの中には何も身に付けていなかった。
無駄な抵抗は出来ない…そう悟った彼女は、彼の指先に責め続けられた。
当時、彼女は知る由もなかったが、彼は彼女の露になった太股の付け根に向けてペンライトの明かりを照射していた。この彼女の姿を誰かに見られたい…そう思いながら、彼は彼女を夜毎に連れ出した。

そんな夜を繰り返すうちに、車が走り出すと彼女は自ら全裸になり、目を覆い、小さな鈴の付いた赤いチョーカーを付け、そんな状況を楽しむようになった。
ある夜、
「立ちションしてくる。その手は休めちゃダメだよ」
そう言って彼は車を降りる。
用意していた予備鍵でエンジンを付けたままドアをロックした。
実のところ、そこは広めのコンビニ駐車場の一画。水銀灯が彼女の裸体を照らす。彼は何度かカメラのシャッターを切る。そしてコンビニへ。彼が戻ってきても車の廻りには変わった様子はない。案外、誰も気付かないもんなんだな…と彼は思った。

馴れ…というのは恐ろしいもので、回数を重ねる度に、2人の車内放置プレイは、公園、道の駅、高速道SA、ファミレス、スーパーマーケット、家電量販店、パチンコ店、ショッピングセンター等の駐車場…と、車の出入りの多い場所へと活動範囲を拡がっていく。
それらは当然ながら全く気付かれない筈もなく、隣に停まっていた車がいつの間にか消えている…ということもしばしば。しかし、例え気付かれたとしても、堂々と覗き込まれることはなかった。

時には、一旦彼女の服を着せてから一緒に店内の男性用トイレに入った。小便器の前に立つ彼女の背後から、彼は茂みのない秘丘を押し拡げた。
ほとばしる勢水の滴が一筋、二筋と脚を伝う。そのままの姿で2人は飲み物を片手にレジへと向かう。
ふとレジ前から外に目をやると、彼の車、そして店内にいる彼ら2人とを、交互に好奇の目で見る男性がいた。男性が車内に見付けていたものはサイドポケットの上にそそり立つ黒いディルドだった。
自動ドアから出るとすぐ、その男性とすれ違った。彼女を見る男性の目は、全てを悟っていた。車内の状況と彼女の格好を見れば、誰もが想像は付くだろう。
最初は単に隠すのを忘れただけだったのだが…。

夜間のセルフのガソスタでは、店内奥のモニター前にしか従業員はいない。腰下にウネるものを突き刺した彼女を助手席に残し、給油した。念のため彼女の姿がカメラの死界になるであろう位置に停めた。給油中に隣の給油レーンに別の車が入る。エンジンを停めた車の中から漏れ出る彼女の喘ぎ声。果して隣まで届いていたのか…定かではない。

市内一番の繁華街は歩行者専用道路になっている。そこに交差する一方通行の車道がいくつかある。夜でも人通りは多い。当然ながら歩行者が優先。もし、歩行者が行き交う道のど真ん中で停車したものなら、見付かるのは必至。
2人を乗せた車はその交差点へと進入した。幸運にも手前の一時停止のみでタイミング良く歩行者専用道路を通過し終えるところで行く手を横断する男性3人組。やり過ごして彼らを追い越す際に、見つかったのだろう。そのうちの一人が他の2人に何かしら声を掛けたのをバックミラーで確認できた。3人とも走って追いかけてきたが、追い付くことは無かった。

見て欲しいけれど、見せ付けるほどの勇気もない…そんな葛藤の日々が続いた。

別の夜のドライブ中に
「オシッコしたくなってきちゃった…」と彼女。
「じゃあ適当な場所に車停めるから待って……」
彼は人気のない場所に車を停めた。
「着いたよ、さぁ降りて」
助手席のドアを開け、目隠ししたままの彼女の手を取り言った。
「ここで、して見せて」

別の夜、彼女は同じ様に尿意をもよおし、車外へ出た。ただ、最初とは少し違っていた。
それは観客がいること。
彼が、数日前から交流サイトで、ある誠実な男性と連絡を取り合っていたことを彼女は知らない。そして車を停めたのは事前に決めておいた場所、その男性の自宅近くのアダルトショップ駐車場。
約束通り、その男性は無言でしゃがんでいる彼女の脚元を覗き込んだ。その男性の顔には、きっと彼女の飛沫がかかっただろうと思われるほど近くまで…。
彼は男性に無言でティッシュを渡し、彼女の濡れた部分を拭いてあげるように目配せした。
「いいんですか!?」
男性は声に出さずに喜び、彼の期待に応えてくれた。

彼が彼女にその事を伝えたのは、ドライブを終えて部屋に戻った彼女のベッドの上。
その時、彼女の襞がいつもよりキツく彼を締め付けた。

別の日も、彼女には知らせず、同じ場所で同様に、男性に見られながら彼女は放尿した。車へ乗り込んだ彼女に前後逆になって横になるように伝えた。頭は車両前方に、脚を拡げ、後ろに倒した助手席の上で、ヘッドレストを跨ぐような格好だ。既に、一応シートベルトを締めたその格好でドライブをしていたので、彼女にはなんの抵抗もなかった。
「こないだのお店の駐車場だよ。こんな格好…誰かに見られたらどうする?」
彼女は恥じらいながら、
「興奮しちゃう…」
そう小声で呟いた。
「見られてるかもよ?自分でして見せて」
そう言いながら、彼は振動する疑似根を彼女に手渡した。
「手伝ってあげるから」
彼は言った。
彼女の胸や秘丘を這う手。しかし、それは彼のものではなく、別の男性のものだった。2人が車に乗り込むと同時にその男性も後部座席に乗り込み、彼と同じタイミングでドアを閉めた。
彼女がイクのにそう時間は掛からなかった。彼女の下に敷いたバスタオルは搾れるほどの潮を吸収していた。
「またイッちゃった…」
「ちゃんと、我慢しないとダメじゃん!」
「だって…気持ちいいんだもん…」
「そう言えば、誰かに見られてたら…ってさっき言ったけど、ほんとに見られてるんだよ」
「ウソだぁ…」
「マジ、車の中に乗ってるよ」
急いでアイマスクを取った彼女は起き上がり、意外な一声を発した。
「こんばんは、はじめまして…」

その出来事をきっかけに、見られる、触られる悦びを知った彼女。更に大胆になっていったのは言うまでもない。
第一部 終了

続き読んで戴けますか?
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2
投稿者:夢街道
2018/12/27 07:32:52    (GY9BoPbC)
とても読みやすかったです。
続き期待しています(^ ^)
3
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2018/12/27 12:34:58    (zA8xLGuu)
夢街道さん、
レスありがとうございます。
コメント戴けてうれしいです。
まだ途中ですが、続きは今晩にでもUPしようと考えています。
よろしくお願いします。
4
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2018/12/28 01:01:03    (V1RNOrC2)
第2部の まえがき
余り文章力には自信がありませんが、
いろんな出来事をショートストーリー風に書き出します。
特に仙台に住んだことのある方であれば、もしかして知っている場所も出てくるだろうし、そうでなくても2人の状況を想像しながら楽しんで戴けるといいなぁ…と思いながら纏めました。
尚、この第2部には、一部の方々にとって思い出したくない、不快と思われる一行が含まれています。予めご察し戴ければ…と考えております。

それと疑問点がひとつ。何故に別の掲示板では、誰しもが仙台を「1000台」等のような地名の書き方をしているのでしょうか?
そういうルールってありましたっけ?
知っている方いたら教えて下さい。
私が投稿する時は、婉曲したくありません。

5
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2018/12/28 02:23:33    (V1RNOrC2)
第2部 露出
●12月、市内の一部で光のペイジェントというイベントが行われ、特にクリスマスの時期は、 夜はそこだけ異常な渋滞区間となる。その中を車で通りながら、彼女は普段通りの性装のまま、光で飾られた木々を見上げた。

○野外放尿するようになってからの2人は、より大胆になり、人通りが多くても、そして陽射しの下でも露出ドライブが出来るほどになっていった。
更には、夜の野外や屋内での露出も楽しんだ。
その際の基本衣装は、薄手の黒いワンピースとチョーカー。
冬場はその上か全裸にダウンのロングコート。
但し、車内では年中、チョーカーのみ。時々+アイマスク。

今回は、主に野外と屋内での露出について…

●まずは自販機で肩慣らし。
それは、露出道を極める誰しもが通る王道なのかもしれない。
彼女は車内からそのままの姿で降り、
自分の分と彼の分を買って戻るという基本中の基本。

●公園デビューは、市内に3基ある電波塔の麓にある、夜は人気のない小さな所。
最初はアイマスクを付け、彼に手を牽かれながら全裸で遊歩道を一周。
馴れてくるとアイマスクは不要になった。
散歩中、カップル御用達の場所のため、時々車が入って来ることがあった。ワンピースは車内に置き去りのため、逃れようがない。
「どうしよう…汗」
と彼女はしゃがみこむ。とりあえず、彼が着ていた上着を貸した。
「良かった…帰っていったね…」
一応そこの駐車場は狭く、先客がいるとわかったカップル車はUターンして出ていくのが決まり事のようになっていた。
ただ稀に例外もある。
気にしないのか…見せ合いたいのか…カップル車が停まって、Hを始めた時、散歩中。彼の陰に隠れながら何とか車に戻った。
ある時はカーセ中に覗き屋さんが車のすぐ後ろから覗いていた。彼女は気にする様子なく
「見せてあげるぅ」
と彼の上で激しく腰を振る。
その頃の彼女には、野外とガラスを隔てた車内とでは羞恥心の大きさにかなりの違いがあったのだろう。
そんな出来事よりも、もっと驚いたハプニングがある。
そこでカーセ中にパトカーが巡回に来たことだ。
ヤバ…!
2人とも焦ってしまい服も着れず、彼女には下に敷いていたバスタオルを掛け、彼はジーンズを下半身にただ乗っけただけ…。
で、
ガラスノック…からの免許証拝見。
その警官は、まるで行為の余韻を嗅ぐ犬のように身を乗り出して2人の姿を覗き込んだ。
そしてニヤけながら
「お楽しみ中にごめんね~。ここ、夜は危ないから気を付けてね」
と言って去っていった。
しょっちゅう来てるし…危ないやつって来ないよね?覗き屋さんのこと?もしかして自分達のこと?まぁとにかく、散歩中じゃなくてほんとに良かった…と2人は安堵した。

●別の公園では、ベンチや遊具、男子トイレで戯れ合った。
時には誰もが子供の頃に虹を作って遊んだ水飲み場の、【あの蛇口】へと彼女は跨がった。
「硬くて、冷たい…気持ちいいかも…」

● 津波によって壊滅した町にあったが今となっては存在しない場所、ある海岸の防潮堤に2人は来ていた。
数百メートル沖では、何かの養殖棚か釣りでもしているのであろうボートが浮かんでいた。
目の前の海に向かって彼女は脚を開き、素肌を晒し、大きな喘声をあげる。飛び散った彼女の潮は、海へと流れていった。
その時、ボートは元見た場所よりずっと近くに停泊していた。

●夜は人通りがあまりないテニスコート前の道路は、出会った頃によくカーセした場所で、2人のお気に入りの場所。
その向かい側にある公衆電話のBOXの中で全裸の彼女は自淫した。すぐに彼女の愛液と潮とが溢れ出し、脚元のコンクリートに大きな染みが出来る。
日中は営業車、夜はタクシー運ちゃんの休憩場所でもあり、近所の住民のランニングコースにもなっている。
白昼堂々と彼女を弄り廻している時、そういった方々が時折通れば、見られるのも当然である。
コンコンとドアを2回ノックされ、
「見ててもいい?」
と聞いてくれたご丁寧な男性客もいた。

●夜遅く、彼の住んでいたアパートの前で、彼女は一人佇んでいた。
頻りに廻りを気にしているが、誰かがいる様子はない。一つ深い溜め息を吐いたあと、思い出したように彼の元へと向かう。
「おかえりなさい」
と彼女を迎え入れてすぐに、彼は外へ出ていった。それは彼女が、どこにどの位出来たかの確認をするためだった。
彼女ひとりで、外で全裸で立ったまま放尿して戻ってくる遊戯。

●山を切り崩して出来た新興住宅地の一画には洋風のお城のような佇まいのショッピングセンターがある。以前はその敷地内の見晴らしのよい場所には、今は使われていないが何故か足湯があった。
日中なので流石に家族連れが多いこともあり、彼女は全裸での入浴を諦めて、腰まで浸かるだけにした。帰り際、まだらに濡れたワンピースは腰下だけに纏わり付き、ほのかに透けて見えて卑猥だった。

●露出プレイ中のカップルに彼が偶然遭遇した場所の近くに、高速道路に掛かる歩道橋がある。
すぐ近くに高速下を潜る道があるため、これまで誰かが通る様を見たのは皆無だ。
まるで露出するためだけに造られたようなもの、と言っても過言ではない。
“高速道路+歩道橋=露出(全裸)+放尿”の法則の適用範囲だ、と彼は仕事中そこを通りながら見ていた。
ただ1つ残念なのは、手摺りの下には半透明の板が張られているため、ハッキリ見える訳ではないこと。
でも、普段は人のいない歩道橋に上半身裸の女性が立っていれば、自ずと下も想像できる筈。あくまでも半透明…色や輪郭は認識出来た。
上り車線の車に向かい合う位置で手摺りに掴まりながら、そして少し小さめの胸を彼に揉まれながら、立ったままの彼女は放尿した。

●何件か問い合わせしたアダルトショップのうちの2店舗から
「他のお客様の迷惑にならない範囲でなら…」
と承諾を得た。
一言、感謝の言葉を添えて店員さんに挨拶し、お客さんの居ないコーナーで軽い露出を決行。
勿論それでも何度か見付かったことがある。
しかし、ちゃんと見てくれるお客さんはいなかった。彼女を見るや否や逃げるように立ち去る人、2人がコーナーを移動する度に棚を挟んだ位置に陣取る人、彼女の方を気にするもののチラ見してくれるだけ、そんな程度だった…。
ただ、全ての男性に共通するのは、その視線。すれ違うほんの一瞬だけ、彼女の顔、チョーカー、胸、下半身で留まっていたことを彼は見逃さなかった。
「お客さんから見つかったらどうする?」
という彼の問いに、彼女は
「ちゃんと見せてあげます」
とプレイ前に答えていた…。

●かなりの頻度で、少し遠出しての温泉巡りをした。
温泉で露出するなら混浴温泉…と誰もが想像するだろう。だがそれは、少なくともこの地域では誤った解釈であると言わざるを得ない。
というのも、休日平日問わず、サイトで募集しない限りは、まず誰もいないのだ…。
極稀に同じ空間を過ごす客が現れたとしても、大抵は近所の常連と思しき年輩の方々だ。彼女の好みだというなら話しは別だが、現役を引退されたオジさま、オバさまに見せ付けたところで何の興奮も得ることはできない…。
その為2人はいつも悠々と寛ぎ、戯れあいながら湯に浸かった。
結果、2人が考えた遊びはというと…
その宿の廊下での露出。床を濡らすのは申し訳ないので、あくまでも露出するのみ。誰かの足音が聞こえてこない限り、2人の独壇場だった。
それともうひとつ…。
混浴ではない普通の温泉宿でのこと。
「こいづば入りぐじさ引っかげでおがいん。ほしたら、誰もはいてこねがらなゃ。ゆっくりしてってぇ」
(↑の要約 : これを入口に掛けて置いてね。そうすれば誰も入って来ないよ)
と、とても優しそうな受付のおばちゃんから『使用中』と書かれた札を手渡された。
お言葉に甘え、教わった脱衣場のドアノブにそれを掛けて2人は一緒に入っていった。
それを踏まえて、別の宿でのこと。
「じゃ後で…」
とそれぞれの脱衣場の入口を開けた所で、突然彼が
「そっち誰かいる?」
と訊ねた。一旦、籠の中を見渡したあとで彼女は
「いないよ。ここ、駐車場も全然停まって無いし、もしかしたら誰もお客さんいないのかもね?そっちは?」
「いない…。一緒に入んない?こっちに……」
「え~、大丈夫かなぁ?…………行く」
逆だったら110番通報ものなので、2人で入るのは勿論、男湯。それはそれで問題ではあるが…。
期待通り他の客が入ってきたことがある。
それと湯上がり後に彼女がバスタオルで身体を拭いているときも。
普段は眼鏡を掛けている人なのか、気付かれないこともあったし、気付かれる前にこちらから声を掛けて、内緒にして貰った人もいる。
「誰もいない混浴温泉」より、
『勝手に混浴温泉』
…というかなり危険な遊び方。

第2部終了

次回は、もう少し過激な行動に出ます
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投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2018/12/29 11:46:29    (Umprjgo2)
第3部 “2+α”

●その日は、2人が待ち望んでいたコンビニの面接の日。
店長さんにこれまでの経歴等を伝えて、共通の話題で盛り上がったせいもあってか、
「これからやって貰って構わないよ」
と、当日すぐに採用が決定した。
と言っても、そこで働く訳ではない…。
それは、彼女がコンビニ店内で行う露出プレイの面接。
サイトで知り合った店長さんとメールでやり取りし、
「もし良かったらうちの店で…」
ということで2人は訪ねていった。
他のお客さんの迷惑にならなければ…という以外に条件はない。
逆に、バイトさんにも話しを通してくれるそうでその目を気にする必要もなく、この時間帯なら大抵は店にいるので自分に声を掛けてくれれば、いつでもどうぞ、という好条件。
まずは一旦2人で同じトイレに入り、悪戯しながら作戦会議。
出てきた彼女はスナックコーナーでワンピースを捲って、胸や秘丘を晒け出す。
彼はカメラを片手に、駐車場からその光景を眺めた。
片手にワンピースの裾、もう一方に雑誌を持つ彼女。
本棚の隙間からは綺麗な割れ目が見えた。
ここなら馴れてくれば、全裸でお買い物も出来るだろうな…と2人は考えていた。
初めてのコンビニ露出を終え、もう少しお喋りがしたいと、彼女は店長さんを車内に招待した。
「バイトに少し席を外すねって伝えてくるから、ちょっと待ってて」
と店長さんは笑顔で返した。
車内に戻るとすぐに、彼は人差し指と薬指とで彼女の襞を拡げてみる。
そして中指が、そっと彼女に触れると、それまで感じたことのないほど粘り気のある液で満たされていた。
彼女がどれだけ興奮したかを確認できた指先には、朝露に濡れた蜘蛛糸のように、幾つもの雫が連なっていた。
2人は店先の右横に停めた車で待っていた。目の前の窓から、レジの後ろのタバコ棚が見える位置、と言えばおおよそのイメージが付くだろう。
「お待たせしました」
2人は店長さんを運転席に招き入れ、今回の感想とお礼を伝える。
ふと、いつも放置しているバイブが店長さんの目に留まった。
「あ~、これ入れながらいつもやってるんだぁ~」
普段のドライブスタイルは、既に面接時に伝えてある。
その言葉に彼は
「いつもどんな風にしてるか、見せてあげたら?」と彼女に投げ掛け、すぐさま店長さんに逆質問。
「見たい?」
これに拒否する人はまず居ないだろう。
窓から漏れる店内の明かりに全身を照らされた彼女は、今日のご厚意に感謝の意味を込めて、幼女のように滑らかな割れ目の奥深くまでバイブを出し入れした。
「せっかくだから触って貰ったら?」
彼女は無言のまま、上目遣いで頷いた。
胸、そして濡れた部分へと店長さんの手が移動する。
更に勃起した乳首や熟した果汁を味わって戴く。
彼女は、汚ならしい食べ方をする口許のような音を奏でる。
蜜の匂いで車内は満たされた。
そして彼女は果てた。
噴出した潮がフロントガラスを汚した。

●2人で来た初めての映画館。
お客さんは疎らで、暗い場内では既に上映が始まっていた。
入室してきた彼女の姿に気付き、驚きと好奇の眼差しが突き刺さる。
2人は一番後ろの中央寄りの席に座った。
隣に座る彼は、ワンピースを捲り上げ、彼女に自淫を促す。
すると映画の音声の他に、彼女の吐息と豆襞を捏ねる音が微かに聞こえた。
それに気付いた男性が
「ここ良いですか?」
ともう一方の彼女の隣の空席を指差し2人に近付いた。
彼は黙って片方の手のひらを差し出した。
既に前の席には覗き込む人もいた。
隣の男性は、彼女の身体に触れたいと、彼に承諾を乞い、彼は頷いた。
男性の指先は、胸、そして溢れる泉を這う。堪らなくなったのか男性は堅くなったものを露にし、小声で
「これ…ダメですか?」
と彼の目を見て問い掛けた。それに対する彼の答えは
「彼女に聞いてみて」
「触って貰える?」
彼女は頷き、右手で自分を、左手で男性を慰めた。
「お利口さんだね」
彼が耳元で囁くと同時に、彼女は潮を噴いた。
更にその男性は、そそり立つ男根で膣襞の感触を感じたいと彼女に乞う。
彼は内心、彼女の返事を期待した。
ずっと、他の男性に突き刺される姿を見たいと思ってきた。ついにその時が来た、そう彼は思った。
しかし、その提案は却下。
彼女はその男性に対し、脚間に顔を埋め、滴たり出た体液を犬のように舐め廻す権利を与えた。
彼女のMとSの2面性が垣間見れた瞬間でもある。
「シート汚しちゃったね」
と彼女がはにかみながら笑みを浮かべた。
それから彼が耳許で何やら囁くと、彼女はそれまでの何事もなかったかのように席を立ち、彼の指差す中央付近のシートへと移動する。
そして全裸になった。
逆光になったスクリーンが、彼女のシルエットを浮かび上がらせる。
とても綺麗だった。

そうして2人は、昼夜を問わず、車内や野外、そして屋内でも露出プレイを楽しむようになっていった。

~この部のあとがき~
誰も読んでくれてないかなぁ…
でもいいです。でも読んでくれたら一言頂ければうれしいです。
まだまだ話しは続くので自己満足のために更新していきます。
因みに全てノンフィクションです。
もっと個別に詳しく書きたいところですが…
色々と書きたいので露出はこの辺で終わりにしようかなと思ってます。
でも他の書いても良さそうなエピソード思い出したら追記します。
質問があればいつでも受け付けます。
では後日また…

続く
7
投稿者:夢街道   runrun1008 Mail
2018/12/30 06:01:18    (hOnyd9ZH)
ねおさん
続きありがとうございます(^ ^)
今回も興奮しました!
私も妻としてみたいと思っているのですが妻からの了承を得ることができなくて(汗)
次回も楽しみにしています!
8
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2019/01/01 20:45:13    (6cCXi5.d)
第4部 ‘心理‘

それまでの露出プレイの際、他の男性から身体を触られる事はあっても、挿入までは至っていない。
だが彼は、彼女が他の男性と交わり、そして感じるのを見たかった。
普通(の定義はさておき)の男性なら、自分の彼女が他の男性と…というのは考えられないと思うことだろう。
勿論、彼も以前はそうだった。
以前は結構、嫉妬深い方だったと思う。
いつの間にかその感情は別の感情に変わっていった。
昔から、自分がイクことよりも、彼女が満足してくれることが、より快楽を満たすことができた。
それも一要因であると考えられる。
実際彼女とのSEXでも、射精することなく行為を終えることがある。
過去を振り替えってみても、以前付き合っていた女性から「私とのSEXでは感じられないの?」と悲しそうな目で訴え掛けられたことがあったほど。
だからといって、決して持久力がある訳ではない。
彼自身は早漏だと自覚している。
太さや長さにも自信がない。
彼がオモチャを多用するのもそのせいだった。
彼にとって【他の男性】とは?という質問をすると、決まって答えはこう帰ってくる。
「彼女を満足させるために使う性玩具の1つ」
それと
「敢えて例えるなら、SEX用アンドロイド…」

ある日2人は、ベッドで繋がったまま会話していた。
「本当は、もっと違うこれが欲しいんじゃない?」
「そんなことなぁいっ」
「本当に?」
「ほんと、に…」
「絶対?」
「ぜった、い」
「嘘だぁ」
「うそじゃ、な、い、あっ」
「本当~は?欲しいんでしょ?」
「欲しいぃ、あっ、イクぅ」
そう言って彼女は果てた。

~冗談かなぁ?
からかってるんでしょ?
マジなの?
興味ない訳じゃないけど…
私が、他の人を受け入れるなんて嫌じゃないの?
イヤだって言ったら…
私、嫌われちゃう?~
その時、彼女の中では複雑な気持ちが入り交じっていた。

半ば強制的に、彼女に言わせた感は否めないが、 しかしその答えが本当の答えであることは、その時に熱く締め付ける彼女の奥が証明していた。

最後にもう一度、彼は彼女の肩を抱き寄せ、優しく声を掛ける。
「じゃあ、今度して見せてねっ」
彼女は幾らか恥ずかしそうに、彼の腕の中で頷いた。
「うん」

彼女を複数プレイに持っていくための彼の最初の作戦は成功した。
「うん」と言わせること。
本当に嫌なら、絶対ヤダ!って即答するか、最悪キレる筈…と考えていた。
逆にそれまでの彼女の経歴を考えれば、絶対大丈夫!という自信さえ彼にはあった。

だからといって、すぐさまセッティングするわけにはいかない。
なるべく彼女が自然にその流れに乗れるためにはどうすべきか考えた。

SEXの時、彼のものを咥える時、ドライブ中や露出中など、
「もしこれが違う人のだったら?」
という言葉を投げ掛ける。
最初は
「イヤ~ん」
と言っていた彼女の言葉にも変化が顕れた。
「興奮しちゃうかも…」

彼女をマインドコントロールする…
と言うのはかなり大袈裟だが、少しでもイメージさせることは大切だ。
その結果として、既述したドライブや屋内外での露出における+α作戦が実行されたのである。
そして、彼女の+αに対する接触抵抗値は、限り無く0に近付いた。
筈だった。

そんな中、やっと訪れた絶好のチャンスが、あの映画館でのこと…
彼女が挿入を拒否したのは、彼にとって全く予想外の出来事だった。
何故、断ったのだろう…。
帰り道での運転中、彼が導き出した答えは
「もしかして…あの人タイプじゃなかった…?」
見事、正解。
「ごめん…」
彼女にイヤな思いをさせてしまった…
後悔という重石が彼にのし掛かる。
露出を始めた頃、
~彼女が嫌がることはしないこと。イヤなことは、ちゃんと言うこと~
という2人が交わした約束があった。
彼は決してそれを忘れてはいなかった。

彼女もまた、当然それは同じである。
その約束の下で、彼との経験を純粋に悦び、そして充分に楽しんでいた。
イヤなことはされていないし、してもいない。
申し訳なさそうな彼に、余裕の表情で彼女は返事した。
「大丈夫。とっても楽しかったよ?
また来てみたいね」
一瞬にして彼の重石は消え去った。
そして安堵の苦笑い。
男って単純…。

触ったり触られたりしたことも、全部がイヤな訳じゃない。
入れたいと思えるほどの魅力がなかったということが一番の理由。
それにギャラリーも多くて、落ち着かないこと。
初めて受け入れるのがその場所というのも、彼女はイヤだった。
やはり雰囲気は大事…。

彼女のそんな思いを理解したのか、彼は、
「じゃあ、どんな男性なら良いと思う?」
と直球を投げた。
真剣な彼に、彼女も誠実に答える。
「上限は40代位までで、髪が薄くない、髭や胸毛とか体毛が濃くない、清潔な、病気持ってない、怖くない、見た目普通以上の、秘密守れる、私の知らない、誠実な、優しい、私がイヤがることしない、乱暴じゃない人
それと…
~ちょっと大きめの人~かな?
てへっ」
ほぼ、彼の考えていた彼女のタイプ、条件に合致する。
それに彼としての希望、条件として
~彼女の唇にはキスしないこと。
必ずゴムを使用すること。
彼女がタイプじゃなければお断りする場合があること。
顔無しで撮影してもいい人。
最低限、まずはメールで、まともなやりとり出来ること。

などを付け加えて、後日、幾つかのサイトに投稿してみた。

彼は仕事を終え、彼女と一緒に夕食を済ませたところでその旨を告げる。
「何て書いたか読んでみる?」
正直なところ、素の状態であるノーマルモードの彼女にそんな余裕はない。
内心では、
‘’え?マジで?
……。
どうしよう…。‘’
そして、精一杯の強がりから出た言葉は、
「任せるから…」

そんな彼女の傍らで、彼は何件か来たメールに期待して返信する。
ところが、まともに会話が出来る人がなかなかいない。
根本的に誠実さがない人が多かった。
要求してもプロフが送ってこなかったり、彼が何個かの質問をしても無回答、逆に質問で返答がきたり、そのうちの一個のみの返答などはザラ。
言葉遣いが雑過ぎ、礼儀知らず、ホントは嘘だろ!と決め付けるメールも中にはある。
「なら、メールしてくんな! ボケが!」
と思う。殆どが冷やかしなのだろう。相手にするだけ時間の無駄だ。

彼がそれを重要視するのは何故か?
彼女が彼とのSEXだけでは感じられない何かを感じ、悦びを得るのに応しい男性、彼女を大切に扱ってくれる自分の分身、の選択。
また身体的な満足だけではなく、その前後にするであろう何気無い会話さえも想像した。
彼女が気に入れば、一度きりではなくその後も、2人の遊びのお手伝いやお友達として一緒にカラオケなどの遊びにも行けるような、それ以上の関係にもなれたらいい、とさえ彼は考えていた。
慎重になって当然だろう。

日々埋もれていく投稿をスレ上げし、
数週間ほど経った頃、やっと対等にやりとりできる人物からメールが届いた。他の条件もほぼ満たしている。
あとは…顔だけ。

彼女はその間、実は気になって仕方がなかった。
確かに、任せる…とは言ったものの、その話題に触れる勇気は出ない。
どんな人と…なんだろう…。
今日じゃないよね?
彼との時間を過ごす度、身体の奥が疼くような緊張が彼女を襲い、自室に戻るとその糸はほどかれるを繰り返した。
日を追う毎に微かな期待も湧き出てくる。
彼のこれまでの‘’‘やり口‘’を考えると、露出してる時に、誰かが車に乗って来たら、その時が運命の日…。
そう覚悟した。

ある日、彼が
「こんな感じの人たちから写メ来てるんだけど、見てみる?」
と携帯を差し出し、数人の男性の顔を彼女に見せた。
「え~…」
と言う割りには、携帯を受け取ってじっくり見定める。
「知ってる人は?」
「いない…」
ちょっと年下と思われる可愛い感じの青年、同年代位の男性、ちょっと年上のおじ様等、意外にもバラエティーに富んでいる。
この時、彼の中では、既に誰にするか答えは決まっていた。
その答えを含めた数人の写真を見せて彼女の反応を確かめただけのこと。
「この人は、なんかちょっと…」
と言われなければそれでいい。
「どう?」
「別に良いんじゃない?もう任せるってばぁ…」
これで+β(プラスベータ)くん確定。
あとは、いつ、どこで、どうやって彼女に対面?対戦?させるか…が問題。

でも既にどんなシチュエーションで始めれば、心理的抵抗が少なくて済むのか…彼は構想を練っていた。
やはり原点に戻り、アイマスクしかない…。
9
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2019/01/01 20:48:57    (6cCXi5.d)
夢街道さん、コメント大変有り難く思ってます。
今回は、Hな描写がなくてごめんなさいね。
次回にご期待下さい。

10
投稿者:ねお ◆8VkLOokZYs
2019/01/05 17:16:55    (PH.YqXYL)
第5部 ~サプライズ~

2人はいつものように夜のドライブに出掛けた。
久々のアイマスクと赤いチョーカースタイルの彼女。
彼女の剥き出しの襞豆にはピンク色のローターが押し当てられた。
が、なんだか動きが鈍い…。
きっと彼女の中に出し入れする時にコードを摘まんで引張り出すため、断線してしまったのだろう。丁度良いところで振動が停止する。
「また、壊れちゃったね」
バイブもそうだ。
彼女の膣圧で、それまで何本、破壊したことか…。
少なくとも彼女のベッドの引き出しには、音だけは立派だが、ギアが欠けてウネらないバイブが2~3本は仕舞ってあった。
「これから買いに行こっか」
車内には、彼女の猫撫で声と微かに鼻を衝く海風のような匂いが漂っていた。

国道に面するアダルトショップ…2人を乗せた車は、その駐車場に停車した。
「じゃあ、買ってくるから、そのまま待ってて」
そう告げた彼は、彼女の右手首を掴み、中指が割れ目に添うように誘導した。
「うん」
という返事が先か、中指が滑り込むのが先か…。
彼は車を降り、助手席の横で立ち止まって彼女の中指が動いていることを確認した後、店内へと消えていった。
少し時間を掛けてアダルトグッズコーナーを見て廻る。結局またどうせすぐ壊れてしまうだろう、と格安ローター、ついでに薄めのゴムを手にし、カーテン付きのレジで清算した。
彼が店を出て、ふと自分の車を見ると、そこには助手席の中を覗き込む男の姿があった。
彼が店に入る時に、風除室ですれ違った人物だ。だからといって彼は焦ることなく、ゆっくりと歩いて近付く。
彼の足音に気付いた男は、申し訳なさそうな顔で軽く一礼し、小声で言った。
「凄いですね。いつもこんなことやってるんですか?」
彼はただ頷いた。
彼女に目を遣ると、イキ疲れたのか指を下の唇で咥えたままの姿で眠っているようだった。
彼は
「それじゃ…」
と男に告げ、車に乗り込んだ。
「お待たせ、そのまま着くまで眠ってていいよ」
「ん?うん…」
その間も男は彼女の姿を見つめていた。
彼と男は互いに会釈した後、車は動き出した。
そこから南へ向かって進むとすぐ左手にあるコンビニに寄り、適当に飲み物を買う。が、その間も、彼女が起きた気配はなかった。
再び、車が動き出す…。

そのコンビニを出て更に南へ進み、程なくして橋を渡った3つ目の信号を左折してすぐに、目的地があった。
そこは、 2人がいつも利用する住宅街の片隅にあるガレージホテルだ。
「着いたよ?はい、どうぞ」
先に降りた彼が助手席のドアを開く。
何も身に纏っていない白肌の彼女は手を牽かれ、躊躇することなく全裸のままで部屋へと消えていった。
ベッドの上に座る彼女。
「もうこれ取っても良いでしょ?」
アイマスクに手を掛ける。
「だ~め」
両手首を掴まれ、押し倒された彼女は続けた。
「何で?」
「何でもっ…。取ったらご褒美あげないよ?いいの?」
「…やだ」
「今、お風呂入れてくるから…ちょっと待ってて」
そう言って優しく唇にキスをする。

何だか怪しい…もしかして…!?
そう感じた彼女は、彼が蛇口を捻る間にアイマスクを少しだけずらし、起き上がって室内を見廻した。
誰もいない…正直、ホッとした。

その瞬間、普段、滅多に鳴ることのない部屋のTELが鳴る。

「いいよ、俺が出るから…。もしもし?はい…いいですよ。は~い」
ガチャッ…と受話器を置く音。
「どうかしたの?」
「フリータイムにするか?だって…」
そう言って彼は彼女の右隣に座った。
頬にキスをする。
そして耳…そして首筋に…
吐息が漏れる。
両肩に触れた手に身体を預けるように彼女は横たわった。
唇は鎖骨を這い、右胸の膨らみを捉えた。楕円の渦を描くようにピンク色の中心に近付いていく。
そっと触れた手が左の胸を優しく包む。手のひらがその先に触れる度、腰がくねる。それを抑えるように脇腹を掛け降りた手が腰骨を撫で廻す。
もう一方の手が内腿に触れると、両方の爪先は伸びきり、徐々に脚が拡がっていった。
クチャッ…という音が襞と襞の解放を伝えた。
その音を聴き逃さなかった手は、音のした場所付近を躊躇しながらも這い廻る。
人の手が加えられた、なだらかで白く小高い丘の上。中腹からは一筋の川が流れ、泉へと注がれている。
その川に沿って2本の指が下流へと歩き出す。
湧き出す泉の畔に到達すると、再び丘の頂上へと踵を返す。
何度も何度も繰り返されるうち、奥底が熱くなり、全身が性感帯になるような感覚に浸食されていく。
始めは吐息を洩らすような息遣いだった彼女の唇からは、いつしか雌の鳴き声が放たれた。
秘丘をなぞる2本の指にドロッとした感触が走る。泉から溢れ出た液体が指先に纏わりつく。
我慢していた一番長い指が、その水源を目指し襞の中へと消えていった。
掴まれ、撫で廻され、戯れ廻る手、そして舌と唇の感触に彼女は酔いしれた。

「今、どこが感じる?」
「全部…」
「じゃあ、一番感じるのは?」
「…クリちゃん…」
「次は?」
「…おっぱい…」
「どっちの?」
「どっちも…」
「どっちも?」
「うん…」
この問答は、決して言葉攻めのつもりではなかった。矛盾点に気付いて欲しい彼からのヒント。
「もう一回聞かせてっ。触られて感じてるとこはど~こ?」
彼女の黒髪を解かしながら、再度チャレンジ。
「おま○ことぉ…おっぱいと…」
「あとは?」
「頭も…」
「頭も?」
「…うん…」
「なんか、おかしくない?」
「ない…」
………………。
「そう…?」
それぞれの手指が順々に自己主張を始め彼女の身体を弄る動きが激しくなる。
!!
彼女は急に起き上がり、咄嗟に掴んだシーツで申し訳程度に身体を包んだ。
「え!?やっぱ、おかしい!」
「何がおかしいの?」
「手が1…2…3こ…ん?4こ…!?」
「あたり!じゃあもう目隠し取ってもいいよ」
「マジ…?…」
彼女は素顔を晒すのを躊躇い、アイマスクを下にずらした状態で、定番のご挨拶。
「こんばんは…初めまして…だよね?彼女です」
βくんも頭を下げてそれに答える。
「こんばんは、初めまして。βです」
最後に彼も
「こんばんは、彼です」

11
投稿者:ねお ◆bpyh.6nJ2Q
2019/01/05 21:25:30    (PH.YqXYL)
第6部 ~密室~

当然、彼女には疑問が残る。
いつβくんがここに来たのか…。
それを彼は解説した。
そもそも、意図して壊れたローターを
用意していたこと。
そして買い物と理由を付け、待ち合わせたアダルトショップでβが車に乗り込んだこと。
コンビニで飲料を買う間、そのまま見守ってて貰ったこと。
ホテルに着いたら一緒に部屋に入ったこと。
「だって、居なかったよ?」
の一言で、アイマスクの隙間から覗いたことがバレた。
「あれ?ご褒美要らなかったの?」
素肌をシーツでくるんだまま、彼とβに挟まれてベッドに座る彼女の答えは当然…、
「いる…」
「正直に答えて、お利口さんだね」
βくんの前でも素直な彼女に、彼は話しを続ける。
「部屋に入ってお風呂汲んでる間、念のためβくんには、ベッドの陰に隠れてて貰ったんだよ。そこ。んで、電話来たのは、3人分の料金頂きますよ?って電話だった」
納得…。
「って言うか、3人入ったって気付かれてる時点で、そん時の格好…ホテルの人に見られてるよね…汗」

3人で再度、ルールを確認した後、彼は問い掛ける。
「もう少し、話ししてから始める?どうする?」

彼女は自分なりに、遠くない将来この時が来ることを想定し、心の準備を整えつつ、幾ばくかの期待してさえしていた。
その答えは…
「…とりあえず、お風呂…」
彼女が先に立ち上がる。
「一緒に入ったら?」
と彼が冗談混じりに言うと、彼女は
「いいよ…じゃあ先に入ってるから」
2人の男に裸の背を向け、浴室に消えていった。
堂々とした彼女の態度が、逆に彼を驚かせた。
しかし彼女は彼女で、内心ではドキドキ…。
浴室のドアが閉まるや否や、
「マジで良いんですか?」
βくんは、彼に問う。それに対し、
「βくんさえ良ければ、どうぞ」
と、にこやかな笑顔で返す。
そこには…色々2人だけで話しをするのもいいだろうし、それで2人に仲良くなって欲しい、という彼の思いがあった。
βは彼の顔色を窺いながら立ち上がり、恐縮した面持ちで脱衣所に向かった。

バスルームの磨りガラスのドアに人影が映る。
来た…。
彼女は少し緊張した顔で、ドアが開くのを見ていた。
「お邪魔します…」
「どうぞ…」
「何だか緊張しますね」
「私も…。こういうのやったことあるの?」
「無いです。あるんですか?」
「私も無い…。良かったら、こっち入ったら?」
当たり障りのない会話を交わしつつ、空けてくれたスペースに向かい合う形でβくんは湯船に浸かった。

「いつもあんな風に露出やってるんですか?」
あぁ、駐車場で見られてたんだった…。
「うん、たまに…」
「凄いですねぇ」
「そんなことないよ…」
「あの…今…して見せて貰えませんか?」
一気に顔が火照る。
勇気や恥ずかしさより、もうどうにでもなれ!…という投げ槍な感情と、彼の嫉妬心を煽りたいS的な部分が、彼女を浴槽の淵に座らせた。
無言で脚を開き、右手が動き出す。
お湯に浸かっていたからか、彼女の中から滲み出す体液なのか…クチュクチュという音が響く。
声が漏れる。
「もっと拡げて見せてください…」
その声で催眠術を掛けられたかのように、より脚を拡げ、左手で内腿を押し拡げた。
視線の先では、彼女の指が触れている露出したピンクの豆が、膣のヒクつきに合わせて上下に鼓動している。
そして、彼のいる場所だけではなく、何部屋も隣まで聞こえそうなほどの喘ぎ声がバスルームに響き渡った。
それに興奮したβの欲求は、さらにエスカレートする。
「触っても良いですか?」
火の点いた身体に断る理由などない。
βは膣の奥深くまで、ゆっくりと中指を挿入した。子宮の入り口がその先に触れる。
すると膣壁の柔らかい襞が関節を締め付けた。
ゆっくりと抜き挿しを繰り返したその感触にβは、一層奮起した。
βの指が次第に加速していく。
程なくして、彼女はバスタブやβの腕に大量の体液を撒き散らしながら、それまで以上の喘ぎと共に果てた。
「イッちゃった…」
「気持ち良かったですか?…良かったです…俺も興奮しちゃいました…」
βは自分の勃起した性器を見下ろした。
「おっきくなっちゃったね」
彼女は、驚いたようで、はにかむようで、微笑むような、おどけた顔をして魅せる。
「はい……あのぉ……良かったら…舐めてもらいたいんですけど…ダメですか?」
「え?あ……ダメじゃないよ…じゃ場所交代!」
「いいんすか?」
「やめる?」
「お願いします…」
出逢って数十分もしないうちに、彼女に翻弄されるβ…。
「あ、彼に訊かれても、何してたのかは絶対言わないでね」
「言いません」
あんな大きな声を出していたのに、彼が気付かない筈はないのに…そう思いつつ、微笑む彼女に従うことにした。
彼女はβの股間に顔を埋める。
ジュポジュポ…と音を発てて吸い付くが、小柄な彼女の口では、全てが収まり切るまでには至らない。
「ほっひぃ~へ(おっきいね)?」
「そんなことないっす」
髪止めで纏めた頭がゆっくりと前後し、絡み付く舌の感覚にさらに大きくなる。
さっきのお返し…と言わんばかりにその動きは次第に早くなる。
「ひほひぃ~ひ(気持ちいい)?」
「はい!すっごく…」
時折、嘔吐きながらも、喉奥まで、根元まで咥え尽くした。
その何とも言えない感触に、最大級に奮起した。
逝きそうになってきたβは、思わず彼女の頭を両手で抱えた。
咳き込む彼女。
「ごめんなさい…」
急いで手を放す。
「気持ち良かった?…続きは後でね…」
少し涙目の彼女の瞬きは、βにはウインクしたように思えた。

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