2017/03/07 07:33:53
(G.9QGQLS)
放置されていた雑誌を持ち帰り中身を確認しました。
そこには、投稿写真や投稿された手記が掲載されていました。
完全にSM系の雑誌でした。 翌日は、休日だったので、
昨夜確認した彼女の家を改めて見に行く事にしました。
彼女の家は、道に面した位置にありましたが、その奥には
同じような建物が数件軒を並べて建っていました。
木造平屋の長屋的な建物でした。 玄関先には錆びた郵便ポストが
ありました。そこには、女性二人の名前が書かれていました。
名前を見て、どこかで見た事のある名前だと思いました。
2年前にコンビニでバイトをしていた学生の名前でした。
当時、下の名前は不明でしたが、名札に書かれていた名字と
同じでした。あの時の学生が……と、昨夜の事を思い出しました。
昨夜は、顔もハッキリと確認できなかったので、一旦家に戻り
普段の営業と称し、自宅訪問をしました。 中から老婆が出て来ました。
彼女は、居ないのか?すると、老婆が腰をあげ一旦部屋の中に戻りました。
暫くすると、一人の女性が代わりに出て来ました。 昨夜と同じ
ジャージの上を羽織っていました。 改めて挨拶をしました。
バイトをしていた時とは、イメージも変わっていました。
仕事的な話は簡単に済ませました。 「ところで、前に○○のコンビニで
バイトしていた学生さんじゃない?」「えっ!?」急な話に少しビックリ
していました。「はい。学生の頃、バイトをしていました」「そうだよね。
よく、あそこのコンビニへは行っていたから…。どこかで見た事が有るなって
思ったけど、正解だったね」「覚えてくれてたんですか…」そんな、話を
していく内に世間話まで発展させる事ができました。
現在は、住んで居る所から一駅隣の町にあるスーパーでレジの仕事をしている
ことも分かりました。その日は、その程度の話で自宅を後にしました。
その後は、営業中や深夜に定期的に公園のトイレに足を運んでいましたが
彼女を見つける事も無く、トイレに放置されていた雑誌定期な痕跡も確認できない
ままでした。 そんな日々を送っていると、週末に飲みに出て帰っている時
です。 街を二人の女性が歩いていました。 その内の一人が彼女でした。
声を掛けようかと考えていると、一緒に居た女性はタクシーに乗り去っていきました。
運よく、彼女が一人になりました。偶然を装い声をかけました。
向こうもビックリしていました。 友人と食事に出てみたいでした。
彼女も次のタクシーを待ち、帰る途中だったようでした。
ダメ元で、1軒だけこの後、飲みに行かないかと誘ってみました。
すると、すんなりOKとなりました。 そこで、以前以上に身の上話をする事が出来ました。