2015/07/20 23:28:30
(42nG.6zQ)
それからは2人の会話に達也の話題が出ることもあるが、特にあやしいこともなく、ただの少し仲の良い知り合いくらいで終わる感じで、寝取られ願望のある俺は残念に思ったが内心は安心したかもしれない。
ある日、アキは短大の講義が午前で終わると聞いていた。俺は大学の講義が終わってから夕方にアキの家に行く約束をしていたが、携帯の充電をするのを忘れ、大学の講義を受けていても落ち着かないので、アキの家で充電しょうとアポ無しで午後からの講義をサボりアキの家に向かった。
アキはまだ帰ってなかったので、マンションの向かいの牛丼屋で昼飯を食べながらアキの帰りを待ってると、アキが徒歩で帰ってくるのが見えた。がしかし、横に達也が自転車を押しながらアキと歩いていた。
2人ともコンビニの袋を持っていたので、アキのコンビニで弁当を買ってるところを偶然会って、話しながら歩いているくらいとしか思わなかったが、すぐに達也の働いてるスタンドはコンビニからアキの家と方向が違うことに頭が真っ白なった。話しが盛り上がるうちにアキの家の方にきただけで、バイバイしたら自転車に乗ってスタンドにかえるかもとも思い、とりあえず急いで牛丼屋で会計を済ませて店をでたが、すでに2人の姿はなかった。
アキのマンションはエレベーターは無く、階段と玄関はマンションロビーを入った内側になるので、外からは2人が一緒にマンションに入ったか、バイバイしたかわ、その時点ではわからなかった。信号を渡ってアキのマンションの前にくると、駐輪場に達也が乗っていた黒っぽい自転車があったので胸が高鳴った。しかし、黒っぽい自転車というだけで、達也の自転車という確信はなかった。
俺は音を立てないようにアキの家の3階まであがり、ドアにそっと耳を当ててみた。微かに会話らしき声が聞こえたが、内容までは聞き取れない。むしろ俺の心臓の鼓動の方が大きかった。アキの母親は働いているので、声が微かに聞こえることは達也と明らかに密室で2人きりが確実だったからだ。
しかし、ただコンビニの弁当を食べながら話ししてるくらいの仲の可能性もある。ましてや達也は仕事に戻らなくてはならない。乳くらいは揉まれることは覚悟したが、それだけで、なぜか俺はギンギンになっていた。
玄関の横 はアキの部屋なので、会話が聞き取れないと言うことは、奥のリビングで弁当を食べてると推測できた。俺は少し落ち着く為に、いたん一階まで降りて10分くらいして再び上がりドアに耳を当てたが、たまに笑い声らしき声が聞こえるくらいで、アキの部屋に移動している気配もなく、話してるだけなのか、なにをしているのか確実なことはわからなかった。なぜかこの時、家に踏み込むという選択肢はなかった。
さらに一旦落ち着かせてからドアに耳を当てると、とくになにも聞こえなかった。ただ、アキの部屋にいないことは確実だった。アキの部屋だと玄関横の窓から気配も感じれるはずだからだ。
更に5分ほどしてからドアに耳を当ててみると、こんどは、会話らしき声や笑い声が微かに聞こえ、どうやら達也がしごにもどるような感じがしたので、俺は急いで階段を下り信号を渡ってマンションの向かいの陰から達也が帰るのをまった。