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2025/10/21 14:02:14 (1Gf9w1SA)
俺が通うスナックにその女が来るようになったのは今年の5月の大型連休明けぐらいだったと記憶している。

普段、会社の同僚達と会社帰りに呑む以外に、1人で呑むという習慣が無かった俺が、この町に越して以来初めてコロナ時期に暇を持て余し、たまたま入った自宅近所の商店街裏にあるスナックエイトという店だった。

商店街のハズレにある小さなスナックだが、店主の智恵子ママ、客層の良さ、店内の雰囲気が何故か俺には居心地が良く初めての入店以来一週間に一度は会社帰りに寄るようになった。

客層は近所の商店主や俺同様、この街から会社に通うアラサーサラリーマン。店主の智恵子さんが元保健のセールスをやっていた関係で、その先輩、後輩といった女性客が多いのもこの店の特徴だ。

5月連休明けの週末だったと思う。店の常連客で保健のセールス成績が断トツだと言う30歳になったばかりの栞里さんに、お世話になってるのと連れてこられた客が雅美という女医だった。

雅美は近隣の歯科医院の勤務医で、初日の印象は大人しい地味な女に思えた。常連客に人気の明るくて可愛いタイプの栞里さんに半ば強引に連れて来られたようで常連客の冗談に戸惑いながら愛想笑いを浮かべている感じに見えた。

酒もあまり飲まず、客から歌の催促やデュエットの申し出をやんわり断り小1時間で栞里と退店した雅美について残った常連客がカウンターでやっぱりお医者センセイには、この店は合わなかったかな?とか、あれは2回目は無いなとか話していた。

しかし意外な事にその翌週、常連客達とカウンター席で他愛もない話をしていると9時過ぎにだいぶ酔いの回った雅美が1人でスナックエイトに来店した。

入ってくるなり、やっぱりココだぁ。良かった少し間違えて一回通り過ぎちゃいましたと言って1人ケラケラ笑っている。

呆気に取られている俺や何人かの彼女の初来店時に居た客の顔を見つけると、あーっこないだお会いしましたよねー。と大きな声を上げる。

智恵子ママが、あら雅美先生。いらっしゃいと声を掛けると、ママーっ!会いたかったぁと俺の横のカウンター席に倒れるように腰掛けてママの手を握った。

ママも手を握られながら、初日とはだいぶ違う印象の雅美に戸惑いながらも、雅美のハイテンションに付き合っている。

ママから受け取ったおしぼりをヒラヒラさせながら雅美はママの仰っる通り、ワタシ今日少し酔っ払ってまーす!と答えるとやおらカウンター席の隣に座る俺に、お客さんもこないだ居ましたよね。ワタシこないだはこの店初めてで緊張して何も話せなかったんだけど、良い店だなぁって思ってて、また絶対来ようって決めてたんです。

智恵子ママが雅美先生だいぶ酔ってるみたいだけどお水飲む?の問いかけに相変わらずおしぼりをヒラヒラさせながら大丈夫です!ワタシ飲みます!と言ってウーロンハイをくださいと返す。

ママからウーロンハイを受け取るとカウンター席の常連客に乾杯しましょ。今日ワタシお祝いなんです。と言いつつカンパーイと声を上げた。

常連客の1人がセンセイ、今日は何のお祝いなの?と声を掛けると、えー、どうしようかな?うーん隠してもしょうがないから言っちゃおうか、ワタシ実は離婚が決まりました!と言うとケラケラ笑いウーロンハイのグラスを煽った。

そして俺に向き直ると今日はワタシ歌いますよ!こないだは初めてで緊張して歌えなかったけど、ワタシ歌すきなんです。何か一緒に歌いましょうよ。デュエットじゃなくても、あーミスチル!ミスチル一緒に歌いましょうよ。

そう言って俺にしなだれ掛かってきた俺の腕に彼女の胸か当たる。彼女のこれは歌える?と尋ねる声に生返事を繰り返しながら不自然にやたらと俺の腕に当たる彼女の大きな胸の柔らかな感触に戸惑っていた。
後から思えばこの胸の感触から既に彼女の計算高い行動。この時に俺は彼女が仕掛けた罠にすっかりハマっていたんだと思う。


〜つづく
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2025/10/21 14:09:33    (SqxzEXwF)
続きを楽しみにしてます。
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投稿者:(無名)
2025/10/21 14:16:32    (2YFCA2Pp)
前置き、ながっ。
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投稿者:ガマン汁
2025/10/21 17:03:13    (8lRFXJoR)
確かに導入部からの非性的表現?は長いけど、先行きを固める為の、謂わばプロットみたいなもので作法に適っている。さあ、続きを期待して大人しく待っていましょう。
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投稿者:**** 2025/10/21 19:22:56(****)
投稿削除済み
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投稿者:(無名)
2025/10/22 05:04:37    (AcnAG2T7)
続き楽しみにしています。
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投稿者:(無名)
2025/10/22 12:33:05    (7mUaTKQk)
雅美は俺とのみならずカウンター席に座る常連客達とも何曲かカラオケを歌い、やんやの喝采を浴び上機嫌に見えた。

11時を越えたあたりに常連客の1人が最近流行りの煩い曲を歌い始めると雅美は俺の腕に胸を押し付けて俺の耳元に顔を近づけて囁いた。

お客さんは、お名前は?
最近流行りの裏声でバカ高いキーのサビの曲を悲鳴のような声で歌う常連客の歌が煩くてさっぱり聞こえない。

え?何?俺が雅美に向き直って聞き返すと、俺に身体を預ける様にもたれ掛かって俺の顔を真っ直ぐ見つめながらアナタの名前は?と尋ねてくる。

俺がヤマちゃんって店では呼ばれてると返すと、まるで抱きつくように更に身体を預けて、ねえヤマちゃん。この店そろそろ一緒に出ない?ワタシ前から行きたい店があるんだけど、1人じゃ行きづらいの。ちょっとだけ付き合ってくれないかな?

普段は11時には店を切り上げ0時には床につく俺だがこの日はたまたま次の日が前週の休日出勤の代休で休みだった。翌日が休みという解放感も手伝って、普段なら誰からの誘いだろうとこの時間から、もう一軒行こう等にはならないのだが俺は雅美からの誘いを承知した。

いや、見苦しい言い訳だ。相手は30を幾つか越えたグラマーな身体つきの女ざかり、更に先程から不自然に俺に胸を押し付けてきたり明らかに誘って来ている。しかもかなり酔っている。

最近大分くたびれて来たとは言え、俺とて男の端くれだ。この状況で期待するなと言うのが無理な相談だ。俺は久しぶりに良からぬ淡い期待を胸に、しかし平静を装い極めて冷静な口調であまり遅くなれないですがもう一軒だけなら良いですよ、ご一緒しましょうと答えた。

ママに雅美の分と合わせてお勘定を頼む。雅美は慌てて俺に自分の分は支払うと言うが俺が断るとじゃあ次の店は私が払いますと言う。

そのやり取りを聞いた常連客達の抜け駆けだ!おっ商談成立か?等という冷やかしの声に送られるように店を出た。

店先迄、珍しく送りに出て来たママがちょっとと俺を呼び止めると俺の上着の襟を直す仕草をしながら近づいて来て、俺の耳元で小さな声でヤマちゃん、あの女気をつけて。何かざわつくのよ。早めに切り上げてちゃんと家に帰りなさいねと言った。

やはり小さな店とは言え伊達に水商売のママをやっているワケでは無い。ママさんの胸騒ぎは見事に的中した。

〜つづく
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投稿者:トシ
2025/10/23 03:46:07    (pX9XU5Wd)
何やらドキドキさせるストーリーですね、
主さんの思惑通り、ちゃんとドキドキしてまよー!
続きをたのしみにしてます。
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投稿者:**** 2025/10/23 11:25:33(****)
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投稿者:**** 2025/10/23 13:22:27(****)
投稿削除済み
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投稿者:(無名)
2025/10/23 14:17:13    (68T07/sX)
勿論、歯科医は人間の健康や活動を維持する為の大切な仕事という事は理解するし、敬意に値する職業であるが、良く考えてみると他人の口の中に手を突っ込むという結構生理的にキツい仕事だ。

可愛い女の子の口に手を突っ込むだって躊躇われる事だが、歯石まみれドブの様な悪臭漂う中年オヤジの不潔な口にも手を突っ込むのだ。良く看護師も性に解放的な女が多い等と酒の席での馬鹿話に出るが女医という職業の女も性に解放的というかかなり生理的な概念が通常とは異なる人間が多い様に思う。

高収入の上に世間からはセンセイ、センセイとある種崇められ、歪んだプライドや見栄が奥底に冷たく横たわっているのだ。

まして学生時代は勉強に追われて、同世代女子がお洒落や遊び、男に現をぬかしている間ずっと抑制され生きて、社会に出た途端にその大概の同世代女子よりも高い収入、社会的ステータスで逆転してくるのだから、屈折するのも無理はない。

雅美はまさにその典型だった。彼女はそのプライドを隠し、わざわざ場末のスナックに来て常連客とカラオケを歌い、女医のセンセイなのに親しみ易いという評価に、普通の人々とも気さくに話せる自分に酔うのだ。

雅美は店を出ると、前から行きたかったというバーに向かって歩き出す。道すがら弁護士だという離婚が成立した旦那さんの話を俺が尋ねた訳では無いのに話し出した。

弁護士なんて酷い職業だ、世の中の評価ほど大した事はやっていない等と悪態をつく。
どうやら一流大法学部卒で都内の大きな弁護士事務所に勤めるエリート旦那は、医者だ、女医だ、センセイだとは持ち上げないらしい。

エリートとの結婚は彼女のプライドやステータスをいっとき満足させたが、日々の生活で普通の伴侶、家人として扱わられる事は彼女のプライドが満足させないばかりか傷つけられる事のようだ。

俺は店に入ると彼女を雅美センセイと呼んだ。彼女は先生は辞めて等と口では言っているが満更では無いようだ。俺は彼女の言葉にはなっていない欲求を擽ることにした。

女医さんと言うと近寄り難いイメージだけど雅美センセイは違う、話し易いけどやはり僕の普段周りにいる女性とは品性や知性が段違いだとか言い続けた。

雅美は俺が褒め称える度に身を捩って謙遜する。
雅美がそんな事無いよワタシは至って普通、平凡だし、ヤマちゃんの周りに普段居る女の子達と変わらないよ等と言う。

俺は間髪入れず雅美に言った。いや全然違うよ。今やってる事だって全然違うよ。

え?今やってる事?雅美がキョトンとした顔で尋ねて来る。俺は雅美の目を真っ直ぐ見つめながら答えた。

そう、雅美センセイはすごい魅力的だけどやっぱりガードが固いというか、やっぱり常識の範囲が僕らとは違うよ。僕らは今を徹底的に楽しんじゃえって思って衝動的な行動に、特に雅美センセイみたいな魅力的な女の子と会った時はそうするもん。だけど今、雅美先生には衝動的な行動は取れないもの。

雅美は少し顔を赤らめ、上気させながら俺に尋ねる。え?今ここで衝動的な行動って?普段なら何をするの?

俺は答える。雅美先生の常識には無いもん。出来ないよ。でも今までよりもっと楽しみたい、自分を変えたいなら僕に任せてよ。任せるって言ってくれたら今、ここでいつもみたいな衝動的行動に出る。

雅美は俺の顔をじっと見つめた後、不意にクスッと小さく笑って被りを振って、いいわ。分かった今日はヤマちゃんに従う。ヤマちゃんに任せるわ。

俺は雅美がそのセリフを言い終わらないうちにバーカウンターの隣に座る雅美をしっかり抱いてキスをする。

雅美は一瞬身体を固くしたが直ぐに俺に身を委ねて来た、俺はバーカウンター席で他人の目を憚らず雅美を抱きしめキスし、雅美の口中に舌をねじ込む、雅美はうっと声を発したが俺の舌に自らの舌を絡めて来た。

俺が雅美を抱きしめた腕を解き解放すると、先程注文して氷が大分溶けてしまった水割りを口に含んだ。

カウンターでコトに及んだ姿を見て真面目そうな若いバーテンダーが慌ててやって来た。
お客様、店内でそういう事は困ります。他のお客様に迷惑が掛かるのでやめてください。

口調は柔らかいが、だいぶ腹を立てる様子の若いバーテンダーに俺は、悪かった。ちょっと盛り上がりすぎた。幾ら?俺たちこれで帰るわと若いバーテンに言うと一杯づつですから3000円で結構ですと今直ぐ出て行ってくれと言わんばかりの口調で答える。

俺は紙入れから5000円札を取り出し、ごめんねお店に迷惑かけて。少ないけどお釣りでバーテンさん何か呑んでとバーテンに渡して雅美の腕を抱えて店を出た。

店を一歩出ると雅美がヤバい!店の人凄い怒ってたねとゲラゲラ笑う、俺も一緒に笑った。
あんなに怒る事無いよね。そりゃ多少迷惑だろうけどさと言って笑っている雅美を抱きしめ、もう店から一歩外に出たよ、ここならあのバーテンにも怒られないから、さっきの続きをやろう!と言うと今度は雅美が俺にキスをして俺の口中に舌を入れて来た。

〜つづく
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