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2025/10/04 12:46:29 (XrNw5Lq.)
俺はアラフィフの独身男。30代半ばに会社の同僚女性と結婚して一人娘をもうけたが昨年離婚。養育費やらの支払いで金銭的にかなり厳しい生活を強いられている。

生活費を切り詰めなければならない俺が今、住んでいる住居は繁華街の築50年の崩れかけた雑居ビルの5階。家賃の安さと引き換えに階下にあるタイ料理店から上がってくる頭が痛くなるようなエスニックな臭い、隣のビルから響き渡る調子ハズレな馬鹿でかいカラオケの歌声、怪しい近隣の外国人不法滞在者。

治安の悪さ、悪臭、騒音も退社した後、総菜店の見切り品で缶チューハイを流し込んでソファベッドで眠るだけのアラフィフ独身男には大した弊害では無い。

異国料理の悪臭でとても開ける気にはならないが唯一俺の部屋にある窓から階下を眺めると5坪程の小さな公園というか広場というか、ベンチが3つと人間の背丈程の樹木が2本植えられた場所が見える。

繁華街のオアシス的な場所。夜間は外国人が怪しげに2、3人屯してたり、泥酔した男が倒れていたり。昼間は営業マンが喫煙しながら缶コーヒーを呑んでいたりする場所。

窓から眺めていて気付いた事がある。昼夜を問わずいつも同じ顔ぶれの中年女性が入れ替わり立ち替わりそこで煙草を吸ったり、簡単な軽食を取ったりしている。

俺が住む雑居ビルは4.5階は俺の部屋同様の狭小な事務所が8つ入っているがそれ以外は各階とも2つに区分けされている。1階は悪臭の原因のタイ料理店とアジア食料品店。2階3階には怪しげな社名の事務所が入っている。

どうやら3階の東側の入居者は熟女デリヘルの事務所らしい。出勤時、帰宅時にデリヘル嬢と思しき中年女性達とよくすれ違う。

なんとなく漂う彼女達の共通のすれた感じや服装。最近は通りを歩いていて風俗嬢が分かるようになってきた。

1ヶ月程前から気になる女が居た。彼女は土日、休日の日中、時々深夜の時間帯に勤務しているらしい。もっとも会社勤めの俺が自宅に居る時以外の時間帯については知る由も無いのだが。

女は俺と同世代に見えた。小柄だがムッチリ とした体型、色白で肩までの長い綺麗な黒髪。少したれた目をした優しい雰囲気の女性だった。

彼女は時折、階下の公園のベンチに座り電子タバコを吸いながらスマホに見入っていた。
彼女が気になった。はっきり言えば体型、雰囲気が俺の好みだった。

俺は彼女の事が知りたくなり、彼女が所属するデリヘルを推測し始めた。1階の入居者ポストには〇〇商事とデリヘル運営会社の表札があるばかりで彼女が勤めるデリヘルの店名は分からない。

ある日曜日の午前中に近くのコンビニに買い物に出た俺は、出勤してきた彼女とエレベーターで鉢合わせした。

俺はそれまでに彼女の年齢や体型、出勤日時などから、この界隈に存在する熟女、ぽっちゃりデリヘルのホームページのプロフィールから何人か候補を絞っていた。

俺はコンビニに行く道すがら、候補者の今朝の出勤状況を調べた。それぞれのプロフィールは40代半ば、身長や髪型、顔はボカシが入っているが雰囲気から、今出勤している2人に絞られた。

俺はコンビニで朝食とコーヒーを買い込んで自宅に戻った。コーヒーをすすりながら自宅窓から公園を見下ろすと彼女がタバコを吸っていた。

それぞれのホームページの彼女らのプロフィール画面を眺めていると熟女デリヘルおもひで恋母の桃山嬢のプロフィール内に彼女の日記コーナーを見つけた。

出勤報告や昨日の来客への礼などに混じってコンビニで購入した飲料や客からの差し入れ菓子の感想などが投稿されていた。

公園のベンチに座り電子タバコを吸う彼女の姿を眺めながら投稿を読んでいると過去の投稿に彼女が自販機で見つけた珍しい缶飲料を画像付きで上げているのを見つけた。

見かけない缶飲料を掴んだ彼女の手の背景にベンチの一部と路面が写っていた。
なんの変哲もない金属製のベンチ、舗装面の特徴的なタイルが公園のそれと一致した。俺は遂に彼女を特定した。

彼女は熟女デリヘルおもひで恋母に桃山あさひという源氏名で勤めている女だった。彼女の投稿を読みながら公園に佇む実際の彼女の姿を眺めるのは全く知らない女の日常を覗き見する様な不思議な感覚だった。それ以来、彼女の投稿を確認するのが日課になった。

毎日、彼女の他愛もない投稿を眺めていると彼女を知っている様な気になってくる。ストーカーの様な危ない気分に近い気がする。

恋愛まじりの様な気持ちが募り、俺は彼女と話したい、彼女に触れたいという感情が込み上げてきた。俺は遂に意を決して早く目覚めた日曜日の朝に彼女の出勤を確認するとデリヘルに電話をし、桃山あさひという源氏名を電話口に告げ昼過ぎに出勤する彼女を予約した。

このデリヘルのサービスのひとつにホテル近隣で待ち合わせをして恋人気分でホテルに一緒に入るというものがあった。俺はこの数ヶ月思いを募らせた女の予約を入れる事に舞い上がっていてプレイ時間など予約内容について何も考えず電話していた。

俺はそこで大きなミスをした。
電話口の男から時間はどうしますか?オプションは?全く考えていなかった俺はテンパっていた。電話口の男から促されるままに答えていた。

あまりこの手の遊びに慣れていない俺は、待ち合わせは?の声にはい。お願いしますと反射的に答えていた。結局俺は彼女が出勤する13時から120分コース、路上待ち合わせ、指名ありの内容で予約を入れた事になった。

何度も言う様だが俺は相当に舞い上がっていたらしい。予約時間まであと2時間ちょっとという中途半端な時間もあったのだが、食事をしたり、風呂に入ったり着替えたりすると余裕だった筈がギリギリになっていた。

待ち合わせ場所はホテル沿いのここから2ブロック先、繁華街のはずれにあるコンビニ前だった。歩くと10分は掛かる。気付くと待ち合わせの10分前だった。俺は慌てて部屋を出てエレベーターに乗り込む。

俺が乗り込んだエレベーターが3階で止まる。住宅ビルでは無い雑居ビルだ。それぞれの時間帯が全く異なる事から自宅のある雑居ビル内で人とすれ違う事は滅多に無かった。

3階で止まったエレベーターの扉が開いた瞬間、俺は頭が真っ白になった。なんと開いた扉の前に立ち、正に今、俺が乗っているエレベーターに乗り込もうとしている女は、この数ヶ月俺が自宅窓から眺め、その儚げな表情の仕草で俺の心を奪い、やっとの覚悟でさっき衝動的に予約を入れた桃山あさひ、その人だったからだ。

彼女はエレベーター内で固まる俺を一瞬、怪訝な表情を浮かべて一瞥すると無言で俺の横をすり抜けエレベーター内に入ってきた。

俺の頭の中は混乱を極めた。


〜つづく
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投稿者:(無名)
2025/10/04 15:28:09    (9dio5kpM)
うん なかなかおもろい 是非続きをお願いしたい
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