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2015/04/10 17:13:27 (G0XRjqri)
今年もいつものように、いつもの場所に、きれいな桜が咲いた。
桜の花が咲き始めると、いつも優美を思い出す。
あれからもう5年の歳月が流れた。
遠い町に行ってしまった。
元気にしてるだろうか?
ご主人とはうまくいっているだろうか?

残り少ない己の人生を思うと、男女の出会いの不思議さ、刹那さ、残酷さを思わざるをえない。

彼女は32歳の若妻だった。
私は還暦を迎えたばかりの、初老の親父だ。
ある家電メーカを退職して、地元の田舎で妻と小さな電器店を営んでいる。
田舎であるがゆえに、住民の半分近くが高齢者の人たちだ。
小回りの利く私の仕事は、皆さんに信頼され、重宝され、それなりの生活をしている。
仕事が有ること、出来ることに日々感謝をしている。

彼女と出会ったのは桜の満開の時期だった。
仕事帰りの道すがら、狭い駐車場の隅で乳母車を溝に落として途方にくれている彼女が目にはいった。
路肩に車を止めて、乳母車の方へ近づくと、中には生後3ヶ月位の赤ん坊が乗っていた。
その異常さに大きな声で泣きじゃくっていた。
肩越しに声をかけると、驚いたように振り向く彼女の髪に桜の花が舞い降りていた。
不安そうな顔には、涙が溢れていた。
整った美しい顔が、なぜか強く印象に残った。
そのときは気づかなかった。
私の容姿が、田舎のお爺ちゃんと見て取ったのか、「有難うございます」と言う声の表情から安堵の気持ちが伝わってきた。
話では、ご主人の転勤で数週間前に、この地に引っ越してきたとのこと。
知り合いがいない田舎町で寂しさを紛らすために、桜見をしようと公園に来たと言う。
名前を聞くと、優美といった。
お父さんが大好きだった桜にちなんで、桜の花言葉をそのまま名前にしたそうだ。

数週間が過ぎ去った頃、偶然に近くのスーパーで買い物をする姿をみかけた。
挨拶をすると、丁寧なお礼の挨拶がかえってきた。
彼女の笑顔がまぶしかった。
会った時とはまた違う雰囲気の美しさを表していた。
立ち話するなか、同じアパートの同世代の女性と知り合うことが出来たこと。
散歩するうちに、多くの人たちと顔見知りになったと楽しく話してくれた。
年寄りの多い田舎町では、若い人がちやほやされるのは当り前のことではある。

仕事柄、途中、何度か姿を見かけると気楽に挨拶を交わすような仲になった。

数ヵ月後、雨上がりの暑い日、優美さんから私の携帯に電話があった。
テレビの映りが悪いので、ついでの時にでも見に来て欲しいとの事だった。
高齢者が多い田舎町では、若い人と話せることだけでも有難いいことだった。
しかも自分の得意分野で貢献できることは、たやすいことだった。
その後も色々な頼まれことで、優美さんのアパートを訪れることがあった。

6月の梅雨時の頃、パソコンの調子が悪いので見て欲しいと連絡が入った。

アパートに伺うと、衣替えの季節なのか、かなり露出度の高い衣服をまとっていた。
上はタンクトップ、下はショートパンツ姿の長いなま脚に、目のやり場に困った。
とりあえずパソコンを起動し動作チエックに入るとあまりのスピードの遅さに驚いた。
調子が悪いとはソフトの立ち上がりがあまりに遅く、個々の動作も遅くなる症状だった。
色々なアプリケーションが入っていたが、それぞれの必要性を確認しながら不要なソフトを削除していった。
ファイルの断片化、セキュリテイソフト等の確認と改善を行った。
飛躍的にスピードは改善された。
左側の椅子に座る彼女の内から立ちのぼるほのかな体臭に、心地よい興奮を覚えた。
私の指示に従いながらパソコンを操作する彼女のうなじが、汗ばんでいた。
うなじからタンクトップの隙間へと見え隠れする乳房に、釘付けになってしまった。
今でもそのときの興奮が、脳裏に焼きついている。
丸く盛りあがった乳房にまとわりつくように浮き出た青い血管のコントラストに、今更ながら女の体の神秘的な美しさをうかがい知ったようなきがした。
何十年ぶりだろう、こんなに身近に興奮し胸騒ぎを覚えたのは。
その変化は、私の心から肉体へと確たる現象が生じていた。
とっくの昔に、家内とは夜の生活はなくなっていた。
枯れ果てた自分の肉体が、こんなかたちで蘇ってくるとは思ってもいなかった。
気づかれまいと足早に彼女の家を出た後も、しばらくはその光景が頭から離れることがなかった。

それから数週間後、梅雨空の朝、携帯に思いがけない電話があった。
相談したいことがあるので、よければ昼過ぎにアパートに来て欲しいと言った。
電話からは、赤ん坊の泣きじゃくる声がする。
何かに思いつめたような、元気のない声だった。

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2
投稿者:(無名)
2015/04/10 21:24:04    (8o8eDGVF)
続きが気になります 。
3
投稿者:(無名)
2015/04/10 22:09:27    (rMXp7/VM)
続きをお願いします。
4
投稿者:ゲンキ ◆Ct6pEhqiQY
2015/04/11 01:22:11    (SG9rtP04)
何より、還暦で初老って、どういうことか意味がわからないです。
矛盾してますよ
5
投稿者:(無名)
2015/04/11 05:17:41    (gNImBjt2)
たしかに、40歳を初老と言いますけど、
最近では還暦近くを初老っていう意見もあるみたいですよ。
6
投稿者:ナオヒト
2015/04/11 09:08:18    (dmVVOm7m)
業者さんが多い中…久しぶりに気になる内容です。
続きを期待したいですね!
7
投稿者:
2015/04/13 00:08:09    (lcRn0z/W)
つたない文章を呼んで頂きまして有難うございます。
続きです。

アパートに着く頃には、雨がぽつりぽつり落ちてきて遠くで雷鳴りが聞こえていた。
玄関のドアホンを押すと、いつもの服装でいつもの笑顔の彼女が、赤ん坊を抱いて出迎えてくれた。
少しやつれたその端正な顔には、化粧気もなく、薄っすらと涙の痕が残っていた。

案内されたリビングテーブルの長椅子に座って、コーヒーを飲みながら話をきいた。

子育ての大変さ、ご主人との生活、これから先のことなど多くの不安を話してくれた。
家庭を築き、子育てをする過程においては、皆が一度は経験する当たり前のことだった。
初めて経験する全てが、不安ばかりが先行してネガティブにならざるをえないのは、
正常な人間である証ともいえるのではないだろうか?
人生経験が豊かだからと、差し出がましくアドバイスをするのは間違っていると思った。
その話に真剣に耳を傾け、共感し励ましてやることが一番のアドバイスだと思っている。

不謹慎ではあるが、彼女から信頼されていることがなにより嬉しかった。
それと伴に、自分では気づかないうちに別の思いが芽生えていた。

雷の音が近づいてきた。
リビングの窓ガラスに、白く稲光が走った。
耳を劈くような大きな落雷の音がして、窓ガラスが細かく震えた。
泣き叫ぶ赤ちゃんを抱きかかえたまま、私の胸元に飛び込んできた。
赤ちゃんの温もりを感じながら、彼女の体の震えが服を通して伝わってきた。
気がつくと、彼女は震える手で私の手を握っていた。

時間の経過に気づかないままに、静けさだけが残っていた。
その間も、私の手をしっかり握ったまま、決して離そうとはしなかった。
赤ん坊を抱いた彼女の服から伝わる温もりに、得体の知れない胸騒ぎを覚えた。
私はいたたまれなくて、抱きしめいたわってあげたい衝動に駆られていた。。
放心したように見つめる彼女の瞳に、吸い寄せられるように近づくと小さくうなずいた。
静かに目を閉じる穏やかな顔、遠慮がちにその唇に唇を重ねた。
ピクリと唇が震えるぎこちない接吻だった。
やわらかい唇だった。
彼女の口内から発する微かなコーヒーの香りが、私の心を奮い立たせる。
小さな唇のかたちをなぞる様に舌を添わせ、時折、舌を忍ばせていった。
少しづく彼女の舌が、私の舌の動きに呼応するように絡みついてきた。
唾液の交じり合う音とともに、互いの吐息の音が交差していった。
赤ちゃんを抱いたままでのこの不自然な体勢ではこれ以上は進めなかった。
彼女はそれを察知したのか、赤ん坊を抱いたまま長椅子から立ち上がり、隣の部屋へと姿を消した。
しばらく戻ってこなかった。
この数分の時が、私の高ぶった感情を静めて、心の中の倫理観を呼び覚ましつつあった。
彼女も今の行為に、少なからずも後悔の念を抱いているだろうと思った。
早くこの場から、お暇しなければと立ち上がったとき、彼女が隣の部屋から出てきた。
赤ちゃんをベビーベットに寝かせつけたと、そして意味深な言葉が返ってきた。

「叔父さん、まだ帰らないで・・・もう少しだけここにいて・・・」

残り少ない人生、彼女の言葉に欲情が蘇り、倫理観など遠くに吹き飛んでしまっていた。
高ぶる感情を抑えながらも、リビングの長椅子に二人並んで座りなおした。
静寂のなか言葉を交わすこともなく、どちらからともなく向き合い、唇を重ねた。
絡みつく舌の粘膜から湧き出る唾液の音が、二人の思いの激しさを現すようだった。
枯渇するほどに吸いあう唾液の音は、あえぎ声となってかえってきた。
肉感的な体は、抱きしめると柔らかく汗ばんでいた。
これ以上進むと取り返しのつかないことになるのではと、己の僅かに残された倫理観がささやいていた。
何年ぶりだろうか、こんな若い女性の体を触ったのは。
こんなにやわらかくて繊細な体だったのかと、己の年齢を自覚せざるを得なかった。
私のためらいがちな心を察知したのか、自ら私の手を乳房に導いた。
そして
「私としたいの・・・私とする・・・していいのよ・・・」
衝撃的な言葉だった。
耳元でささやく彼女の吐息が熱く、悪魔の誘惑の声に聞こえた。
予想外の言葉と行動に圧倒されながら、女体から発せられる異質の匂いに欲情した。
若い女性の裸体に触れられることに、至福の喜びを感じた。
自然の成り行きで、すべての部位に手と唇を這わせて貧欲に貪っていった。
五感が、パンクしそうになって、背骨の中心から激しい疼きが湧きあがってくるのを熱く感じた。
長椅子に仰向けになった彼女のタンクトップ、ホットパンツ、身に着けている下着をすべて剥ぎ取っていった。
彼女は高揚した顔を見せながら、一言も発することもなく私の行為に従順に従っていた。
覆いかぶさるように彼女の脚の間に腰を割り込ませた。
少し当てただけで、そこは充分すぎるほど潤っていた。
すこしづつ、なかに入っていった。
すべてを受け入れると、赤くほてった彼女の顔から、嗚咽の声が聞こえてきた。
上から組み敷かれながらも脚をからませて腰を押し付けてくる行為に、戸惑いを覚えながらも、自然と腰が動くのに逆らえなかった。
積極的な行為とは裏腹に、唇を半開きにしながら遠慮がちなあえぎ声に愛おしさがまして、唇を合わせた。
それを引き金に舌が絡み合い、彼女自らの腰のうねりに同調するように動きも加速されていった。
快感にたえられなくなた彼女は、叫び声とともに背を反らしながら腰を振るわせた。
彼女が逝き終わるまで待つことができなかった。
腰の震えに導かれる前に、かろうじて外で終わることができた。

彼女の太ももに放出された体液を見ながら、男としての機能を果たすことができた自分に嬉しさと自信を取り戻していった。

その後も月に1~2度逢瀬を重ねることになっていった。
そこには必ず赤ん坊が一緒だった。
あるときは人気のない場所で、車の中で子供を寝かせつけて行為におよんだ。
ラブホテルのベッドの中で子供を寝かせつけて行為におよぶこともあった。
二人の行為を澄んだ瞳で見つめる赤ん坊の姿に、びっくりすることもあった。

行為を重ねるうちに、若者の性に対する開放的な考えに驚きを隠せなかった。
ますます大胆に求めてくる彼女に、へきへきすることもあった。
8
投稿者:ナオヒト
2015/04/13 10:59:46    (115zd30w)
寅さんの心情が判ります。続きが有れば宜しくお願い致します。
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