ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1

シングルマザー

投稿者:タツヤ ◆kcNJx0uKOM
削除依頼
2015/10/25 02:27:34 (4LIoQtB.)
仕事から帰ってきたら、玄関のドアに貼り紙がしてあったので何だろうと思い、取り外して部屋で読んでみると、
あなた様のベランダに洗濯した子供の服が落ちてしまいました。
ご迷惑ですが後で引き取りにお伺いいたします。
205号室(名字)
と、書いてありました。
ベランダを覗くと、小さい女児用の服がハンガーに干した状態で落ちています。
この他にもフェイスタオルが、同じようにハンガーに掛かった状態で落ちていました。
それらを拾い上げ軽く払うと、貼り紙の持ち主に返しに行くことにしました。
チャイムを鳴らした後に出てきたのは、ショートヘアーの若い奥さん。
彼女に落とした洗濯物を渡してあげると、
私が取りに行かないといけないのに、わざわざ持ってきて頂いてありがとうございました。これからは気を付けますから。
と言って、謝られました。
帰り間際に、部屋からひょっこりと顔を出した女の子。
「ママぁ、このおじさん誰?」
「この人はね、ママが落としたあーちゃんの服を持ってきてくれたの」
「あーちゃんもありがとうって言って」
「おじさん、ありがとう」
「どういたしまして」
「それでは失礼します」
「ありがとうございました」
「おじさんバイバイ」

ある日、予定を早く切り上げて帰宅すると、この親子とスーパーで出合いました。
帰りが一緒になったこともあって、色々世間話をして。
あーちゃんと呼ばれた女の子が愛莉という名前で5才という事をこの時知りましたが、奥さんがチカと知ったのは、こんな誘いがあったから。

こんどの土曜日に娘の誕生日のお祝いするのですがよかったら来ていただけないでしょうか
来ていただけたら娘も喜びます

あれ以来、愛莉ちゃんに好かれてしまったみたいで、何度かアパートの前で遊んでやった事は確かです。
知り合って数ヶ月経ちますが、これまでご主人を一度も見た事がないのが不思議でした。
単身赴任か何か(例えば病気で入院中)で居ないのだろうと思い、愛莉ちゃんも寂しがるといけないという考えで、敢えて聞くことはなかったけれど。

愛莉ちゃんの誕生会は、主役の愛莉ちゃんと奥さん、そして私の3人だけで午後から始まりました。
用意したプレゼントを愛莉ちゃんにあげると、早速開いて。
あげたのはクレヨンとお絵かきノート、それと保育園児でも読めそうな童話。
「おじさんありがとう」
「こんなことしてもらうつもりなかったのに申し訳ありません、本当にありがとうございます」
「ママぁ、お外でおじさんと遊んでもいい?」
「あーちゃん」
「よし、遊ぼう」
「そんな、悪いです」
「いいから気にしないで、あーちゃんの誕生日会ですよね?」
私は奥さんが呼びに来るまで愛莉ちゃんと遊んであげました。
「ママの名前はぁ、チカって言うんだよ」
「いい名前だね」
「ママは好き?」
「大好き」

「ご飯、一緒に食べていってください」
「ママぁお腹空いたぁ」
手作りの料理がテーブルにところ狭しと並んでいました。
「ママすごい」
「あ、こちらに座って食べてください」
食後には誕生日ケーキの丸いやつにローソクが6本立ててありました。
ローソクの火を愛莉ちゃんが吹き消し、小分けしたケーキを食べていた時の事。
「ママぁ、このおじさんと結婚するの?」
「あーちゃん」
「あーちゃんにはパパがいるからおじさんとあーちゃんのママは結婚しないよ」
「違うもんあーちゃんのパパいないよ」
「愛莉、ママ怒るよ」
散々泣いた挙げ句、疲れて寝てしまった愛莉ちゃん。
奥さんが愛莉ちゃんをベッドに運び入れて、戻ってきた。
「ご免なさい、愛莉が失礼な事言って」
「いいですよ、でも大変ですね」
「失礼ですが、愛莉ちゃんのお父さんとは」
聞くことがタブーとは分かっていたけど、一番気になったところを聞いてみました。
「一昨年に離婚しました」
「実家に戻っていたけれど、風当たりが強くてここに越してきたんです」
「そうでしたか、大変でしたね」
「実は、自分もバツイチなんです」
「自分も一昨年に離婚して」
「子供は?」
「いないです」
「そろそろ、今日は楽しかったです」
「こちらこそありがとうございました」
「また愛莉と遊んでもらえますか?」
「いいですよ、自分も子供が好きですから遠慮せずいつでもどうぞ」
「ありがとうございます。また来てくださいね」
「ありがとう」
何か言いたそうな顔をしていましたが、第一印象が大事なので引き下がることにしました。

1 2 3
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
2
投稿者:はる
2015/10/25 04:05:00    (pYKlu5i4)
それからどうなりましたか?
3
投稿者:take   take_engine640
2015/10/25 04:44:50    (r7uDpsp2)
タツヤさん、ぜひ続きを(≧∇≦)
4
投稿者:真面目なエロ
2015/10/25 06:29:59    (kTAX4ynk)
続きが気になります!
チカさんの顔立ち、スタイルも教えてほしいです。
楽しみです!
5
2015/10/25 09:48:52    (XrG42ZBH)
第一印象を良くしたことで感動的な文章になりました。
次回を期待しています。
6
投稿者:タツヤ ◆kcNJx0uKOM
2015/10/25 16:23:54    (4LIoQtB.)
皆様のご要望ありがとうございます。

まずは、プロフィールですが、
チカさんは知り合った時の年齢が、ジャスト30才です。比較的若く見られるみたいで、私も最初に見た時は、26・7才くらいと思っていました。
身長は157センチと小柄で、細身です。
顔立ちを芸能人に敢えて例えたら、松○菜○子がショートヘアーにするとこんな感じかなと。
どちらかといえば、美人タイプだと思います。
体つきですが、バストがブラジャーのサイズで83‐Aですので、巨乳好きの方には物足りないでしょう。
私としては、手のひらにスッポリ収まるこのサイズが好きです。

次に私ですが、嫌々でも宜しくお願いします。
まず、当時の年齢が33才です。
前妻とは29才で結婚し、2年後の31才で離婚。
身長177センチの72キロ、体型は標準だと思います。

長々とプロフィールばかりを書いてしまって申し訳ありませんでした。
次回は真面目に前回の続きを記していきます。
宜しくお願いします。
7
投稿者:VCS
2015/10/25 17:57:37    (IJweM/vg)
続編宜しくです。
8
投稿者:雷門
2015/10/26 13:55:11    (qHQ9OVzG)
タツヤさん楽しみに待ってます。清涼感が良い感じです。
9
投稿者:タツヤ ◆kcNJx0uKOM
2015/10/27 01:19:04    (2wQA6yUz)
6才のお誕生会以来、愛莉ちゃんは益々私になついて、毎週の土曜日・日曜日には玄関のドアを叩き、チャイムを鳴らして、
「おじさん、あーそーぼ」
元気な声で私を誘ってきます。
遊ぶのはだいたい2時間、長くてもそれより30分オーバーするかしないかで、きちっとけじめはつけていました。
また、雨が降って遊べない日は、お遊びはお休みを徹底していました。
母親のチカさんと打ち解けてはいましたが、遊ぶ時は愛莉ちゃんを自室には入れないで、チカさんの目が届くように外で遊んであげていました。
お誕生会の日から2ヵ月が過ぎようとしていたある土曜日。
いつもより早い時間にチャイムが鳴るので、?と思いながら出てみると、チカさんが愛莉ちゃんと一緒に立っていました。
「こんにちは、いつもいつも愛莉がご迷惑をおかけして申し訳ありません」
チカさんが来たのは、私が愛莉ちゃんと遊んでくれている事へのお礼でした。
「それで、もしよろしかったらですが、あの~、土曜日だけでもご飯をご一緒にいかがかなと思いまして」
「え?」
「おじさん一緒に食べてぇ、あーちゃんおじさんがいいんだもん」
「愛莉もこう言っているのでお願いします」
「お邪魔じゃないですか?」
「いえ、全然。愛莉も喜びますし」
「それではお言葉に甘えてお邪魔させていただきます」
「あーちゃんよかったね、おじさん来てくれるって」
「わ~い、やったぁ~」
「おじさん、今から遊ぼ」
「いつも何時ごろ食べられます?」
「私はいつでもいいので愛莉ちゃんにあわせてあげてください」
「すみません、気を使ってもらって」
「いいえ、こちらこそありがとうございます」
「できましたら愛莉に呼びに行かせますね」
「わかりましたお願いします」

18時にチャイムとドアを叩く音がしました。
「おじさんあけて~」
手ぶらは如何なものと、遊び終わってから買い出ししたちょっとした手土産を持って、愛莉ちゃんと一緒に。
「ママぁ、おじさん連れてきたぁ」
「こんばんは、お邪魔します」
出てきたチカさんに持ってきた袋を渡しました。
中身はアルコール飲料とフルーツ、愛莉ちゃんのお菓子。
散々迷っての買い物でした。
「ありがとうございます」
「ママぁ、おじさんからなにもらったの?」
「ん~、あーちゃんのお菓子」
「わ~い」
「あーちゃん、ありがとうは?」
「おじさんありがとう」

それからチカさん手作りの夕食を、3人で楽しく戴きました。
食べ終わってからはしゃいでいた愛莉ちゃんが大人しくなり、目がトロンとして如何にも眠たそうな雰囲気。
「あーちゃん眠いね」
チカさんが膝に抱っこすると、あっという間に寝落ちしてしまいました。
「愛莉ちゃんも寝たのでお開きにしましょう」
「あ、待って」
「愛莉を寝かせてくるから待ってて」
チカさんは慌てたように愛莉ちゃんをベッドに寝かせに行きました。
私は期待と不安の入り交じった複雑な気持ちで、チカさんが出てくるのを待っていました。
10
投稿者:はる
2015/10/27 01:27:27    (Cxq.FD1d)
その後がとても気になります
11
投稿者:sin   shinjia
2015/10/27 07:30:31    (NgUAHyTW)
その後が凄く気になります。
1 2 3
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。