もちろん支払わされた。

一軒目の旦那には、ボコられる覚悟で行ったが、それはなく数時間話しあってから、その場で女とのいままでやってきた絡みをしてみせろと言われ何度か断ったが、結局やってみせた。
緊張で立ちが悪く女も濡れていなかった。
根掘り葉掘り過去にやってきた内容を聞かれ、答えながら二人で全裸になった上で絡んでみせた。
後日、要求された額の金を持って指定された日時に自宅にいった。
玄関に出てきたのはみたことがないガタイのいい男二人。導かれて中に入ると、女は全裸で正座して旦那の横下にいた。目には隈がはっきりと出ていて、顔や身体中に殴られたアザが多数あり犬のように首輪とリードがされていた。
旦那はリードを持ち、ソファーに大股を開いて腰掛け俺を睨んで待ち構えていた。
ア然として女を眺め立ち尽くしていると、旦那は自分の女房に仕置きをしている最中だといった。

二軒目は旦那の両親が同居している所だった。自宅に呼び出され、客間(和室)に通されてテーブルの正面には旦那の両親、左側に女、右側に旦那が座り、数時間話しあい。
俺の目の前で離婚届けにサインをして立ち合い人として原因を作った張本人として俺にサインを求められた。
どちらも裁判にはならなかったが、それ相応の対価で示談にしてもらった。
額は言わないが、俺にとっては簡単に出せる金額ではなく、どちらの時も借金をしまくりなんとかかき集めてなんとか凌いだ。

その後、この女たちとは会っていない。