2011/09/26 01:25:27
(v14vcM8c)
で、僕も誘わなくなって一年半くらいのブランクがあって、こちらはもう完全に切れた積もりでいたけれど、初めて、秀子から会えないかと電話があって、ビックリ。銀座で喫茶店に入った。
そこで言うには、税金か何かで、すごくヒドイ債務があって、いま、或る額を調達できなければ、夫婦は大変なことになる(家を手放すとかかな?)とのことだった。ついては、自分の絵を買ってくれないかということで、サービスサイズの写真に、沢山の絵を撮ってあって、どれでも良いとのこと。価格は20万から40万。どれも区別がつかないような抽象画だった。
で、僕のことだから、「ま、それはそれとして、今日はまず、シッポリいきましょうよ。そのあと話を聞きます」と誘うんだけれど、彼女が言うには、「あと、次々に会う約束がある。でも、貴男が一枚買ってくれるなら、キャンセルするから今日一日付き合える」。
最後は完全に、彼女の身体を20万円で買うか買わないかになってしまったんです。僕が買うといえばオメコできて、買うといわなければ、今日は早々に立ち去るというのですから。彼女は、これまで、そういう生き方だったんでしょうね、「(僕に言っている条件は)99春だ」とも気付いていないようでした。お友達という人たちから困った人だと眉をしかめられていると思います。
で、ま、「お助けしたいけれど、そんなに自由になるお金はないので」と断りました。僕の、この平凡な人生で、珍しいことを体験したなぁ、と思いました。
勿論、その場では買うといって、ホテルへ行ってしまい、次の日に、「家内に絵を買うと言ったら、不審がられて、貴女のことが半ばバレて、大変なことになってしまい、20万出すどころではなくなった」と電話で断れば、彼女を抱けましたが、そういうムゴイことをするのが気の毒なくらい、彼女が哀れに思えたので、「お金、工面出来ると良いですね。頑張って」と励まして別れました。