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(無題)

投稿者:美奈子
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2013/10/08 23:29:15 (1CNIwXtB)
サブタイトル【独占したいから】

30代はじめ頃、結婚3年目の親友と食事をした。「3年目となると、主人の名前呼ばなくなるのよ。つい、ねえ~、だけで済ましてしまうのよ」と彼女。
マンネリ化?めんどくさい? 「無意識だけど、だめね・・・」
そのことを、先日思い出した。相手の名前を呼ぶことで、彼女は自分自身の気持ちを維持させる。甘えたい時には、意識的にそれでもいいけど、名前で、ねえ~以外で呼ぶように心がけている。
いいことだと思う。私も、いつも彼をちゃんと名前で呼ぶように意識しよう。甘えたい時は、演じるけど・・・(笑)

私のデスクの卓上カレンダーには、いつしか隔週木曜日の枠に、黄色の蛍光マーカーで○印がしてある。彼が日帰り出張でこちら方面に来る日・・・
2週間に一度の月2回、、彼が有給休暇を取れば3度・・・これからは会えるんだと・・・カレンダーを見詰めている私。

明後日には、彼と会える。気持ちの高揚と、楽しみとドキドキ感は増して行く。
でも・・・今週は、体調が。天気予報のように、体調も予想できる。何十年もお付き合いしている体だから。自分にがっかりしている。そのことを、水曜日の夜、彼にメールした。「ピークに的中しそう・・・ごめんね」
「いつもの香りだけは忘れないで来て・・・」と彼。ありがとう・・・

木曜日、午後3時、会社を出た。一旦、部屋に戻り、シャワーを浴びた。お化粧を整え、ルージュを引いた。息子の夕食を作り置きし、メモを書いて、部屋を出た。
しばらく、駅前のデパートを散策。彼からメールが来た。「少し早くていいかな?」「いいに決まっているじゃない」とすぐに返信する。
足早に待ち合わせのパチンコ店駐車場に向かう。なぜだか、急いでいる足取り。だって・・・健がすぐそこにいるから。
彼の車を見つけ、彼の助手席に滑り込む。彼の顔を見て笑顔になる。やっぱり、まだ緊張している私・・・硬い表情かな・・・
「久しぶり・・・」「あ、いつもの香りだ・・・」彼は、喜んでくれた。私の髪を撫で、頬に指先を這わす彼。ゾクッとお尻まで電気が走る。彼のスーツ姿。素敵・・・いつもの彼の臭いと指先のタバコの臭いが混じっている。
ほっとして、安心する。
「時間あるね、今日は行かないから・・」「ごめんね・・・」「そんな日もあるからさ・・・」「健はどうなの?」「言わせるのか」と、私の頭を軽く叩く。私は、いいのにな・・・なんて思ってしまう。
その夜のメールで彼が言った言葉・・・「犯しているようで、いやなんだ・・・」そうか・・・そう思っていたんだ。

川を越え、あの初めて彼とキスした時と同じような夕陽を右手に見ながら、郊外へ向かった。
「お腹空いてる?」と彼。私は首を振る。彼と出会えているこの高揚した気持ちで胸がいっぱいになっていたから・・・
ドライブスルーで、コーヒーを買った。夕陽の見える高台の公園駐車場の奥に止めた。
後ろの席に移り、お話をした。「あ、今日もしてなかったね・・・」「あ、そうだよね・・」二人ですでに通じ合う会話。飲みかけのカップを前のホルダーに置いてくれた。私は、周辺にある車の気配を見ていた。
見詰め合った。彼は、いつものように、私の瞳の奥を観察していた。彼の手が、私の肩に回りこみ、右手で私の髪を撫でてくれた。彼の胸の中に、自然と上体を預けていた。頬を撫でる指先。丸い顎を少し持ち上げられ、見詰め合う。
彼の顔が近づき、息を感じる。私は、静かに、目を閉じた。「この口紅・・・全部取っていい?・・・」「うん・・・いいよ」唇が重なった。
彼の腕の中、抱きしめられ、幸せを感じた。彼の唇は、私の唇を愛撫した。舌がその間から・・・私は、舌を絡めていた。長い・・長い・・・熱いキス。
本当に、彼は、私のルージュす奪ってしまった・・・
彼の右手が・・・ブラウスのボタンに・・・一瞬・・・硬くなった。指先で器用に、ひとつ・・・ふたつ・・・え?? みっつ・・・彼の手は、ブラウスの肩先に回る。はだけた間から、白い肩と薄いクリーム色のブラが現れる。指先で、その肩紐を丸い肩から腕まで外されていく・・・
ああ・・・吐息が出てしまう・・・ブラに滑り込む指先。「下も、お揃い?・・・」「うん・・・」彼にしがみつく・・・薄いピンクの乳房が現れる。
彼の口に含まれていく乳房・・・優しく、吸い上げてくれた・・・声が出た。抑えようといている私。「我慢しなくていいよ・・・大丈夫だよ・・・自然な奈津子を見たい・・・」彼は、繰り返し、優しくゆっくりと乳首を吸い上げてくれた・・・

「今日は、ここまでだね・・・次回は、覚悟しておいて・・・」そう言いながら、ブラの肩紐を戻し、ボタンをはめてくれた彼。うれしい・・・

彼の腕の中、すっかり赤くなった西の空を静かに見ていた。彼の手を、指先でなぞってみた。「女とは違うから・・・」私は、首を振った。甘えているのよ・・・

「健・・・」「ん?」「健は、どうなの?」「どうなのって?」「大丈夫なの?我慢できるの?・・・」彼は、短く笑った。
「やってあげる・・・」せめてもの愛情を、彼に見せたかった。できることは、してあげたかった。私だけ気持ちいいままなんて、私自身が許せないから。
「いいの?」「うん」彼は、スーツのズボンから、彼のものを出した。すでに、硬直した立派(汗)なものだった。よくもこの状態で収まっていたな、なんて思った。
健は、我慢してくれていたんだ・・・うれしかった。
私は、彼のものを愛おしく、口に含んでいった・・・
私の髪を、撫でてくれる彼。精一杯の愛を込めて、私の術で愛撫した。彼の吐息が、聞こえた。もっと、もっと、感じてほしい・・・

「出していいよ・・・」彼は、私の喉奥に向けて放った。息が一瞬、止まった。だけど・・・最後の一滴まで、受け止めてあげたかった。
顔を上げる私に、彼はティッシュを渡そうとした。私は、首を振った。そして、目を閉じ、彼のものを・・・ゴクリ・・・喉から胃に流し込んだ。

彼は黙って、私を抱きしめてくれた。うれしかった・・・
高校2年生の頃、親友から聞かされた話。本当に好きになった人のものなら、飲めるよ・・・私はそうした、と。

私にとって、彼女の言うその人が現れたんだと・・・お付き合いしてきた男性や主人にしたこともないのに・・・彼には、できた・・・

「ありがとう・・・」彼は、強く抱きしめてくれた。

「そうだ・・・」彼は不意に言った。「美奈子・・・」「なあに?」「印・・・つけていい?」「印?」「キスマーク」「見えないところなら、いいよ・・・」
彼は、ブラウスのボタンをまた三つ、外した。そして、乳房の上を強く吸い込んだ。くっきりと赤い輪郭ができた・・・白い肌の私の胸に、楕円形のくすんだ赤い印ができた。

ボタンを戻し、また抱きしめてくれた。「今度まで、残っているかな?・・・」「たぶん・・・消えるかな・・・」「シャワーを浴びる時、俺を思い出してね・・・」「うん・・・」
彼から、大切なものをもらった。とてもとても・・・初めてのキスマーク。大切にするといっても、消え行くものだけど、彼を感じていたいから・・・二人しか知らない秘密ができたことが、うれしかった。
「浮気防止だよ・・・」笑いながら彼。「しません・・・絶対に」
指を絡めた。もう一度、キス。明かりをつけ、リュージュを引く。

帰り道は、淋しくなった。指を絡めたまま、彼は運転してくれた。ありがとう・・・
「美奈子・・・今日は、タ? それとも、ナ?」「言わない・・・」意地悪した。

会う度に、好きになっていく。彼もそう言ってくれる。恋から愛へ変わっていく時期だった。

 
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3
投稿者:(無名)
2013/10/09 16:31:30    (ebr7pFlO)
もうすぐソチオリンピックですから・・・
2
投稿者:(無名)
2013/10/09 00:47:55    (i52rZJYk)
リュージュ ひいたんんだ
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