1
2003/02/09 03:42:32
(fYgCLGCw)
妻には過去があった。
それは、私との不倫の末、一緒になった事。
妻は離婚暦もあり、複数の男との関係があった。
でも、私は妻が初めての女性だった。
先日、妻(49歳)が私に言ってきた。
「これから、昔の男に会いに行く…」と。
私はたじろいだ。
(まさか、その男と…。)
でも、妻の開けっぴろげな性格だった。
一々、これからどこへ行くか…きちんと言って行く。
もしかして、わざとそんなふうに言って、やきもちでもやかせたいのか?
いずれにしても、不安だった。
私は、とりあえず訊いてみた。
「その男と、どういう用件で?」
すると、妻は…。
「何でも、急用だっていうから…。」
私は、そのまま妻が出かけるのを見送った。
やがて、夜遅く、妻が戻ってきた。
特に妙な様子もなかったが、「疲れたから、もう寝る…。」と言って…。
その後、部屋に行き、眠る妻を見た。
やはり、とても疲れた様子だった。
そして、その数分後、電話があった。
相手は少年だった。
妻を出してくれ…と言った。
しかし、なぜ、こんな時刻に…。
一応、妻にコードレスの受話器を渡した。
疲れていると言ってた妻が、さっきとは全く違った表情で電話に出ていた。
どうやら、さっきまで会っていたのがその少年らしい…。
(昔の男に会うって言ってたのに…)
私は、妻が電話を切ると同時に恐る恐る尋ねた。
「誰?」
妻は、ふうっと息をついて答えた。
「これ? あたしの息子…。」
「息子?」
驚いた…。
なんと、オレよりも年上の息子がいたのだ…。
「でも、息子より…アンタの方が年下だもんね…。」
そう言って、再び床に入る妻。
ああ、何て忙しないオレ達だろう…。
オレ達は、ペタジーニ夫妻もビックリの20歳と49歳の夫婦なのだ。
そうそう、勿論、妻は浮気なんてしていなかった…。
やれやれ。