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2002/01/12 07:52:27
(CgNANKr1)
実は、オレは同社でリストラの対象になった。
元同僚だったＴ部長は、オレを部屋に呼び、それを告げた。
「お前には悪いが…。」
まあ、仕方ない事だと思った。
女房にその事を話して、別会社への就職活動を決意した。
しかし、女房は会社へ行って話してみると言い出した。
そう、オレ達は社内恋愛の末、結婚した。
女房は、会社では「掃き溜めの鶴」的存在だった。
しかし、それも…15年も前の事。
「行って話したところでどうなる？ それに、オレだって惨めだ…。」
オレは女房の驚きを鎮めようとした。
しかし、女房は気がおさまらない様子だった。
そして、数日後、女房から話しがあった。
「アナタ、会社、大丈夫みたいよ…。」
「何？」
オレは、何故、女房がそんな事を言うのか…不思議だった。
そして、もしや…と考えた。
「お前、もしかしたら…Ｔ部長と…。」
「Ｔ部長？」
会話は、焦点が定まらない状態だった。
「つまり…寝たのか？」
「寝た？ 誰と？」
「お前、会社に行って…。オレのリストラの件を…。」
「そうよ。でも…寝たって？ 私が？」
「それくらいしか…考えられないだろう？」
「バカ！」
そして、妻が告白した。
実は、常務のＫという男に会いに行ったそうだ。
この男、まだ女房が会社に勤務していた頃、会社の金を横領したらしい。
その件は、女房しか知らぬ事だった…。
そう、常務のＫに、その件のもみ消しとオレのリストラ取り止めを交換条件に…。
手段は卑劣だが、オレは女房に感謝した。
ここに投稿している男どもよ！
テメエ達もテメエ達の女房どもも、お粗末この上ないなあ。
オレの女房みたいな、アッパレな女居ねえだろう？
