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2003/06/14 08:57:57
(a/3xeEdq)
「ぱっと見サイコーの奥さん持って来てって!」会社の上司が喚き倒した。
奴がわめいたときはノルマ達成しなければ誰かがクビになってしまうのだ。
みんなが一斉に俺を見た。俺の女房は十人並みだが、ぱっと見は綺麗に
見えてしまうのだ、なんぎなことに。俺はイヤだったがみんなの視線を
浴びてるうちになぜかギンギンに立ってきて「俺が持って来ます!」と
口走ってしまった。大失敗だ。女房は体の隅から隅まで舐めつくされるだろう。
奴に舐め尽くされて、溶けずに残った女はいまだかつて存在しない。
めちゃめちゃ憂鬱になりながら女房に電話した。「ちょっと会社きぃ」
何も知らずにめかしたてて女房がやってきた。来なくてもいいのに。
俺のいるオフィステントゥテンは隣の駅ビルに移されてまだ間が無いが
そんなことは女房の知ったことではなかった。「あれぇ?前はここやったのに
主人の部屋なくなってるやん」そうだ!忘れていたが前のオフィスの後は
たちの悪いサラ金がはいっていたのであった!あやうし、女房!
そんなことは知るはずも無い女房はズカズカと極悪サラ金の中に入って
いき、「あのう、うちの主人しりませんか?」と聞いたもんだ。
すると、奥からいかにもって顔したやつらが3人出てきた。
「ようよう、奥さん、ここは尋ね人相談所やないんやで。ヒトにモノ
聞く前に金借りていかんかい!それが筋っちゅうもんやろが、ボゲェ!」
「えー、でも前はここやったんですもん。ここしか知らんからここで
聞いたんやないですか」すでに半泣きである。「なんやとぉ?おぅ、
オバハンよう見たらぱっと見ええ女やんけ!よっしゃわかった、
ここでちょっと遊んでいけや。ほんならお前の旦那のこと教えたらん
でもないがな」「えっ?遊んでいくだけで教えてくれるんですか?ほんなら
ちょっとだけ」・・・絶体絶命である。
ガチャン、シャー。表のドアの鍵を掛けられ、カーテンを引かれてしまった。
奥の方からさらにガラの悪そうなのがゾロゾロゾロゾロ出てきて女房を
取り囲んだ。今自分がどういう状況にあるのかいっさい飲み込めていない
女房はみんなが何をして遊んでくれるのかとワクワクしてるような始末。
10人ほどの男に囲まれてまんざらでもない様子だ。そのうちのひとりの
手がスーっと伸びてきた。「じゃーんけーんほい!」いきなりだったので
女房は出しそびれてしまった。「へっへっへー、あきまへんなぁ。出さへん
かったから奥さんの負けでっせ」みんなに押さえつけられ靴を片方脱がされた。
女房の顔がようやく不安げなニュアンスを帯びてきた。「いんじゃんほい!」
別の男が叫んだ。今度は反応できた女房が勝った。男はしぶしぶ服を
脱ぎ始めた。おいおい、どこまで脱ぐんだ。全裸になってしまった。
その背中には見事な観音様と獅子舞のもんもんが緻密に掘り込まれてあった。
女房にはそいつの醜悪などす黒い股間のものは小さすぎて目に入らないのか
まったく気にならないらしく、体一面を覆い尽くした極彩色の彫り物
ばかりに目をとられていた。「うわぁ、すごいきれい。洗うのもったいない
ですね」シールを貼り付けてあると思ったらしい。