2015/02/06 14:38:29
(NQrxJRa0)
あまりされたくないことした、だから俺は謝った。
「ごめんな」
すると妻は驚いたように言った。
「いや、ほんと怒ってないよ?なんで謝ることある?」
「あまりそうされたくないのかな、そう思ったから」
妻は自分が使った表現の仕方に気づいてない様子だった。
「そんなことない、そんなことないよ?ご自由にお好きなとこにお出しになって?アナタが気持ちよく終われる、それは私にも嬉しいことなんだから」
そして着替えて、またバーラウンジに飲みに出た。
そして乱れていない、綺麗なベッドで寝た。
翌朝、荷物を宅配便にて送るのをフロントにお願いし、チェックアウト。
午前中、ちょっと柴又や浅草を見て、ランチを取り、新幹線にて帰路についた。
翌日まで休みの妻、あと四日も休める俺。
帰った翌日、まず妻親戚等にお土産配り。
そして妻が水商売に入ったきっかけになった、元ママさん宅へ。
リビングに招かれ、お茶を出され、元ママさんの開口一番。
「すっきりしたいい顔してるね~、あんた達」
ほとんどシモネタ話しばかり突っ込んでくる元ママさん。
「二泊で何回してきたの?え?たった二回?もっと頑張りなさいよ~」
ほんと70過ぎた人なのかと思うくらいのパワー。
妻は負けじと、初日は寝てるとこを襲われた、でも翌日は仕返ししたと応戦。
俺は女同士の話しに蚊帳の外。
辺りも薄暗くなってきた夕刻、俺達は帰ろうと席を立つ。
玄関まで送りにきた元ママさん。
「アナタ達の話し聞いてて、私もしたくなったわ。昨日したばかりだけど、今夜また彼氏襲うわ」
高々と笑った。
「相談事、いや何もなくてもいいから、たまには遊びにいらっしゃい。ただ旦那さん、アナタ一人で来ちゃダメよ?私に襲われるからね」
あははとまた笑った。
翌日パートに行った妻。
フロントにお願いした洗濯物とか入った宅配便荷物を明け、俺が洗濯した。
掃除もした。
風呂も沸かした。
妻の帰宅を待った。
「ただいま~」
「お帰り」
いつもはだいたい、逆のパターン。
「家に待ってる人いるの、いいね」
妻が言った。
「いつもは逆だから、今回くらいはと思って、ずっとうちにいた」
妻はにっこり笑った。