2009/12/02 13:10:38
(ddij9V8J)
突然に妻を襲ったのは、私の中で妄想が膨れ上がり、自分勝手な嫉妬心からだった。
1ヶ月ぐらい前だったか!ある日、書店で何気に並べてある本のページを捲っていった。
正直、あまり活字を読む事はなかった私が、その本に引き込まれてしまった。
内容は年齢差がある夫婦の話で、時代は昭和の初期、政略結婚がまかり通っていた頃の話であった。
年齢的な事で性交渉が難しく成って来た、夫が夫より二十歳以上も違う妻の欲求を満たす為に、若い男性を妻に差し向ける事だった。
活字には激しい性描写は少なかったが、次第に移りゆく妻の感情‥夫の感情‥妻の相手となる若者の感情が表現力豊かに書き込まれ、いつの間にか小説に当時する人物を、我が妻や私自身に置き換え読み耽ってしまった。
今まで、妻を他人に‥なんては想像もしなかった私は激しい興奮と、妻が他人に抱かれる場面を想像して激しい嫉妬を覚えていた。
私の頭の中で小説と、妄想が入り雑じり次第に、それを現実に実現してみたいと思うように成ってしまった。
私の頭の中で若者で最初に思いついたのは、来年に受験を向かえる長男の家庭教師だった。
現役の大学生が長男の勉強を週に一回だが見てくれている、何故に彼の事が最初に思い付いたのかは私にも良く説明は出来ないが、おおよそ彼は女性にもてるタイプではなかった、しかし家に訪ねて来た時も、長男や私達に接する態度は実に真面目で実直そうに見えた。
等々を全裸のままの妻を抱き寄せて話をした妻も、それが私の単なる妄想だと思い。
「そうなの!そんな事を考えて居たから、あんなに激しかったんだぁ‥でも、もし!それが現実だったら‥アナタは、その後どうするつもりだったの?」
私の胸に指先を、ゆっくりと這わせながら言う。
「もし!私が若い男性に抱かれ今みたいに悶えて居たら、アナタは怒るでしょう?」
「なんだ!お前も、そうしてみたいのか?」
「例えば‥ょ」
「う~ん!どうだろうか‥」
「見てられるの‥?」
「お前は、どうだ?俺の見てる前で出来るのかな」
「う~ん!それも難しいけど‥女は受け身の立場だから‥」
「お前、彼の事を、どう思う‥?」
「彼って!先生の事」
「そう‥」
「悪い人じゃないと思うけど!まさか、アナタ‥今話してるのは例えばの話でしょう」
「半分は‥でも半分は」
「アナタ‥!!」