2020/08/12 19:14:34
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その後間男は、田舎の営業所に飛ばされた挙句、俺と間元嫁に支払った慰謝料で借金を作るはめに。
更に、元嫁の妊娠が発覚、十中八九間男の子供だと元嫁は間男を追いかけて田舎へ。
協力しながら、すったもんだを乗り切った俺と間元嫁は、ささやかな打ち上げ会と称して、二人で祝杯を挙げた。
お互いの健闘をたたえつつ、労をねぎらった。
話していると、間元嫁はとても気立ての良い人で、こんな良い人を哀しい目に合わせた間男が憎く思えた。
憎く思えたのと同時に、俺が守ってあげたいという思いが芽生えていた。
ささやかな打ち上げを終えて、
「色々あったけど、お互い、前を向いて頑張って行こう。」
「はい。今回はご協力、ありがとうございました・・・」
「じゃあ、お元気で・・・もし、困ったことがあったら、いつでも連絡してほしい。俺達、戦友だから・・・」
「もう、これで・・・お別れなんですね・・・」
「・・・もし、よろしかったら、裏切られた者同士で・・・」
この夜、俺と間元嫁は初めて結ばれた。
間元嫁は、お色気美人の元嫁と全く違うタイプで、おっとりした可愛いお嬢さんタイプで、とても恥ずかしがり屋だった。
とても従順だから、羞恥快楽を教え込むのはとても容易かった。
脚を思い切り開いて、身を捩ってヒイヒイ派手に喘ぐ元嫁太は対照的に、快楽に抗い、必死で快感と戦うしおらしいタイプだった。
半年もすると、恥ずかしがりやの羞恥マゾに仕上がった。
両足首を持って左右に拡げ、クパァと拡がる亀裂から覗く桜色の柔肉を、嫁に自分の指で更に広げさせて、
「私のオマンコ、気持ちいいから使ってください・・・」
と言うようになり、更には、
「あなたの専属オマンコにさせてください・・・」
と暗に逆プロポーズをしてきて、離婚から1年後、俺30歳、間元嫁25歳で再婚した。
再婚とは言えまだ25歳、マゾの好奇心を植え付けられた新婦は、物憂げな少女のようにイタイケな表情をした。
拘束して従順なオマンコを蹂躙すれば、性奴嫁へと堕ちていった。
ノーマルな営みだけでなく、緊縛拘束、クリキャップ、乳首クリップなどの肉体改造、生理や妊娠時はイラマチオとアナルセックスなど、夫からされる痴虐猥戯を享受して満喫するようになっていった。
今年、再婚から12年が過ぎ、小学生の子供が2人いるアラフォー夫婦となった。
先週、滅多に行かない駅前の商店街のアーケードの店先で、懐かしい元義父母と再会した。
セーラー服姿の女子中学生と一緒で、
「ああ、これはこれは、いつぞやは色々とご面倒を・・・」
と頭を下げられた。
何と答えていいかわからずたじろいでいると、
「この子は孫でね・・・まあ、色々あって私らが育てているんですよ・・・」
元義母とお孫さんだけで店に入っていったのを見て、元義父が私に話し始めた。
「孫は、アンタに似てるじゃろ?まあ、そういううことだったんだが、それが分かったときは孫が3歳になっとった。修羅場を演じて刃傷沙汰、先に襲われたのは娘だったから正当防衛だったが、その後、倒れた旦那をめった刺しにしちまってね・・・当分、塀の中さ・・・」
耳に鼓動が響いた。
「あいつ、俺の子を産んだんですか?」
「そうだとしても、今更認知しろとは言い出せないじゃろ?私らが育てるしかないんじゃよ。私らにとっちゃあ、たった一人の孫だから・・・」
元嫁は、間男を殺めていた。
あいつ・・・俺との子だといつ気付いたんだろう・・・その時どう思ったんだろう・・・
俺は、間男を破滅させてやりたいとは思ったし、元嫁も憎かったが、ここまで破滅するとは思わなかった。
元義父と別れてアーケードを出て、空を見上げた。
「あなた、お帰りなさい。」
新婚の頃の楽しかった思い出が、そして元嫁の色っぽい美形の微笑みが、少しずつ夜空の向こうに離れていって、消えた。
それと引き換えに、鉄格子の向こう側で背中を丸めて膝を抱えた元嫁の後ろ姿が、幻のように頭を巡った。
それは、元嫁がアパートを出て行くときの背中と同じだった。
「そう言えば、あの姿が、あいつを見た最後の姿だったなあ・・・さようなら・・・くらい言ってやればよかったなあ・・・」
そう言えば、お別れさえしないで冷たく見送ったことを思い出し、そうしたら、涙が頬を伝った・・・