2020/06/09 06:47:23
(K2NZc.rn)
8月も終わりに差し掛かっていました。出張と言うえば少しカッコいい
言い方になりますが、外営業の経験も有り商品の輸送をすることになりました。
盆休みを交代で取っていたため人員不足になったことも理由でいたが、予定の
2日前になり急遽人の確保が出来たと商品課連絡がはいりました。
何年振りかのプチ出張が中止になってしまいました。嫁には出張の予定を
話していました。本来なら普通に出張が無くなったと一言報告すればいいのですが
言えないまま、いや言わないままの方が正しい表現かもしれませんが、当日を
むかえました。1泊の着替えを持ち家を出ました。出張が無くなった私は通常の
仕事を終え、この後の時間をどう過ごそうかと考えました。市内にある安い素泊まり
ホテルを探しました。見つけたホテルに一旦チェックインしました。
部屋に入り一息入れながら思った事は、結婚して以来家を空けた事が無かった事でした。
ホテルの部屋で久しぶりに一人の空間になった環境が新鮮に感じてもいました。
程よい時間になり嫁に嫁にラインをしました。お疲れ。今ホテルに着いたから。
当然嘘の報告でした。信じている嫁からは、お疲れ様。ゆっくりしてね。でした。
安いホテルとはいえ、自腹で支払いです。晩飯はコンビニで購入しました。
買い物を済ませ部屋に戻り缶ビールを飲もうとした時に手が止まりました。
飲んだら車に乗れない。そう思ったと同時に添えつけられていた小さな冷蔵庫にビールを
しまい車に乗り込んでいました。まだ時間は早いと思い家から少し離れたパチンコ店の
駐車場で時間をつぶしました。日も暮れ外が暗くなってきたのは19時も廻った頃からでした。
私は嫁に電話をかけました。即行で電話に出てくれました。
話は次第にエロ話に持って行くことができました。面と向かって話すよりも、これもまた
違った環境下で話すと新鮮さとワクワク感が一層興奮を掻き立ててくれました。
気分はテレホンエッチとでも言うのでしょうか、相手は嫁でしたがそんな気分になっていました。
そして話題は嫁の求める願望について私から質問をする事ができる状況にもなりました。
いつもは二人で夜の散歩に出ていただろ、どうする?今夜は一人で行ってみるか?
一人で行くの?また以前のようなことがあったらどうするの?でした。
最終的には嫁の判断に任せるとして、私はとにかく嫁を一人で散歩に行かせるべく
嫁の背中を押すつもりで後押しをしました。けど、あの日は偶然だよ。それもだけど、
もしあの日、俺が居なかったらどうしてた?俺がどこからか見ていると思ってブレーキを
かけたとかじゃない?今すぐに答えを口に出して言わなくてもいいから。その代りだけど
その答えは、今夜の行動で示してくれるといいから。散歩に行ってみる気持ちになったなら
それが答えだと受け取るから。その時は、また電話でもいいから教えてくれ。
そう言って、嫁との会話を終わらせました。おかげさまで週末でもあったので最高の
タイミングでもありました。