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発表会

投稿者:りな ◆3ehi3c.Dfg
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2019/07/14 16:50:02 (EZH0OL3i)
その日は、私のパートナーが参加するサークルのコンテスト。

日頃、女性の悦ばせ方を手ほどきして来たM男さんが、メンバーの見ている前で、初対面の相手とセックスをする。

「頑張ってね」

優しく声をかけて、首輪からリード(手綱)を外し送り出す。

相手は30代から50代の女性で、SやMに関係なく、経験豊富な人達ばかり。

そんな中で、彼が選んだのは、見た目で親子に見えるような相手。

彼はロープで女の手首を縛ると、天井から吊るされた鎖に繋いで、クレーンを巻き上げた。

垂直に吊り上げられた女は、かろうじて突いた爪先で床に足を着けていた。

手首に食い込むロープが痛いのか、女は苦悶の表情で彼を睨み付けていた。

彼が顔を近づけると、女は拒むように顔を振った。

「ガシャン、ガシャン」

暴れる度に金属音が、会場内に響いた。

抵抗している女にキスをすると、最初は固く閉じた唇を徐々に開き始めた。

「クチャ、クチャ」
と音を鳴らして濃厚なキスに、女は魅了されたように応え始めた。

彼は、女の肘が曲がる高さまで下げると、更に激しく唇を重ね、同時に両腕の内側を上下に撫で始めた。

興奮した女が、喘ごうとするたび口を塞がれ、女は窒息するように苦しがっていた。

失神寸前になって、彼が唇を話すと、女は口からヨダレを垂らし、
「ゲホ、ゲホ、」
と噎せながら、息を荒くした。

彼は項垂れた彼女の背後に回り、足ゆびや足裏を指先で撫で始めた。

「あん、いやぁ」

くすぐったいのか、女は激しく抵抗した。

それでも責めは、拷問するように続いた。

カカトから膝の裏側まで、丁寧に舐めながら、両手でスネや膝を撫でて行き、太ももに達しようとした時、
「ぷぅ、」
と間の抜けた音が響いた。

会場内に一瞬の沈黙があった後、メンバーの嘲笑と、女を蔑む言葉が小声で広まった。

「いやぁ、もうヤメて、縄を外して」

涙声で泣き叫ぶ女を、容赦なく責め続ける彼は、前に回り膝から尻を撫でながら、女の股間に顔を埋めた。

彼は、女の下着の上から唇を付けて、熱い吐息を勢いよく吹き掛けた。

「いやぁん、いやぁん、」

身をよじり、猫のような声で女は喘ぎ、最後は立ったまま失禁した。

彼の衣装は、女のオシッコに汚され、会場内にアンモニア臭が漂った。

私が汚れた衣装を回収していると、女の関係者と思われる男性が、女のロープを解き、服を脱がせると、丁寧に身体をタオルで拭き始めた。

「どうでした?」
彼は、子供みたいな笑顔で私を見ていた。

「前戯は良かったわね」
と誉めると、嬉しそうな顔で喜んだ。

しばらく休憩に入り、体力の回復した彼は、裸でもうろうとしている彼女のもとへ向かった。

その後ろ姿は、いつもより頼もしく見えた。
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投稿者:りな ◆3ehi3c.Dfg
2019/07/27 17:44:42    (RVqKDv9W)
その後、発表会が終ると、オークションが始まった。

うちの子(M男くん)の評価を楽しみにしていた私にとって、発表会の中断は残念だった。

発表会に参加した人達が、パートナーと舞台でスポットライトを浴びる。

技を自慢するS男女、美貌や従順さを自慢するM男女が登場するたび、拍手で向かえられ、入札に参加する人達が、次々と仮想通貨で落札を競う。

舞台上では、興奮したSの怒号とMの悲鳴が飛び交う中、最後のアピールが展開される。

(本当なら私達も、あの舞台で、)
と思う口惜しさに、私は落ち込んでいた。

盛上がる会場で、私達の順番になって舞台に上がったが、私は考えていたプレイも出来ないまま、二人で並んで立ったまま。

M男くんの入札も振るわない中で、参加していない私を指名する冷やかしの声まで出て、屈辱に怒り奮えた。

すると、先程の女性がM男くんを入札限度額で落札した。

場内は、どよめき、喝采の拍手に沸いた。

競売のスリルは無かったけど、称賛する会場の声に、彼を調教してきた私の名誉欲が満たされた。

落札した彼女と同伴していた男性が舞台に上がり、オークション用の仮想通貨の札束のトレーを受け取った。

場内は、喝采の嵐で、私が皆の前でトレーを頭上に掲げると、歓声がわいた。

私は嬉しくて、涙が溢れた。

今にして思えば恥ずかしいが、傍らにいたM男くんに涙を拭われて、幸せの頂点に達した。

その後、舞台を降りた私達は、落札者と別室に移動して、契約書を作成した。

打ち合わせを終えた後、仮想通貨を換金した私達は、ホテルでセックスした。

いつもより興奮していた私は、激しく乱れた。
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投稿者:りな ◆3ehi3c.Dfg
2019/07/16 00:38:46    (AZsuzbAq)
予定では彼女のターン。

どんな風に私のパートナーを責めるのか、期待でワクワクしていた。

ところが、開始時間になっても、彼女はバスローブ姿で怯えていた。

(まさかノンケの人?)

不安が過り、彼女の関係者のところへ出向き、
「ギブアップしますか?」
と訊ねてみた。

同伴してきた男性は困ったような表情で私に、
「どうしましょうか?」
と逆に聞き返して来た。

「近づかないで!」
突然、大きな声で私のパートナーに怒鳴り付ける彼女に、周囲も沈黙した。

彼も困惑していた。

私が教えた通り、ちゃんとイかせて、今度は自分がイかせて貰えると期待していたのに、拒絶されてしまった。

司会者と幹部が話し合う間、私が彼女と話をする事にした。

「大丈夫ですか?」

恐る恐る近づくと、彼女は両手で顔を覆い、泣きじゃくり始めた。

次の組も控えていると言うので、私は彼にバスローブを羽織らせ、他の人のプレイを見学させて、私は彼女を抱えて別室に移った。

あまりに興奮していたので、私は彼女と二人きりにされた。

錯乱している中年女性と、何を話せば良いかも分からず、気まずかった。

すると彼女の方から、
「あの人は貴女の、」
と聞いてきた。

「ええ、パートナーのM男くんです」
と答えた。
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